許光範+田中亮平 / G architects studioによる、東京の、集合住宅の一住戸の改修プロジェクト「府中の114」


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許光範+田中亮平 / G architects studioによる、東京の、集合住宅の一住戸の改修プロジェクト「府中の114」です。

1970年代後半に分譲さられた片廊下型集合住宅の一住戸の改修プロジェクト。
元の住戸の間取りは、この時期に建設された集合住宅に多く見られる典型的な形式で、やや手狭な3LDKだった。

分譲された当時の標準的な生活を前提として、ディベロッパーの視点で経済性と機能性を秤にかけ最適化された既存住戸の間取りは、家具配置まで自動的に決まるほどの明快さを備えていたが、同時に、過度に最適化(もちろんディベロッパー的視点で)された居室の面積配分が、居住者の生活を建設当時の標準へと誘導し、暮らし方の幅を制限しているように思え、些か息苦しさを覚えた。

そこで、この改修計画では、居室の面積配分に着目し、半ば無根拠に配分した面積を、生活像とは無関係なルールで配列する方法をとる事で、住まいの解放を目指した。

神戸市主催の既存の半地下広場「三宮プラッツ」の改修プロポで、畑友洋が委託事業候補者に

神戸市主催の既存の半地下広場「三宮プラッツ」の改修プロポで、畑友洋が委託事業候補者に選定されていて、その提案書がPDFで公開されています

神戸市主催の既存の半地下広場「三宮プラッツ」の改修プロポで、畑友洋が委託事業候補者に選定されています。こちらのページでは改修のコンセプトや審査講評も掲載されています。
二次審査に残っていたのは、藤村龍至率いるアール・エフ・エー、SUPPOSE DESIGN OFFICE、坂東幸輔、タトアーキテクツなど9組でした。
こちらのブログに既存建物の様子の写真が掲載されており比較するとコンペ案への理解が深まると思われます。

◆提案内容◆
■活動を映し出すシンボルとなる屋根の提案
・三宮プラッツでの活動そのものがシンボルとなるよう、活動を映し出す下面を鏡面仕上げした屋根の設置
・屋根にゲートとしてのサイン機能を持たせ、街と港を結ぶことで都心の回遊性をサポート
・屋根は多面体形状とし、音を多様に拡散させる音響反射板として機能
・夜間イベント時には、照明により広場と階段を有効に照らすことで、万華鏡のように輝く夜間の新しい景観を創出
■その他の提案
・階段の一部をベンチとして配置しデッキ仕上げ
・エレベータ塔と給気塔の上部の緑化 など

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