ヘザウィック・スタジオによる、イギリスの温室。新しく作られた庭園に据えられた施設。機能性と庭の魅力的な装飾を目指し、スチール製の“がく”が開閉して植物の環境を調整する建築を考案。時々の状態によって宝石や王冠の様にも見える
ヘザウィック・スタジオによる、イギリスの温室。新しく作られた庭園に据えられた施設。機能性と庭の魅力的な装飾を目指し、スチール製の“がく”が開閉して植物の環境を調整する建築を考案。時々の状態によって宝石や王冠の様にも見える photo©Hufton+Crow
ヘザウィック・スタジオによる、イギリスの温室。新しく作られた庭園に据えられた施設。機能性と庭の魅力的な装飾を目指し、スチール製の“がく”が開閉して植物の環境を調整する建築を考案。時々の状態によって宝石や王冠の様にも見える photo©Raquel Diniz_Heatherwick Studio
ヘザウィック・スタジオによる、イギリスの温室。新しく作られた庭園に据えられた施設。機能性と庭の魅力的な装飾を目指し、スチール製の“がく”が開閉して植物の環境を調整する建築を考案。時々の状態によって宝石や王冠の様にも見える photo©Hufton+Crow

ヘザウィック・スタジオによる、イギリスの温室「kinetic Glasshouse」です。
新しく作られた庭園に据えられた施設です。デザイナーは、機能性と庭の魅力的な装飾を目指し、スチール製の“がく”が開閉して植物の環境を調整する建築を考案しました。そして、時々の状態によって宝石や王冠の様にも見える事も意図されました。

こちらはリリーステキストの翻訳

ヘリテージフラワー:ヘザウィック・スタジオとナショナル・トラストによるキネティック・グラスハウスとシルクロードガーデンが公開

ヘザウィック・スタジオは、ウェストサセックスの歴史的な土地にあるナショナル・トラストのウールベディング・ガーデンの端に、最新プロジェクトであるキネティック・グラスハウスを設置した事を発表しました。

この作品は、古代のシルクロードが今日の英国庭園に与えた影響を明らかにする新しい庭園の中心的な役割を担っています。ガラスとアルミニウムのファサードを持つ10枚のスチール製の「がく」が4分かけて開き、王冠の形をした141m2の巨大な空間を作り出します。

ウールベディング・チャリティーとナショナル・トラストの協力のもと、グラスハウスはヴィクトリア時代のテラリウムの精神からインスピレーションを得て設計されました。最先端の技術を駆使し、機能的な保護構造であると同時に、新しいシルクロードガーデンの魅力的な装飾要素にもなっています。

暖かい日には、グラスハウスの「がく」が油圧機構によって開き、植物に日光と風通しを与える一方、寒い日には閉じたまま、亜熱帯種のコレクションにシェルターを提供します。

トーマス・ヘザウィックは次のように述べています。
「これは、文字通り展開する場所であり、プロジェクトなのです。この妖しくも美しい庭園に足を踏み入れると、宝石のように始まり、王冠のように終わるオブジェを発見することができます。グラスハウスがゆっくりと開かれていく時に」

「それはまた、驚くべき過去を創造し続ける必要性を物語っているのだと思います。歴史的な環境に現代の発明を織り込み、それぞれが互いに語り合う自信を持つことです」

グラスハウスを囲むシルクロード・ガーデンは、アジアとヨーロッパを結ぶ古代の交易路の影響を受けた景観の中を、12ステップの旅へと誘います。

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