MVRDVによるリサーチプロジェクト「未来のフッゲライ」。世界最古のソーシャルハウジング“フッゲライ”の500周年を記念し開発、世界各地に新たなフッゲライを創造する為のもので、施設の分析から8つの構成要素を定義し3つのモデルケースも提示

296.55 MVRDVによるリサーチプロジェクト「未来のフッゲライ」。世界最古のソーシャルハウジング“フッゲライ”の500周年を記念し開発、世界各地に新たなフッゲライを創造する為のもので、施設の分析から8つの構成要素を定義し3つのモデルケースも提示

MVRDVによるリサーチプロジェクト「未来のフッゲライ」。世界最古のソーシャルハウジング“フッゲライ”の500周年を記念し開発、世界各地に新たなフッゲライを創造する為のもので、施設の分析から8つの構成要素を定義し3つのモデルケースも提示スペキュラティブ・フューチャー・ダイアグラム image©MVRDV
MVRDVによるリサーチプロジェクト「未来のフッゲライ」。世界最古のソーシャルハウジング“フッゲライ”の500周年を記念し開発、世界各地に新たなフッゲライを創造する為のもので、施設の分析から8つの構成要素を定義し3つのモデルケースも提示アウクスブルクの教育的フッゲライ image©MVRDV
MVRDVによるリサーチプロジェクト「未来のフッゲライ」。世界最古のソーシャルハウジング“フッゲライ”の500周年を記念し開発、世界各地に新たなフッゲライを創造する為のもので、施設の分析から8つの構成要素を定義し3つのモデルケースも提示リトアニアのフッゲライ image©MVRDV

MVRDVによるリサーチプロジェクト「未来のフッゲライ」です。
世界最古のソーシャルハウジング“フッゲライ”の500周年を記念し開発、世界各地に新たなフッゲライを創造する為のもので、施設の分析から8つの構成要素を定義し3つのモデルケースも提示されました。アーキテクチャーフォトでは、MVRDVによるフッゲライの500周年を記念したパヴィリオンも特集記事として掲載しています。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

未来のフッゲライ

世界最古の集合住宅であるアウクスブルクのフッゲライの500周年を記念して、MVRDVはフッガー財団と協力し、世界各地で新しいフッゲライを創造するためのマニュアルを開発しました。このマニュアルには、リトアニア、シエラレオネ、アウクスブルクの3カ所で、教育に焦点を当てた新しいフッゲライの研究が含まれています。

1521年、商人ヤコブ・フッガーの発案で始まったフッゲライは、年間わずか1ギルダー(現代通貨で0.88ユーロ)の不変の家賃で、人々に尊厳のある生活の場を提供してきました。住宅不足、気候危機、社会的不平等、孤立といった現代において、持続可能性を重視し、人々を中心としたフッゲライのコンセプトは、グローバルなロールモデルとなり、現代の大きな社会問題、エコロジー問題への対応策となります。

本研究では、フッゲライが取り組むことのできる7つの明確な課題を特定しました。フッゲライは、特定の社会的ニーズ(貧困、教育、男女差別など、その場所に特有の社会的課題を広く表現)に対応し、サービスを提供する人々に安全な避難所を提供し、持続可能であるべきです。人間的な価値観(500年前はカトリックが原型とされていたが、今日では住民に共通するあらゆる価値観を指す)を奨励し、住民の自己決定と尊厳を可能にし、ソーシャルホーム(コミュニティと充実した個人生活を支援)であり、住民の精神的ニーズを提供するものでなければなりません。これらの基本的な考え方は、新たに制定された「フッゲライ・コード」に明記され、さらに「入居者には最低限の精神的な金銭や配慮を求める」「フッゲライはその使命を永続的に維持することを期待する」などの内容が追加されています。

これらの目標を達成するために、本研究では、フッゲライを成功させるための抽象的な構成要素を定義しています。この8つのシンプルな「構成要素」は、世界中のさまざまな状況に適応できる新しいフッゲライのためのシステムの基礎となるものです。まず、フッゲライの創設者であるスティフターが、フッゲライが必要とする地域のニーズを定義しました。住宅は通りに面しており、庭や屋上テラス、バルコニーなどのプライベートな緑地があり、道路は自動車が通らず、ヒューマンスケールで、気候変動に対応したものでなければならない。また、集いの場となる自然空間が常にあり、コミュニティの中心となるような集会所があること。瞑想スペースや修理工房などの「フッゲライ要素」は、フッゲライの中心的なニーズに基づいた永続的なコミュニティ機能を提供し、「スペシャル要素」は時間と共に変化するニーズに適応できるより柔軟なスペースを提供します。最後に、ゲートウェイはフッゲライとその周辺との関係を定義し、人々を内部に招くと同時に住民に安心感を提供するものです。

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