architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 動画
  • 展覧会
  • コンペ
  • 書籍
  • 建築求人
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2025.8.18Mon
2025.8.17Sun
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用
photo©Iwan Baan

SHARE KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用

architecture|culture|feature
Ang StudioKUMA & ELSAイワン・バーンエルサ・エスコベドパヴィリオン井上健一構造設計事務所大阪・関西万博建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・家具)建材(内装・床)建材(内装・水廻り)建材(内装・照明)建材(外構・床)建材(外装・その他)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)東建設浦田庭園設計事務所裕健環境設計都設備設計事務所隈翔平
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用外観、南西側より見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用水庭側より屋上階段を見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用屋上階段から水庭を見下ろす。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用オールジェンダートイレ photo©KUMA & ELSA

隈翔平+エルサ・エスコベド / KUMA & ELSAが設計した、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」です。
トイレを“水のパビリオン”として捉え計画されました。建築家は、“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案しました。また、雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用しています。施設の場所はこちら(万博公式PDF)。

万博のトイレを設計すること。自然資源の消費に直結する「水を流す」というトイレの仕組み。身体の分類と必ずしも一致しない、心の性別。そのことがようやく、ゆっくりと考慮され始めている今。私たちに肉薄する資源とジェンダーの事柄が、人間の生理現象を中心に交錯している。

建築家によるテキストより

トイレを「水のパビリオン」として考えた。
空から雨水が落ちて、蒸発し、雲となり、また雨として戻ってくる。あるいは、溜まった雨水が人に使われ、排水管へと吸い込まれていく。水が循環するそのプロセスの中に、水と人の多様な出会いをつくる。トイレという、水が不可欠な建物の中で、すべての生命の根源である水にまつわる現象を可視化し、その循環の場面に人々が触れる。
パビリオンは、水で育った木材、水の流れで丸みを帯びた川砂利、水色の自然塗料など、水にまつわる素材で組み立てられている。

建築家によるテキストより

会期6ヶ月という、短い命の建築。材料に会期後のセカンドライフを与える。再利用をたやすくするために、内外仕上げの木材は穴を開けず、木のブロックで押さえて固定した。基礎に使われた覆工板と山留材はレンタルで、会期終了後に返却される。

