スノヘッタが設計した、ノルウェー代表サッカーチームの競技場の改修「Ullevaal Stadion」です。
選手用ロッカールームと入場トンネルを刷新するプロジェクトです。建築家は、選手の感情面のサポートを目指して、強い一体感を生み出す為の平面計画や気持ちを高める空間演出を構想しました。また、様々な設備も備え活力を取り戻す為の機能性も考慮しています。
こちらはリリーステキストの翻訳
スノヘッタが、ノルウェー代表フットボールチームのホームを改修
スノヘッタは、ノルウェー最大のサッカースタジアムであり、サッカー代表チームのホームグラウンドであるウレヴォール・スタディオンのロッカー設備と選手用トンネルを改修し、ホームチームとビジターチームに、熱意とチームスピリットと回復を促進する環境を提供します。
1926年にオープンしたウレヴォール・スタディオンは、現在約2万8千人のファンを収容します。ナショナルチームのホームグラウンドとして、また歴史的に、首都のいくつかの地元クラブのホームグラウンドとして、このスタジアムはノルウェーのサッカーシーンにおける中心的存在となってきました。長年にわたって何度かアップグレードが行われたものの、スタジアムの荒れ果てたロッカールームや、窮屈で入り組んだ選手用トンネルはアップグレードが必要でした。
新しい施設は、サッカー選手の感情が旅をするように設計されています。選手がホワイエとプレスエリアに入ると、ノルウェーのサッカーの歴史を物語るトロフィーやアートワークが展示され、選手たちが過去の思い出を振り返ることができます。これは、ホームチームの自信を高めると同時に、ビジターチームに尊敬の念を抱かせるために考えられています。
選手たちがフィールドに近づくにつれ、アドレナリンが出てきます。ロッカールームは、機能的かつ視覚的にデザインされており、選手たちがこれから始まる試合に向けて準備するのに役立つようになっています。監督を中心としたアリーナをイメージした部屋は、チームスピリットを高め、強い一体感を生み出すために作られました。この一体感は、試合の後、勝利を祝う時も、悔しい敗戦から立ち直る時も、同様に重要です。また、シャワーや冷水槽、浴室、治療用ベンチなど、選手が回復し、活力を取り戻せるような設備がロッカールームには備わっています。
試合開始の数分前、チームは何千人ものファンが待つ緑のフィールドに行くために整列します。このインテリアの旅の最終段階である選手用トンネルは、短いながらも広々としていて、緊張と興奮の両方を味わうことができます。壁面には白樺の薄板を使用し、一部の薄板を引き出して壁と天井をつなぐ独特のアーチを作り、トンネルをモチーフにしながら天井に照明などのインスタレーションを隠せるようにしています。この薄板の端面はすべて磨き上げられたステンレスでコーティングされ、トンネル全体に日の光を反射させます。