ファラによる、ポルトガル・ポルトの住宅「uneven house」
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住宅「uneven house」 photo©ricardo loureiro
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住宅「uneven house」 photo©ricardo loureiro
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住宅「uneven house」 photo©ricardo loureiro

ファラが設計した、ポルトガル・ポルトの住宅「uneven house」です。
ファラは、フィリップ・マガリャインシュ(filipe magalhães)、アナ・ルイサ・ソアレス(ana luisa soares)、アーメッド・ベルホジャ(ahmed belkhodja)の3人が主宰する建築設計事務所で2013年に設立されました。それぞれ、SANAA、伊東豊雄、アトリエ・ワンという日本の設計事務所に勤務やインターンした経験をもつことも特徴です。またフィリップとアナは、日本滞在中は中銀カプセルタワーに居住していました。

こちらは、建築家によるテキストの翻訳

1階の店舗とその地下はアパートに改築されることになっていました。裏側の増築部分は取り壊されて庭になり、そこから新しい家は1960年代の無愛想な住宅街の台座になります。

両方の階は、2つのファサードの間にあるメインルームとして考えられています。縦方向の空間は、片側の真っ直ぐな白い壁と、反対側の複合壁(セカンダリープログラムへの3枚の巨大な合板のドアで構成されている)によって定義されています。壁が独自の形式的なゲームを行う一方で、ドアの位置と仕上げは両階で同じです。

内側の論理は、庭側のファサードにも影響を与え、あたかもこの家が1つの非常に高い階高であるかのように振る舞います。実際には、庭の前に掘られた新しい階段のおかげで、どちらの階も床から天井までのガラスの開口部が外に向かって広がっています。

建物の耐力構造はプロジェクトを経て、その視覚的存在感が大理石や鏡の被覆材によって挑発されます。輝かしい石の模様は、庭の周囲を示す黒と白の縞模様のフリーズ(※古典建築の用語でコーニスとアーキトレーブの間の水平な帯)として外に広がり、水平方向の大きな窓がその背景を縁取っています。

田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・港区の、ルーフトップ住居のリノベーション「麻布のペントハウス」
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・港区の、ルーフトップ住居のリノベーション「麻布のペントハウス」 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・港区の、ルーフトップ住居のリノベーション「麻布のペントハウス」 photo©志摩大輔
田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・港区の、ルーフトップ住居のリノベーション「麻布のペントハウス」 photo©志摩大輔

田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOが設計した、東京・港区の、ルーフトップ住居のリノベーション「麻布のペントハウス」です。ダイニングの内窓はプロダクトデザイナーの狩野佑真が手掛けています。

築40年の古いビルのルーフトップの住居のリノベーションのプロジェクト。場所は東京タワーのほど近く。

建築家によるテキストより

ルーフトップはかつて、ビルの頂部の機械室置場として利用されるのが一般的だった。
しかし1923年に状況が変わる。NYのプラザホテルが発表したペントハウスアパートメントの計画以降、相次いでルーフトップに開発される事となったと言われている。
一方東京の場合、容積率消化の為に狭い土地に建てられたペンシルビルの頂部に、こじんまりした異形の内部空間として現れるケースがばかり。今回もまさにそんな条件のプロジェクトだった。

建築家によるテキストより

既存の間仕切り壁を解体した現場に訪れると、そこはまさにビルの機械室置場といった様相だった。古いコンクリート躯体は荒々しい表情で、部屋には古い配管が飛び交っていた。工事業者に聞くと、配管はエレベーターの機械室や隣の部屋などから伸びるものであるため、撤去が出来ないという。

我々は現場の状況を受け入れる事にした。

建築家によるテキストより

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