今津康夫 / ninkipen!が設計した、福岡・博多の、布を用い建築家と協働するfabricscapeの為のショーウィンドウ「fabricscape showwindow in fukuoka」です。fabricscapeは大阪を拠点としており、今作品は完全に無人のショーウィンドウで数か月ごとに内容が更新されるとの事。場所はこちら。
布を用いて多くの建築家・デザイナーと協働するfabricscapeの博多ショーウィンドウである。
ショーウィンドウは部屋ではなく窓であり無人であるが、季節ごとにディスプレイは変化し続ける。その変化し続けることを可能とする治具をデザインした。
天井にはワイヤーメッシュによる75×75のグリッド、壁には有孔ケイ酸カルシウム板による25×25のグリッドを用意し、バトンとヒートンをそれぞれ固定する補助線を描き、床には「みぞれ」アイスクリームを型枠とした錘を置き、どこからでも布にテンションをかけれる自由を与えた。
2019年は「brightness of madness」をテーマにディスプレイされる。
個人商店が軒を連ねる路地にあって、ショーウィンドウは静かに、しかし、確かに自らの存在を発信し続ける。
日本各地に「fabricscape showwindow」という窓が増えて行けば面白い。