ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎の連載エッセイの最新回「大雪から学んだこと」

ピーター・ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎の連載エッセイの最新回「大雪から学んだこと」が、ギャラリー ときの忘れもの のサイトで公開されています。

RCRアーキテクツが、自身のギャラリー間での建築展「夢のジオグラフィー」を解説している動画(日本語字幕付)

RCRアーキテクツが、自身のギャラリー間での建築展「夢のジオグラフィー」を解説している動画です。日本語字幕付。

以下は展覧会公式の概要。会期は2019年3月24日まで。

ラファエル・アランダ、カルマ・ピジェム、ラモン・ヴィラルタによって1988年に設立されたRCRアーキテクツ(以下、RCR)は、常に3人で対話を重ね、カタルーニャの土地に根差しながら詩情豊かな建築を生み出してきました。こうした彼らの活動が評価され、2017年にはプリツカー建築賞初の3人による同時受賞という快挙を成し遂げました。

本展ではRCRのこれまでの歩みに加え、「夢」をテーマに彼ら自身がカタルーニャ地方ガロッチャで進めている「ラ・ヴィラ」プロジェクトを紹介します。RCRは、広大な敷地に研究施設や工房、宿泊施設、パビリオンなどを配した「ラ・ヴィラ」において、人びとが集い、ともに学び、自然を空間として体感してもらうことで、知覚することそのものを学ぶ研究の場を実現しようとしています。
そのなかのひとつである「紙のパビリオン」は、RCRが長年にわたり影響を受けてきた日本文化との架け橋となるプロジェクトで、奈良県吉野町の人びとと協力し、吉野の木材を用いながら、RCR独自の世界観を表現しています。

「紙のパビリオン」の構造体の一部分や、吉野をめぐる旅を追ったドキュメンタリー映像、RCRの手によるドローイングなど多彩な展示を通じ、RCRアーキテクツが長い時間をかけて実現しようとしている「夢のジオグラフィー」の一端をぜひ体感してください。

埼玉県立近代美術館で始まった建築展「インポッシブル・アーキテクチャー」の会場写真

埼玉県立近代美術館で始まった建築展「インポッシブル・アーキテクチャー」の会場写真が7枚、美術手帖のサイトに掲載されています。会期は2019年3月24日まで。
以下は、展覧会公式の概要です。

 建築の歴史を振り返ると、完成に至らなかった素晴らしい構想や、あえて提案に留めた刺激的なアイディアが数多く存在しています。未来に向けて夢想した建築、技術的には可能であったにもかかわらず社会的な条件や制度によって実施できなかった建築、実現よりも既存の制度に対して批評精神を打ち出す点に主眼を置いた提案など、いわゆるアンビルト/未完の建築には、作者の夢や思考がより直接的に表現されているはずです。
 この展覧会は、20世紀以降の国外、国内のアンビルトの建築に焦点をあて、それらを仮に「インポッシブル・アーキテクチャー」と称しています。ここでの「インポッシブル」という言葉は、単に建築構想がラディカルで無理難題であるがゆえの「不可能」を意味しません。言うまでもなく、不可能に眼を向ければ、同時に可能性の境界を問うことにも繋がります。建築の不可能性に焦点をあてることによって、逆説的にも建築における極限の可能性や豊穣な潜在力が浮かび上がってくる-それこそが、この展覧会のねらいです。   
 約40人の建築家・美術家による「インポッシブル・アーキテクチャー」を、図面、模型、関連資料などを通して読み解きながら、未だ見ぬ新たな建築の姿を展望します。

主な出品予定作家(アルファベット順)
会田誠、安藤忠雄、アーキグラム、荒川修作+マドリン・ギンズ、ヤーコフ・チェルニホフ、ヨナ・フリードマン、藤本壮介、マーク・フォスター・ゲージ、ピエール・ジャン・ジルー、ザハ・ハディド・アーキテクツ+設計JV(日建設計、梓設計、日本設計、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン設計共同体)、ジョン・ヘイダック、ハンス・ホライン、石上純也、磯崎新、川喜田煉七郎、菊竹清訓、レム・コールハース、黒川紀章、ダニエル・リベスキンド、前川國男、カジミール・マレーヴィチ、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ、長倉威彦、コンスタン・ニーヴェンホイス、山口文象(岡村蚊象)、岡本太郎、セドリック・プライス、エットレ・ソットサス、スーパースタジオ、瀧澤眞弓、ウラジーミル・タトリン、ブルーノ・タウト、ジュゼッペ・テラーニ、山口晃、村田豊

武保学 / きりん による、三重・伊賀市の住宅「two house」
武保学 / きりん による、三重・伊賀市の住宅「two house」 photo©山内紀人
武保学 / きりん による、三重・伊賀市の住宅「two house」 photo©山内紀人

武保学 / きりん が設計した、三重・伊賀市の住宅「two house」です。

三重県伊賀市の里山が広がる地域に、妻のおばあさんが独りで暮らしていた. 少しずつ世話が必要になりつつあったおばあさんの生活を見守り、かつ僕ら家族の生活を成り立たせる方法を考えた. その結果、おばあさんの家の向かいに小さな家を建て、その間を行き来する「1.5世帯の暮らし」にたどり着いた. 決め手は、この地で何十年も営まれたおばあさんの生活を極力変えないということだった.

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