「ひとつの水の中に生きる魚たち」のように、私たちも同じ水を分かち合って生きている—— 内部の大半を、異性の家族の介助や多様な性のあり方の受け皿となる、オールジェンダートイレとした。入口から出口まで、ひと目で全体を見渡せる死角のないオープンな空間で、皆が等しくトイレを利用できる。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用外観、北西側より見る。 photo©Iwan Baan
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用外観、西側より見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用外観、南西側より見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用外観、南側より見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用外観、南側より見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用外観、南西側より見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用外観、南側より多機能トイレの出入口を見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用外観、南側より多機能トイレの出入口を見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用外観、庇の詳細 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用外観、南側よりオールジェンダートイレへの入口を見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用入口側からオールジェンダートイレを見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用オールジェンダートイレ photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用オールジェンダートイレから出口側を見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用オールジェンダートイレ、手洗と個室 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用オールジェンダートイレ、手洗と個室 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用オールジェンダートイレ、個室 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用オールジェンダートイレ、個室と手洗 photo©Iwan Baan
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用オールジェンダートイレ、壁の詳細 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用オールジェンダートイレ photo©Iwan Baan
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用オールジェンダートイレ、男性用便器 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用壁と天井の詳細 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用男性用便器側から出口側を見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用左:出口、右:水庭 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用水庭側より屋上階段を見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用屋上階段 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用屋上 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用水庭 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用屋上階段から水庭を見下ろす。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用外観、南西側より屋上階段を見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用外観、西側より見る。夕景 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用オールジェンダートイレ。夕景 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用オールジェンダートイレ・夕景 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用水庭側から出口を見る。 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用屋上階段を水庭を見下ろす。夕景 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用屋上階段を水庭を見下ろす。夕景 photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用平面図 image©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用屋根伏図 image©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用断面図 image©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用施工写真(建築家による解説:基礎に使われた覆工板と山留材はレンタルで、会期終了後に返却される) photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用施工写真(建築家による解説:内外仕上壁のモックアップ。再利用をたやすくするために、木材に穴を開けずに固定する) photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用施工写真(建築家による解説:木材に穴を開けずに固定するための木のブロック) photo©KUMA & ELSA
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用イラストレーション(建築家による解説: 1日に5回、もしくは屋根の温度が30度を超えると、蛇口から水が流れ出す) image©Elsa Escobedo
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用イラストレーション(建築家による解説:雨樋を満たした水は、川石の上にあふれ出る) image©Elsa Escobedo
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用イラストレーション(建築家による解説:水は屋根上や階段下を流れる) image©Elsa Escobedo
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用イラストレーション(建築家による解説:川石が水を吸収し、蒸発することで休憩スペースを冷やす。そして、雲になり、雨として、また戻ってくる) image©Elsa Escobedo
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用イラストレーション(建築家による解説:水は水庭へと流れ、貯えられる) image©Elsa Escobedo
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用イラストレーション(建築家による解説: 水庭の水は、一定の水位を超えると、機械室の貯留池に流れ込み、その後タンクへと移動する) image©Elsa Escobedo
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用イラストレーション(建築家による解説:ろ過された水は、配管へと汲み上げられる) image©Elsa Escobedo
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用イラストレーション(建築家による解説: 再生水としてトイレに供給される) image©Elsa Escobedo
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用サイン(建築家による解説:アンヘリカ・バルコによるサインテープのシリーズ。) image©Ang Studio
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用サイン(建築家による解説:アンヘリカ・バルコによるサインテープのシリーズ。) image©Ang Studio
KUMA & ELSAによる、大阪・関西万博の「One Water(トイレ6)」。トイレを“水のパビリオン”として捉え計画。“水にまつわる現象の可視化”を目指し、木材・川砂利・自然塗料などの“水にまつわる素材”で組立てる建築を考案。雨水を水庭に収集して排水や屋根の散水にも再利用サイン(建築家による解説:アンヘリカ・バルコによるサインテープのシリーズ。) image©Ang Studio

以下、建築家によるテキストです。


One water(ひとつの水)

万博のトイレを設計すること。自然資源の消費に直結する「水を流す」というトイレの仕組み。身体の分類と必ずしも一致しない、心の性別。そのことがようやく、ゆっくりと考慮され始めている今。私たちに肉薄する資源とジェンダーの事柄が、人間の生理現象を中心に交錯している。

トイレを「水のパビリオン」として考えた。
空から雨水が落ちて、蒸発し、雲となり、また雨として戻ってくる。あるいは、溜まった雨水が人に使われ、排水管へと吸い込まれていく。水が循環するそのプロセスの中に、水と人の多様な出会いをつくる。トイレという、水が不可欠な建物の中で、すべての生命の根源である水にまつわる現象を可視化し、その循環の場面に人々が触れる。
パビリオンは、水で育った木材、水の流れで丸みを帯びた川砂利、水色の自然塗料など、水にまつわる素材で組み立てられている。

会期6ヶ月という、短い命の建築。材料に会期後のセカンドライフを与える。再利用をたやすくするために、内外仕上げの木材は穴を開けず、木のブロックで押さえて固定した。基礎に使われた覆工板と山留材はレンタルで、会期終了後に返却される。

「ひとつの水の中に生きる魚たち」のように、私たちも同じ水を分かち合って生きている—— 内部の大半を、異性の家族の介助や多様な性のあり方の受け皿となる、オールジェンダートイレとした。入口から出口まで、ひと目で全体を見渡せる死角のないオープンな空間で、皆が等しくトイレを利用できる。

建物の三角形の断面形状は、暖かい空気が上昇し、南西からの海風が新しい空気を運ぶという自然の仕組みによる換気(重力換気)を促す。室内はいつも新鮮な空気に保たれ、心地よいスギの木の香りが残る。屋根をつたって流れる水の方向は、そのまま一方通行の内部動線を示している。

出口へと続く道は、雨水が貯まる水庭へとつながる。ここで集められた雨水は、機械室の貯留池に取り込まれ、トイレの排水や屋根の散水に再利用される。屋根に敷かれた砂利は水を吸収し、その蒸発時に建物の熱を逃がしてくれる。蒸発した水は空へのぼり、やがて雲になり、また雨として帰ってくる。

