SHARE トラフによる「イソップ グランフロント大阪店」の写真
トラフのサイトに「イソップ グランフロント大阪店」の写真が掲載されています
トラフのサイトに「イソップ グランフロント大阪店」の写真が掲載されています。
オーストラリアのスキンケアブランド、イソップのグランフロント大阪店の内装計画。共用通路に面して間口いっぱいのガラスファサードを持ち、3.9mの高い天井に、7m四方の正方形平面というシンプルな空間が計画地となった。
壁と天井のソフトピンクカラーと杉の生木のコンビネーションが、石とガラスで覆われた共用通路の冷たさに対し、店内に温かい印象を与えている。様々な長さに切断された杉の角材は、コンサルテーションのカウンター、POSカウンター、バックヤードと店内を仕切る棚を形成する。このラフな表情の杉が、均質な印象を持つ空間に対してコントラストを与えている。高さが異なる角材の天板にはシンクがしつらえられ、店内に心地よいリズムをつくりだす。また、柱や什器をつなぐように店内を囲む黒皮スチールのフレームが、イソップのプロダクトをに浮遊感を与えて際立たせると同時に、ソリッドな木の什器に対して繊細な印象を与える。POSカウンターの上のアンティークのペンダントランプや、店の隅に配置されたラウンジチェアは、顧客への親密さと温かな心遣いを表している。
ショーケースのように商品を際立たせながらも、イソップのブランドイメージを感じさせる、居心地の良いラウンジのような店舗を目指した。