ODS / 鬼木孝一郎による、東京・千代田区の店舗「SHIRO ルミネ有楽町店」
ODS / 鬼木孝一郎による、東京・千代田区の店舗「SHIRO ルミネ有楽町店」 photo©太田拓実
ODS / 鬼木孝一郎による、東京・千代田区の店舗「SHIRO ルミネ有楽町店」 photo©太田拓実
ODS / 鬼木孝一郎による、東京・千代田区の店舗「SHIRO ルミネ有楽町店」 photo©太田拓実

ODS / 鬼木孝一郎による、東京・千代田区の店舗「SHIRO ルミネ有楽町店」です。店舗の公式サイトはこちら

特注成形した左官タイルで空間に奥行きを与える

自然の素材にこだわった製品を提案するコスメブランド「SHIRO」のショップデザイン。

有楽町駅に隣接したショッピングモール内の小さな区画となっている。
壁面の上部は天然素材をベースとした左官材を現場でコテを使って塗り込み、下部の腰壁部分は同じ左官材を使ってタイル状に特注成形したものを仕上げとした。

同じ素材を使い、二つの異なる方法で仕上げることにより、この小さな区画に一体感をもたせながら、奥行きのある空間を作り出した。

一枚一枚手作業で作られたタイルは、自然の素材を丁寧な仕事で製品に活かすSHIROのものづくりへの想いを表現するものとなっている。

建築家によるテキストより
遠藤克彦建築研究所が設計した、東京・大田区の住宅「系の家」。意匠・構造・設備の統合による‟持続と更新”を意識した建築
遠藤克彦建築研究所が設計した、東京・大田区の住宅「系の家」。意匠・構造・設備の統合による‟持続と更新”を意識した建築 photo©上田宏
遠藤克彦建築研究所が設計した、東京・大田区の住宅「系の家」。意匠・構造・設備の統合による‟持続と更新”を意識した建築 photo©上田宏
遠藤克彦建築研究所が設計した、東京・大田区の住宅「系の家」。意匠・構造・設備の統合による‟持続と更新”を意識した建築 photo©上田宏

遠藤克彦建築研究所が設計した、東京・大田区の住宅「系の家(つなぐのいえ)」です。意匠・構造・設備を統合による、‟新しく建てること”の先にある‟持続と更新”を意識し計画された建築です。

敷地は都内でも比較的子育て世代や高齢者にとって住みやすい、最寄りの駅から徒歩5分の良好な環境の住宅地にある。
この建物で試みたのは、「新しく建てること」の先にある「持続と更新」を意識した計画である。

ライフスタイルの変化に対応する「ブルータルな表現を持つコンクリートの躯体」と「視認できる設備機能」によってその可能性を実装している。基本構成として1階2階ともに一室空間にて設え、無機質な工業用収納棚とワイヤー吊りの反射素材カーテンにて、必要な時に必要なだけを間仕切る仕様としている。

建築家によるテキストより

建物は柱250角を基本に壁厚180mmの耐震壁付ラーメン構造を採用し、柱と梁を一体化させている。そのRC壁の外側には、壁で75mm、屋根で100mmの打込み断熱材を施し、さらにその外側に通気層を据え、ガルバリウム鋼板で全体を包み込んだ外断熱構法とした。開口部サッシも躯体へは直接取り付けせず、徹底的な断熱効果を図っている。

建築家によるテキストより

空調計画としては、床下に施された水蓄熱システムにより、コンクリートスラブ躯体へは直接蓄熱され、また室内で温められた空気は壁躯体や屋根コンクリート躯体へ蓄熱することによって、年間を通して緩やかな温熱環境の維持を叶えている。この水蓄熱システムは常時5トンの水を蓄えており、自然災害等の発災時には近隣へ生活水を提供できるという社会的貢献性も備えている。

建築家によるテキストより

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