SHARE 二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・中央区のアートギャラリー「PARCEL」
二俣公一 / ケース・リアルが設計した、東京・中央区のアートギャラリー「PARCEL(パーセル)」です。別の特集記事で紹介した「DDD HOTEL」内の施設。
その一部に大きな半地下空間を持つアートギャラリー「PARCEL(パーセル)」は、もともとホテルの立体駐車場だった場所をコンバージョンしたもの。既存の駐車場設備を撤去して二層分の大空間を確保し、そこへ新たに床と同仕上げで階段を作りつけた。また、天井はホテル機能のために必要となる設備配管を徹底して整理しながら露出させ、空間の高さをさらに最大化させている。ギャラリーファサードは敢えて既存のターンテーブルをそのまま利用。以前の面影を残しつつ、室内側にもアール壁としてその円形状を表して、ギャラリーエントランスの印象を特徴づけた。新規で設けた両開戸は大物の展示物にも対応できるよう、搬入時に大きく解放できるようにしている。
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■建築概要
PARCEL(パーセル)(2019年/東京)
クライアント:丸太屋株式会社
計画種別:インテリア改修
用途:ギャラリー(複合ホテル内)
計画期間:2017年10月~2019年5月
計画面積:88.23m2
計画地:東京都中央区日本橋馬喰町2-2-1
設計:ケース・リアル 二俣公一 下平康一 有川靖(パートナー)
施工:田辺建設
照明計画:BRANCH lighting design 中村達基
撮影:志摩大輔