SHARE 西野達のトークショー「マーライオンをホテルにした男。 ―西野達さん、これってアートなの?」が青山ブックセンターで開催
西野達のトークショー「マーライオンをホテルにした男。 ―西野達さん、これってアートなの?」が青山ブックセンターで開催されます
アーティストの西野達のトークショー「マーライオンをホテルにした男。 ―西野達さん、これってアートなの?」が青山ブックセンターで開催されます。開催日は、2014年3月29日。
西野達さんは、 世界中の有名な彫像や建造物、時計台、時には公衆トイレを囲み、そのモニュメントや設備がもともとそこにあったかのような、実際にくつろげるリビングルームにしたり、実際に宿泊することができるホテルにしたりしてしまう大がかりなインスタレーション作品を制作しています。
代表作に シンガポールのマーライオンをホテルにした《The Merlion Hotel》(写真上)や ニューヨークのコロンブス像をリビングルームにした《Discovering Columbus》(写真下) などがあります。
西野さんのように大型の作品制作やプロジェクトを実現させるためには、まず何よりも西野さんの作品への理解、さらには現代美術そのものへの理解を得ることが必要かつ重要になってきます。 日本では、さまざまな規制の多さに加え、西野さんの作品、そして現代美術への理解が十分に浸透をしていないことが壁となり、海外に比べて大がかりな作品制作の場が少ないのが現状です。
そんな中、集英社が運営をするアート情報サイト「HAPPY PLUS ART」において、西野さんの活動をサポートし、作品制作を応援するためのクラウドファンディングプロジェクト「《西野達プロジェクト》日本全国津々浦々に西野達をプレゼンするためのツールを制作し、作品制作につなげる」が立ち上げられました。これは、プロジェクトに賛同した人からネット上で資金を集め、さまざまな形で西野さんの作品の周知と理解を深める環境を整えることで、日本での作品制作を1つでも多く実現させる試みです。
今回は、代表作である《The Merlion Hotel》や《Discovering Columbus》をはじめ、これまで実現してきた作品を実際に振り返りながら、西野さんはこれまで作品の理解を得るためにどのようなアクションを起こし、どのような壁を乗り越えてきたのか、西野さんの作品にはどのような想いが込められているのかなど、その裏側をお話いただき、西野作品の理解を深めるとともに、現代アートの魅力を考えていきます。