首都大学東京でDGT Architectsの田根剛の講演会が開催[2009/6/9]
特集”フォルム・木村浩一建築研究所”

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photo©Takumi Ota

滋賀をベースに建築を作り続けているフォルム・木村浩一建築研究所の特集記事です。木村の建築に関する論考と過去に紹介した作品へのリンクによってご紹介します。


特集”フォルム・木村浩一建築研究所”によせて

木村浩一によって設計された建築について考えている時、ふと建築評論家のエルウィン・ビライ氏と、毎日のように対話していた時の事が思い出された。

議論は多岐にわたるものであった。その一部を具体的に書き出してみよう。
実際の生活と建築の関係はどうあるべきか。建築家が作らなければいけないのは、その空間の雰囲気ではないないだろうか。その雰囲気とは、プロポーション・素材・光によって作り出されるのではないだろうか。。。。この議論は、シグアード・レヴェレンツ、ペーター・メルクリ、ヘルツォーク&ド・ムーロン、時に京都の寺院など、様々な建築を参照しながら行われた。

答えのない、また終わりのない、さまざまな議論の中で、今でも記憶している印象的な見解がある。それは、「豊かな生活と建築的な新しさ・興味深さは両立することができる。」というものであった。

木村の建築は、この言葉に一致する。

トラフの新作”中丸の住宅”の写真

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