丘のような屋根を登ると、万博会場の中心にある「静けさの森」を見渡せる。
視線は自然と水の流れる方向を向き、その先には水によって生かされている森の風景が広がる。

■建築概要

建物名称:One Water
所在地:大阪・関西万博会場内
主要用途:トイレ
設計:KUMA & ELSA 担当/隈翔平、エルサ・エスコベド
構造設計:井上健一構造設計事務所
設備設計:都設備設計事務所、裕健環境設計
温熱環境設計:Societe Cooperative 2401(スイス)
グラフィックデザイン:Ang Studio(スペイン)
リユースアドバイザー:リビルディングセンタージャパン 担当/東野唯史
施工:東建設
造園:浦田庭園設計事務所
構造:木造
階数:地上1階 
敷地面積:492.78㎡
建築面積:292.30㎡
延床面積:288.98㎡
写真:Iwan Baan、KUMA & ELSA

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

川砂利敷き
足場板 保護塗料

外装・壁外壁

足場板 保護塗料 押縁固定

外装・建具開口部

木製ルーバー

外装・その他庇

再生ポリエステルテント
スチールプレートSOP

内装・床主要箇所 床

リサイクルチップ入り特注ゴムタイル

内装・壁主要箇所 壁

足場板 保護塗料 押縁固定
シナ合板 保護塗料
磁器質タイル

内装・天井主要箇所 天井

足場板 保護塗料 押縁固定
Pb塗装

内装・家具ベビーチェア

(コンビウィズ)

内装・水廻り便器

(TOTO)

内装・水廻り水栓

(TOTO)
(SANEI)

内装・照明主要箇所 照明

(青山電陶)
(大光電機)

外構・床外構

川砂利敷き
インターロッキング

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


Our design of the Expo toilets reflects the deep connection between toilet systems and the consumption of natural resources—especially through the simple act of flushing. It also considers the gender, which does not always align with the classification of the body—something society is only now beginning, slowly and finally, to recognize. The matters of resource use and gender identity, that our generation is facing, intersect in the shared space of human physiology.

The toilet is envisioned as a water pavilion. Rain falls from the sky, evaporates, becomes clouds, and rains again. This rainwater is also collected, used by people, and drawn into the drains. Within this ongoing cycle, moments of encounter between people and water emerge. This pavilion invites visitors to see and feel the invisible phenomena of water—the root of all life—in a space where water is essential: the toilet.

The structure is made from materials shaped by water—wood nurtured by rivers, gravel softened by flowing streams, and light blue natural paint.

The building lives for just six months, the span of the Expo. But its life does not end there. Designed for reuse, the materials will carry on: wooden boards for interior and exterior finishes are fixed without nails or drilling, using timber blocks; foundational steel piles and panels are leased and will be returned after the event.

We are, metaphorically, all fish in one water, thus, most of the toilets are all-gender, free from barriers of age or identity. The interior space is open, with no blind spots. From entrance to exit, the entire space can be embraced at a single glance.

The building’s triangular cross-sectional shape promotes natural ventilation (stack ventilation), where warm indoor air rises and fresh air is brought in by the southwesterly sea breeze. As a result, the interior is constantly filled with fresh air, leaving only the pleasant scent of cedar wood behind. The flow of water over the roof mirrors the flow of people inside of the pavilion.

At the journey’s end, the path leads to a water garden, where rainwater is collected and stored. This water is reused—to flush toilets and sprinkle the rooftop. Gravel on the roof absorbs the water and cools the roof through evaporation. The vapor rises, forms clouds, and returns again as rain.

A short climb along the roof offers a view of the central forest of the Expo. The eye naturally follows the direction of flowing water—and beyond, the forest unfolds, sustained by that water cycle.

