長谷川豪が自身の作品集『Go Hasegawa Works』について解説している動画です。
本書は、すがすがしい新鮮さをもった建築を誠実につくり続けている若手建築家・長谷川豪氏の初の作品集です。デビュー作の「森のなかの住宅」(2006 年)から2011 年竣工の最新作「駒沢の住宅」と「経堂の住宅」、さらには進行中の2 プロジェクトまで、全11 作品を紹介します。
話題作の「森のピロティ」( 2010 年)では、北軽井沢の森の中に高さ6.5 メートルの巨大なピロティをつくることで、木々に囲まれながらのんびりとくつろげる半屋外空間を生み出しています。自然環境と生活環境との間の新しい関係性の創出という、建築の王道ともいえるテーマに真正面から取り組みながら、きわめてさわやかに、さらりと具現化する軽やかさが、長谷川建築の魅力です。
また、さり気ないこだわりが随所に詰まったブックデザインは、氏が作品集に込めたこだわりを、デザイナーの色部義昭氏がシンプルに具現化したものです。見開きでA3サイズを超える大型本ならではのゆったりとしたレイアウトで、長谷川建築の魅力を余すところなく紹介します。
なお、巻頭には、本書のために寄せていただいた谷川俊太郎氏の詩「家」を掲載。作品集に無限の広がりが添えられています。