金山大+小泉宙生 / SWINGによる、大阪の、訪問看護ステーション「ポプラ」
金山大+小泉宙生 / SWINGによる、大阪の、訪問看護ステーション「ポプラ」 photo©平井美行写真事務所

金山大+小泉宙生 / SWINGが設計した、大阪の、訪問看護ステーション「ポプラ」です。

アルコール中毒の治療を専門としたクリニックより、訪問看護のためのオフィスを作りたいとお問合せを頂いた。
訪問看護の業務からオフィスへ戻ったスタッフがその疲れから解放される空間となるよう、木の住まいのような落ち着ける・癒される環境にしたいというご要望で、過去の我々のそういった実例をご覧になってのご依頼だった。

建築家によるテキストより
倉俣史朗による椅子「How High the Moon」が復刻、展示会で公開

倉俣史朗による椅子「How High the Moon」が復刻、展示会で公開

日程

倉俣史朗による椅子「How High the Moon」が復刻、Light Box GalleyGoogle Map)での展示会で公開されます。

ギャラリー田村ジョー(田村昌紀・ジョースズキ共同代表)は、倉俣史朗の代表作である「How High the Moon 」(1986年デザイン)を復刻し、展示・販売いたします。
お披露目は、第三回企画展である「復刻・倉俣史朗Ⅰ」にて。
 
【会期 】2019年11月9日(土)18:00~11月15日(金)
【主催】 ギャラリー田村ジョー 
【協力】クラマタデザイン事務所 
【場所】Light Box Galley 東京都港区南青山5-19-9

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「How High the Moon 」は、建築素材であるエキスパンド・メタルで構成された輪郭がそのまま構造となった、デザイン史の中でも重要な一脚です。フォルムは伝統的なアームチェアですが、それまで家具に使われることのなかった素材を用いることで、倉俣らしい「軽やかさ」や「儚さ」が表現されています。美術品のような雰囲気でありながら、椅子として「座る」機能が確保されているのは倉俣が意図したところです。

この椅子は、日本ではIDÉE で(1986-97年)、海外ではvitra.で(1986-2009年)製造・販売されていました。また、倉俣が設計した空間に納められたケースもあります。今回は、クラマタデザイン事務所監修のもと、オリジナルの図面にその後の改良も加味した仕様での復刻です。

当時の鉄工所はすでに存在しないため「How High the Moon 」の2シーター版など、長きにわたり倉俣作品に関わってきた鉄工所が製作を行います。エキスパンド・メタルの先端と先端を「ろう付け」の技法で繋いでいるのが、日本で製作されたモデルの特徴です。メッキを取り巻く環境も変化したため、当時の仕様に近いニッケルサテンで仕上げています。これだけのサイズの椅子にメッキを施すことができる工場は、国内でも僅かしかありません。失われつつある日本の金属加工の技術を使って、「How High the Moon 」は蘇りました。

今回は、「How High the Moon 」の他に、「Sing、Sing、Sing」「Apple Honey」の2種類の椅子の復刻も行います。製造元はセンプレ。倉俣史朗のサインの入った復刻の証が付与される予定です。

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