あわせて読みたい

サムネイル:フォルム・木村浩一建築研究所による
フォルム・木村浩一建築研究所による”響き合う家”
  • SHARE
Ang StudioKUMA & ELSAイワン・バーンエルサ・エスコベドパヴィリオン井上健一構造設計事務所大阪・関西万博建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・家具)建材(内装・床)建材(内装・水廻り)建材(内装・照明)建材(外構・床)建材(外装・その他)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)東建設浦田庭園設計事務所裕健環境設計都設備設計事務所隈翔平
2025.08.18 Mon 06:14
0
permalink

#エルサ・エスコベドの関連記事

  • 2025.7.24Thu
    TOTOギャラリー・間での建築展「新しい建築の当事者たち」。大阪・関西万博の休憩所他設計プロポで選ばれた20組のグループ展。複雑な状況下での実現までの過程を、模型や資料を通じて紹介。様々な対話から生まれた“思考の結節点となるキーワード”も提示
  • 2024.10.25Fri
    篠原一男の展覧会が、TOTOギャラリー・間で2025年4月-6月に開催。2025年7月-10月には「(仮)1980年以降生まれの建築家展」が行われる
  • 2024.6.12Wed
    大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介
  • 2024.5.31Fri
    大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプトが公開
  • 2019.9.05Thu
    隈翔平+エルサ・エスコベド / KUMA & ELSAによる、フランス・サボアのパヴィリオン「Hut of Silver」
  • view all
view all

#隈翔平の関連記事

  • 2025.7.24Thu
    TOTOギャラリー・間での建築展「新しい建築の当事者たち」。大阪・関西万博の休憩所他設計プロポで選ばれた20組のグループ展。複雑な状況下での実現までの過程を、模型や資料を通じて紹介。様々な対話から生まれた“思考の結節点となるキーワード”も提示
  • 2024.10.25Fri
    篠原一男の展覧会が、TOTOギャラリー・間で2025年4月-6月に開催。2025年7月-10月には「(仮)1980年以降生まれの建築家展」が行われる
  • 2024.6.12Wed
    大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介
  • 2024.5.31Fri
    大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプトが公開
  • 2022.8.08Mon
    若手建築家を対象とした、大阪・関西万博の休憩所等設計コンペの結果が発表
  • 2019.9.05Thu
    隈翔平+エルサ・エスコベド / KUMA & ELSAによる、フランス・サボアのパヴィリオン「Hut of Silver」
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    61,226
    • Follow
    84,022
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    最も注目を集めたトピックス[期間:2025/8/11-8/17]

    SHARE 最も注目を集めたトピックス[期間:2025/8/11-8/17]

