芦沢啓治建築設計事務所とトラフ建築設計事務所による「大阪北港マリーナ『PARK HULL』」。湾岸のカフェやホテルのある施設の一角に計画。アップサイクルを楽しみ学べる場を目指し、遊具や家具とグラフィックを一体化させたランドスケープを構築。様々な要素は廃材も活用して製作
芦沢啓治建築設計事務所とトラフ建築設計事務所による「大阪北港マリーナ『PARK HULL』」。湾岸のカフェやホテルのある施設の一角に計画。アップサイクルを楽しみ学べる場を目指し、遊具や家具とグラフィックを一体化させたランドスケープを構築。様々な要素は廃材も活用して製作 photo©松尾悟史
芦沢啓治建築設計事務所とトラフ建築設計事務所による「大阪北港マリーナ『PARK HULL』」。湾岸のカフェやホテルのある施設の一角に計画。アップサイクルを楽しみ学べる場を目指し、遊具や家具とグラフィックを一体化させたランドスケープを構築。様々な要素は廃材も活用して製作 photo©松尾悟史
芦沢啓治建築設計事務所とトラフ建築設計事務所による「大阪北港マリーナ『PARK HULL』」。湾岸のカフェやホテルのある施設の一角に計画。アップサイクルを楽しみ学べる場を目指し、遊具や家具とグラフィックを一体化させたランドスケープを構築。様々な要素は廃材も活用して製作 photo©松尾悟史

芦沢啓治建築設計事務所トラフ建築設計事務所が設計した「大阪北港マリーナ『PARK HULL』」です。
湾岸のカフェやホテルのある施設の一角に計画されました。建築家は、アップサイクルを楽しみ学べる場を目指し、遊具や家具とグラフィックを一体化させたランドスケープを構築しました。また、様々な要素は廃材も活用して製作されています。施設の公式サイトはこちら

大阪湾岸にオープンした、カフェやホテルを併設する大阪北港マリーナHULL。
その敷地内に、アップサイクルをテーマにしたエディテイメント型公園「PARK HULL」を手掛けた。自由な発想で遊び、海辺の環境から未来への想像力を育むことを目的とし、大人も子供も楽しめ、好奇心を掻き立てられる新たな公園のかたちが求められた。

建築家によるテキストより

より自由度の高い遊びを受容できる場として、全体を一つのランドスケープのように感じられる公園を提案した。
円形のグラフィックは、点在する遊具や家具をランドスケープの一部としてつなぎ留める。子供たちの遊具としても機能するグラフィックは、その同心円に置かれた家具も遊具の一部のようにも見せている。青は海と空を、冬場にはファイヤープレイスとなるサークルベンチや砂場の赤は火や土をイメージしている。遊具もそれぞれの色に塗り一体化させ、大きなスケール感に対応した。

建築家によるテキストより

自由な発想で遊べる遊具「PLAYRING」は、体力やバランス感覚とともに、判断力も養える。廃材を活かしたすべり台は、遊具であると同時に、アップサイクルされたオブジェでもある。もともと廃棄されていたポリエチレン発泡体の端材をカットし、束ねることで作られた「もこもこソファ」はひと時の休憩の場となる。

建築家によるテキストより
noizによる、東京・千代田区の「OPEN HUB Park」。事務所内のオープンスペース。柔軟な発想を促す事業創造の場として、新グリッドの導入と特殊曲線での床パターン等で複雑さと動きのある空間を構築。建築と最新技術の可能性が融合した場を作る
noizによる、東京・千代田区の「OPEN HUB Park」。事務所内のオープンスペース。柔軟な発想を促す事業創造の場として、新グリッドの導入と特殊曲線での床パターン等で複雑さと動きのある空間を構築。建築と最新技術の可能性が融合した場を作る photo©高木康広
noizによる、東京・千代田区の「OPEN HUB Park」。事務所内のオープンスペース。柔軟な発想を促す事業創造の場として、新グリッドの導入と特殊曲線での床パターン等で複雑さと動きのある空間を構築。建築と最新技術の可能性が融合した場を作る photo©高木康広
noizによる、東京・千代田区の「OPEN HUB Park」。事務所内のオープンスペース。柔軟な発想を促す事業創造の場として、新グリッドの導入と特殊曲線での床パターン等で複雑さと動きのある空間を構築。建築と最新技術の可能性が融合した場を作る photo©高木康広

noizが設計した、東京・千代田区の「OPEN HUB Park」です。
事務所内のオープンスペースです。建築家は、柔軟な発想を促す事業創造の場として、新グリッドの導入と特殊曲線での床パターン等で複雑さと動きのある空間を構築しました。そして、建築と最新技術の可能性が融合した場を作る事も意図されました。施設の公式サイトはこちら

