チッパーフィールドが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンの、ミース設計の「新ナショナルギャラリー」 photo©BBR / Thomas Bruns
チッパーフィールドが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンの、ミース設計の「新ナショナルギャラリー」 photo©BBR / Thomas Bruns
デイビッド・チッパーフィールドが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンの、ミース・ファン・デル・ローエ設計の「新ナショナルギャラリー」のほぼ完成した状態の写真です。新ナショナルギャラリーは1968年に完成した建築です。
以下は、写真と同時に公開されたリリーステキストの要約です。
上部展示空間の修復だけでも1,600㎡のガラスを新設し、15,000㎡の塗装を施し、鉄骨構造の溶接部を500カ所を改修しました。LEDで補った既存のシーリングライト800個、天井格子196個、ポーランド産の床に使用された御影石の天然石2,500㎡は、保存命令に基づき構造体修復後に再設置されました。
テラスと彫刻の庭では、オリジナルの植栽が、サイカチと銀色カエデを挿入して復元されました。同時に、建物の初期設置や試運転、歩道を含めた都市環境の整備にも着手しています。
既報の通り、新ナショナルギャラリーの鍵の引き渡しは、新型コロナウイルス感染症の都合で2021年4月まで延期されました。リニューアルオープンは8月を予定しています。