    architecture|feature
    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス[期間:2025/8/11-8/17]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2025/8/11-8/17)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1. 塩崎太伸による論考「y/g──近接した可能世界群としての建築、あるいはフィクショナリティと世界の複数性について」。湯浅良介が設計してGottinghamが撮影した住宅“LIGHTS”を訪問して執筆
    2. 永山祐子のデザイン監修による集合住宅が、東京・下北沢に建設へ。街並みとの調和を意図し、ヴォリュームを縦に二分割。低層部は“浮遊感”のあるガラスボックスとして商業スペースを配置。24時間楽器演奏が可能な防音賃貸マンションとして計画
    3. ネリ&フーによる、香港の店舗「Piaget Flagship Boutique」。時計と宝飾品のブランドの旗艦店。施主の技術の表現に加えて“場所自体への応答”も意図し、貿易や工業などの“地域の歴史や特質”を参照する設計を志向。濃い青の特注タイルをブロンズで縁取った外観の建築を考案
    4. 隈研吾建築都市設計事務所によるインスタレーション「Domino 3.0」。ヴェネチアビエンナーレ国際建築展の出展作。全体テーマの“AI”に対し、人が自然の中で暮らす為の“最強の助手”としてAIを扱う作品を志向。倒木を素材に3DスキャンとAIを活用して構造的整合性をとり実現
    5. 黒川智之建築設計事務所による、東京・新宿区の「KEITOKU BLDG」。都心の大通りに建つテナントオフィスビル。街と密接に繋がる存在を目指し、奥行2mでガラス張りの“ファサード空間”を各階に配置する構成を考案。建築全体が“立面を通じて都市と関係を持つ構え”をつくり出す
    6. 小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、宮城・仙台市の宿泊施設「界 秋保」。既存建物を改修して新たな温泉宿にする計画。周辺に存在する“美しい水脈と風景”に呼応するように、色彩や光に加えて“当地の民芸品”も取り込む空間を志向。一部の客室では地域の伝説も色として取り入れる
    7. 小滝健司+高藤万葉 / TOAStによる、東京・港区の「窓辺の小さな美容室」。面積は小さいが大きな窓面のある区間。水平に連続する額縁に“フレームレスの鏡”を配置し、“虚像と実像”が境界なく切替わる“風景”を創出。入隅を曲面とした設計は必要座席数の確保や動線の効率化にも寄与
    8. 湯浅良介による、埼玉・狭山市の住宅「LIGHTS」。ウルフの描く“灯台”をモチーフとして構想。“誰かの帰りの足並みを軽くする”住まいを求め、灯台の様に“光を指し示す”在り方を志向。形態・配置・開口部の検討に加えてカーテンの柄までも考慮して作り上げる
    9. 阿曽芙実建築設計事務所による、兵庫・淡路市の「dots n / 地域交流施設」。同設計者が手掛けた農園付き住居群に続いて計画。“ここにしかない風景”というテーマを引継ぎ、住居の“寄棟+換気塔”のモチーフも踏襲した建築を考案。地域の人だけでなく来訪者も交流できる場所としても機能
    10. トラフ建築設計事務所の会場構成による「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」。自然災害への向合い方を多角的に紹介する展示。“継続的な備え”への意識を育む為、巨大なモノリスで“問い”を示しつつ空間をテーマごとに分割する計画を考案。一つの正解の提示ではなく“問いかける”場を作る
    11. 篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図
    12. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(前編)。前編では、休憩所・ギャラリー・展示施設・ポップアップステージの10施設を紹介
    13. 大松俊紀アトリエによる「GHOST」。同建築家が継続的に探究するアルミ製椅子の一環。一般的な椅子の“対極”の存在として、貫材を省いて座面が“一枚板”のみのデザインを考案。先端技術での背板の窪みは“亡霊”の様に曖昧な輪郭を描く
    14. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、スペイン・マラガの高層集合住宅。湾岸エリアを再生させる開発の一環として計画。都市の住宅需要の高まりに応える建築として、地上21階のタワーを考案。153戸の住戸ユニットに加えて80戸の公的支援付き住戸も内包
    15. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
    16. リナ・ゴットメによる、大阪・関西万博の「バーレーンパビリオン」。“海をつなぐ”をテーマに計画。同国と海の繋がりを伝える施設として、“伝統的な船の製造技術”の参照に加えて“日本の木組の技術”も融合させる建築を考案。持続可能性を考慮して殆どの材料を再利用可能とする
    17. フォスター+パートナーズによる、大阪・関西万博の「サウジアラビアパビリオン」。国の魅力を伝える場として、町や都市を探訪する体験を想起させる存在を志向。迷路の様な曲がりくねる路地を探索する空間構成を考案。ローカルアーキテクトとして梓設計も参画
    18. 庄司光宏と牧野恭久による、中国の店舗「Shanghai Kitcho」。老舗の寿司店の計画。両者の文化を“高次元で融合するデザイン”を求め、中国の“装飾性”と日本の“優雅さ”を併せ持つ“扇形の彫刻的な天井”を備えた空間を考案。陰影で場に象徴的なリズムと緊張感も与える
    19. 【ap job更新】 “みどりと建築の共生”を設計し、成長できる労働環境作りにも取り組む「古谷デザイン建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒)、秘書兼広報、アルバイトを募集中
    20. 小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、福岡市の店舗「DANTON FUKUOKA」。三方開放の区画での計画。来館者の視線が奥のテナントに抜けていく状況に対し、唯一の壁面側に“緩やかに膨らむ円弧形状の壁”を新設する構成を考案。視線の“引っかかり”で商品に次々に出会う体験を創出する

    • 過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ
    • SHARE
    最も注目を集めたトピックス
    2025.08.18 Mon 06:10
    0
    permalink
    2025.8.16Sat
    • 髙濱史子小松智彦建築設計が、JINS初のモンゴルの店舗をデザイン。“そこはかとなく日本を感じる空間”を求め、居心地の良いスケール感と素材を大切にする設計を志向。同事務所は過去にJINSの本社ビルの設計も手掛ける

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    61,226
    • Follow
    84,022
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 動画
    • 展覧会
    • コンペ
    • 書籍
    • 建築求人
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white