NTTグループ内外の組織・分野の垣根を超えた自由なコミュニケーションと柔軟な発想を促し、新しい事業コンセプトの創造と社会実装を目指す活動拠点として、大手町にあるNTTコミュニケーションズ本社内に設けられた、次世代に向けたオープンスペースの内装設計です。

建築家によるテキストより

この施設自体が、企画やデジタルクリエーション、グラフィックデザインなど、多くの外部クリエイターチームとNTTコミュニケーション内部の企画チームとの密な協働の結果でもあり、典型的な大規模オフィスビルの中にありながらも、外部への発信力やアイデンティティを強く持つことが求められました。

建築家によるテキストより

COVID-19の影響でリモートワークが普及し、リアルなワークスペースの意味が逆説的に問われる中で、ワークスペースの常識を問い直すことをテーマとして設計を行いました。施設全体を一つの生態系としてあつかい、その中で多様な対立項、例えばリアルとヴァーチャル、モノと情報、多様性と均質性、静と動、遊ぶことと働くこととなど、相反した概念・機能をあえてあいまいな形で混ぜあわせ、さらにはNon-Human Agentやスマート環境などを人と対等なコラボレーターとして取り込むことで、次世代の共創環境で多様な人が集まること、新しいアイディアを発想し、試し、技術を創り出す環境的触媒の意味とあり方に、一つの解を与えることを試みています。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 土木景観とランドスケープを中心に、構想から詳細設計までを行う「株式会社Tetor」が、社員もしくは契約社員(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 土木景観とランドスケープを中心に、構想から詳細設計までを行う「株式会社Tetor」が、社員もしくは契約社員(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 土木景観とランドスケープを中心に、構想から詳細設計までを行う「株式会社Tetor」が、社員もしくは契約社員(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中奈義町多世代交流広場ナギテラス (©︎Hideki Okura)

土木景観とランドスケープを中心に、構想から詳細設計までを行う「株式会社Tetor」の、社員もしくは契約社員(2023年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社Tetor(テトー)は社員及び契約社員を募集します。

Tetorは土木景観、ランドスケープデザインを中心とした設計事務所です。

Tetorとは手と人を大事にするという理念のもと設立された事務所です。現在は全国の公園・橋梁・河川等のデザインに構想から詳細設計まで幅広くデザイン業務を行っています。Inclusive Design 誰も排除しないデザイン・Reusable Design 再利用する再利用可能なデザイン・Interface Design多様な利用を促すデザインの3つの柱をもとに、デザインに携わっています。

弊社は少人数精鋭によるプロフェッショナル集団を目指し、デザイナー・エンジニアの両方の側面を持った人材を募集いたします。
また、長期的に会社に貢献して頂ける方を歓迎しています。

これまでのプロジェクトとしては岡山県奈義町のナギテラス 、国葬の一般献花会場となった九段坂公園などがあり、グッドデザイン賞、土木学会デザイン賞など多数の賞を受賞しています。

公園や橋梁、道路などの土木デザインやランドスケープデザインから、サインやストリートファニチャーまでのプロダクトデザイン等、設計対象は大小多岐にわたります。

MVRDVとALLによる、フランス・レンヌの集合住宅。中心部から郊外に移り変わる場に計画。都市の成長に伴う住宅供給と景観保全を目指し、近隣に対し高さを抑えて段階的に高層化する建築を考案。全住戸に自動給水の植物を設置し周辺環境とも呼応
MVRDVとALLによる、フランス・レンヌの集合住宅。中心部から郊外に移り変わる場に計画。都市の成長に伴う住宅供給と景観保全を目指し、近隣に対し高さを抑えて段階的に高層化する建築を考案。全住戸に自動給水の植物を設置し周辺環境とも呼応 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVとALLによる、フランス・レンヌの集合住宅。中心部から郊外に移り変わる場に計画。都市の成長に伴う住宅供給と景観保全を目指し、近隣に対し高さを抑えて段階的に高層化する建築を考案。全住戸に自動給水の植物を設置し周辺環境とも呼応 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVとALLによる、フランス・レンヌの集合住宅。中心部から郊外に移り変わる場に計画。都市の成長に伴う住宅供給と景観保全を目指し、近隣に対し高さを抑えて段階的に高層化する建築を考案。全住戸に自動給水の植物を設置し周辺環境とも呼応 photo©Ossip van Duivenbode

