ザハ・ハディド事務所による、双胴船「オナイリック」。イタリアの造船会社ロッシナビの旗艦船。波の流動性とダイナミズムを元に外装や内装をデザインし、船と海の境界が曖昧になるよう意図。3層の太陽光パネルで環境に配慮した航行が可能 image©Zaha Hadid Architects
ザハ・ハディド事務所による、双胴船「オナイリック」。イタリアの造船会社ロッシナビの旗艦船。波の流動性とダイナミズムを元に外装や内装をデザインし、船と海の境界が曖昧になるよう意図。3層の太陽光パネルで環境に配慮した航行が可能 メインサロン image©Zaha Hadid Architects
ザハ・ハディド事務所による、双胴船「オナイリック」。イタリアの造船会社ロッシナビの旗艦船。波の流動性とダイナミズムを元に外装や内装をデザインし、船と海の境界が曖昧になるよう意図。3層の太陽光パネルで環境に配慮した航行が可能 マスターキャビン image©Zaha Hadid Architects
ザハ・ハディド・アーキテクツ が設計した、双胴船「オナイリック」です。
イタリアの造船会社ロッシナビの旗艦船として設計されました。波の流動性とダイナミズムを元に外装や内装はデザインされていて、船と海の境界が曖昧になるよう意図されました。そして、3層の太陽光パネルで環境に配慮した航行が可能となっています。
こちらはリリーステキストの翻訳
ロッシナビの双胴船「オナイリック」
新しい双胴船「オナイリック」のコンセプトは、完全な電気航行を可能にする3層のソーラーパネルと、エネルギー消費を管理し環境への影響を軽減するAI駆動のコントロールセンターを備えたロッシナビ社のグリーンテクノロジーの旗艦船です。
イタリアの造船会社ロッシナビは、ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)と共同で、サステイナブルなヨットの新時代をオナイリックで確立しました。ZHAの特徴であるデザインに最大限の機能性と最先端技術を組み合わせたオナイリックは、妥協のない設計とエンジニアリングにより、海の健康を優先しながら、オーナーとゲストに比類ない体験を提供します。
オナイリックは、ロッシナビのグリーンテクノロジーのフラッグシップです。3層のソーラーパネルがデザインにシームレスに統合され、高効率のバッテリーパックを充電します。人工知能を搭載したコントロールセンターは、エネルギー消費量とバッテリーの状態を監視し、環境への影響を観察して、最も持続可能な航行方法をアドバイスします。
ロッシナビは、日帰りの場合、最大で100%フルエレクトリックモードでの航行が可能で、排出ガスもゼロです。大西洋を横断する場合は、最大70%がフルエレクトリックモードで航行でき、従来の船舶と比較して約40トンのCO2を削減することができます。また、日中はソーラーパネルでバッテリーを充電し、ヨットを使用しない時間帯は、陸上にある家族の別荘に電力を供給することも可能です。
オナイリックの多胴型は、重量配分と船体の長さと幅の比率により流体力学的な効率が高いため、従来の単胴型ヨットに比べてエネルギー効率が高いのが特徴です。
このような環境の持続可能性の追求は、海洋の生態系の健全性を維持したいという願いから行われています。ロッシナビの技術革新とサステナビリティの哲学は、太陽光をエネルギーに変え、地球の年間酸素生産量の半分以上を供給する小さな海洋藻類、植物プランクトンにヒントを得ています。この何十億という微細な生物は、私たち全員が協力することで、より健全な環境づくりに貢献できることを教えてくれるのです。