新たなチャレンジに寛容な空気のある「島根県」の、建築・電気・機械の2022年度採用の職員募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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建築系公務員 ~ さまざまな「権限」を持つ仕事
私たち島根県の建築関係職員の業務は、県民の生活と密接に関わり、その内容は多岐にわたります。
公共建築工事の発注者としてプロジェクトの企画段階から関わり、設計・監理を担当しながら公共建築を造り上げることは、私たちの主要な業務の一つです。
また、法令に基づき建築物の安全性の確保や秩序あるまちづくりに関する許認可、審査、指導等を行うことも、公務員に特有の重要な仕事です。
その他にも住宅政策や県有施設のファシリティマネジメントなど幅広い業務を担当しますが、そこに共通するのは予算の執行や法令等に関するさまざまな「権限」を持つことです。権限には大きな責任が伴い、地域に根ざす私たちは、そこに建築と人々の暮らしがある限り、その責任と向き合わなければなりません。だからこそ、私たちの関わった公共建築やまちづくりが地域の人々に受け入れられたときの喜びと安堵感は、言葉に尽くせないものがあります。
新たなチャレンジに寛容な空気役所は「前例のないことに消極的」などと言われ、”お堅い”イメージがつきまといますが、むしろ私たちの職場では、全国トップクラスの少子高齢化や人口減少等の困難な課題に直面し、新たなチャレンジに対して寛容な空気があります。
実際に職員のチャレンジが実を結んだ事例の一つに、島根県庁ライトアップイベント「結いとうろ」があります。これは若手職員グループのアイデアを職場全体で支援して実現したイベントで、国の有形文化財に登録されている「島根県庁舎」をライトアップしてその建築的価値をPRするとともに、中心市街地の夜間人口増加に貢献することを目的として、毎年10月に開催しています。市民団体の協力を得て庭園で野外ライブやカフェの出店を行うなど、官民が連携して実施するイベントは多くの来場者の皆さんから高い評価を得ています。
また、今年1月~3月に開催された島根県立美術館の企画展「菊竹清訓 山陰と建築」では、本県が所有する菊竹建築の保全改修に関わった経験を持つ建築職員が展覧会の企画・準備に協力しました。部局の壁を超えて建築職員と美術館の学芸員が協同した展覧会は全国的にみても珍しいことです。個々の職員が自らの経験と専門性を活かして前例のないことにチャレンジできる空気が、私たちの職場には流れています。
私たちのワークライフバランス ~ 一人ひとりの「休み方」を尊重する職場一般的に、公務員は休みを取りやすい職場と言われますが、これは仕事が楽だからではなく、労働に関するコンプライアンスがしっかりしているからです。
地域社会が健全に持続していくためには、公務員もまた一人の県民として余暇を楽しみ、家庭を守り、地域活動に積極的に参加することが大切であると私たちは考えています。そしてその認識は職場全体で共有され、実践されています。
人の「働き方」を決めることは、「休み方」を決めることと表裏一体です。すべての職員が自分にふさわしいワークライフバランスを実現し、公私共に地域社会に貢献できるよう、私たちは職員一人ひとりの「休み方」を尊重しています。
人材育成とサポート体制社会人経験のない新卒の皆さんにとって、公務員の仕事の面白さや、仕事を通じてどのようにスキルアップできるのかといったことをイメージするのはなかなか難しいことではないかと思います。民間企業等からの転職を検討されている経験者の方であっても、役所特有のルールや手続きになじむことができるか不安を感じていることでしょう。でも心配はいりません。
私たちは、特に採用から間もない職員の声に耳を傾けながら、専門技術研修プログラムや資格取得支援(一級建築士、建築基準適合判定資格者等)を企画・実施するなど、若手の人材育成に力を入れています。
また、本県の約90名の建築関係職員のうち、約3割が民間企業等(設計事務所、ハウスメーカー、地方ゼネコン等)の勤務経験者ですが、先輩職員のサポートを受けながら公務員の仕事に慣れ、それぞれの培ってきた経験を活かして業務と向き合っています。皆さんが持っている建築的な技術と視点は、まちづくりの現場でとても大きな強みとなります。その強みを活かして私たちと一緒によりよい島根をつくっていくことのできる、意欲ある仲間を待っています。