照内創 / SO&CO.が設計した、千葉・船橋の集合住宅「路地広場を挟んだ2棟のアパートメント」です。
本物件は船橋駅から徒歩5分ほどにある、京成線高架近くの2項道路に面した敷地にある。船橋市は東京オリンピック頃から住宅団地の開発が始まり、現在も人口増加を続けながら巨大ベットタウンとなっている。駅前の再開発や南北を縦断する道路整備が行われているが、敷地周辺は古くからの住宅地が広がり、居住者の高齢化や建てづまりによる木造密集地が問題となっている。
前面道路は車の通行を制限している行き止まりの私道だが、突き当りの集合住宅の敷地内を通過しながら、道路に面した住人と近隣住人達の通り抜けの道となっていた。
昔の日本の遊び場は計画的に用意された場ではなく路地空間であった。
2棟の建物配置を「 型と 」型とすることによって、空地同士が2項道路も巻き込みながら、路地のような広場を創りだすことを目指した。