MVRDVとALLが設計した、フランス・レンヌの集合住宅「アセンション・ペイサジェール」です。
中心部から郊外に移り変わる場に計画されました。建築家は、都市の成長に伴う住宅供給と景観保全を目指し、近隣に対し高さを抑えて段階的に高層化する建築を考案しました。また、全住戸に自動給水の植物を設置し周辺環境とも呼応させる事が意図されました。

こちらはリリーステキストの翻訳

MVRDVの「アセンション・ペイサジェール」、レンヌの川沿いを活性化し、密度と多様な所得レベルに対応した住居を供給

MVRDVは、共同建築家ALLとともに、不動産開発会社ジボワールグループの為に、フランス・レンヌ西部の2つの川の合流地点に集合住宅アセンション・ペイサジェールを完成させました。12階建て、10,550㎡のこの複合施設は、レンヌの中心部とその外周部の間の重要な移行スペースを占めており、街の外側の成長のコンテクストに伴い必要とされる密度を高め、37ユニットの社会住宅を含む様々なサイズと価格帯の138戸の住宅、商業スペース、緑のある水辺環境の新しい公共スペースを提供します。

2018年、フランスの雑誌『l’Express』はレンヌをフランスで最も住みやすい都市とし、2017年に新しいTGV接続路が登場したことと相まって、この魅力は継続的な人口増加につながっているのです。街の中心部には多くの歴史的建造物があり、この拡張の圧力は外側に移動し、周辺部は田園地帯の外側に成長するか、できれば高密度化という快適なアプローチで上方に成長することが求められているのです。イル川とヴィレーヌ川が合流する地点に正確に位置し、緑の浮遊する公園であるジャルダン・ドゥ・ラ・コンフリュアンスの向かい、現在は歩行者天国となっているフランソワ・ミッテラン通りの端にあるアセンション・ペイザジェールは、非常に目立つ場所にあるため、周辺の高密度化に対して模範となるアプローチが必要でした。

アセンション・ペイサジェールは、地層からインスピレーションを得ています。このプロジェクトは、徐々に傾斜が後退する大小2つの曲線的な建物で構成されています。川沿いや近隣に接近する箇所では、建物を低くし、広大な低層建築のコンテクストを認めています。しかし、それ以外の場所では、そのデザインは、3つのピークに徐々にステップアップし、敷地の中心では最大12階建ての高さに達しています。この緩やかなステップバックが生み出すテラスには、鉢植えの緑が飾られていて、最上階の住戸まで、川沿いの青々とした雰囲気が広がっています。大きなブロックの西側の角、建物の2つの「ピーク」の間には、果樹を含む庭があり、この緑のアプローチが強調しています。

ファサードは、地質学とのつながりを強調しています。それは、5色のグレーを基調としたマットと光沢のあるセラミックパネルが、層状に配置されているのが特徴です。地上付近は暗くてマットな質感、最上部は明るくて光沢のある質感となっています。夜間は、建物上部のセラミックパネルに組み込まれた照明が、その効果をさらに高めています。その結果、この街の一角を大幅に高密度化しながらも、まるで環境そのものが生んだかのような自然なデザインで、真に街に属しているように見えます。。

MVRDVの設立パートナーであるナタリー・デ・フリースは述べています。
「アセンション・ペイサジェールでは、私たちが期待したとおりの、そしてまさにこの場所で必要とされているプロジェクトを実現することができました」「川や公園が向かいにあり、人が住むには素晴らしい立地条件です。その良さを壊さずに、できるだけ多くの人が住めるようにすることがチャレンジでした。そのために、小さな丘のようなシルエットを持つ2つの建物のアンサンブルを作り、テラスやバルコニーで覆い、植物や 木々のための大きな鉢がすでに用意されている素敵な屋外スペースを居住者に提供することにしました」

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