SHARE 沖津雄司による、ミラノサローネ2017の若手デザイナーの登竜門サローネサテリテに出展された作品「lightflakes」
写真提供:沖津雄司
沖津雄司による、ミラノサローネ2017の若手デザイナーの登竜門サローネサテリテに出展された作品「lightflakes」です。
本来、自然の光に形はありません。
lightflakesはフレネルレンズにスリットを加工した光のパーツです。
lightflakesを精緻に組上げると、自然光は幾重にも透過、反射され、風景と共に複製されることで具象していきます。
組み上げられたオブジェが室内で自然光を受けたとき、再構築された光が空間を演出するのです。
lightflakesは電力の光で溢れている我々の日常生活に、自然光と戯れる機会をもたらしてくれます。
空間、用途に合わせて誰でも自由な造形を作り出せるこのプロダクトは、例えば室内に自然光を演出するパーテションも作ることが出来ます。
移り行く外の光とリンクしながら、室内の様相を静かに変化させ、外部の環境を柔らかく取り込んでいくのです。
lightflakesは完成したオブジェのデザインだけでなく、人と自然光の振る舞いの光景もデザインしているのです。
その振る舞いを通して、日常で見過ごしがちな自然光の美しさに改めて気付かせてくれる光のプロダクトです。
※以下の写真はクリックで拡大します
■作品概要
展示会場:Milano SaloneSatellite 2017
会期:2017年4月4日~9日
素材:フレネルレンズ(PET板) t0.3mm φ40mm