MVRDVによる、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」。電気自動車の企業の為に計画。施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案。様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」。電気自動車の企業の為に計画。施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案。様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVによる、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」。電気自動車の企業の為に計画。施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案。様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDV が設計した、オランダの店舗「NIO・ハウス・ロッテルダム」です。
電気自動車の企業の為に計画されました。建築家は、施主の思想と地域の特徴の融合を求め、共通点の“柔軟性”を基にして上下動するテーブルや外に拡張可能なカフェ等を考案しました。また、様々な歓迎の用途を盛り込んで街の活気への貢献も意図されました。施主企業の公式サイトはこちら 。
こちらはリリーステキストの翻訳
ミニマリズムの純粋さとロッテルダムのひねり:MVRDVが電気自動車会社のためにオランダで最初のNIOハウスを設計
電気自動車メーカー「NIO」のオランダ初の拠点「NIO・ハウス・ロッテルダム」がオープンしました。MVRDVによるインテリアデザインで、この店舗はロッテルダムの街の無骨で大胆な表現と、NIOブランドの洗練されているけれども、温かみのある美学をミックスしています。同時に、NIOの特徴である売り場へのアプローチを採用しましています。それは、カフェ、ラウンジ、子供用プレイエリア、フォーラム、ワークルーム、アートディスプレイなどの、歓迎の要素が盛り込まれています。それによって、都内有数のショッピングストリートの活気に貢献するフレキシブルな室内空間を実現しました。
カフェやアパレルショップが立ち並ぶミエント地区にある「NIO・ハウス・ロッテルダム」は、運河沿いの角区画という立地を最大限に生かし、動きのある要素を取り入れています。道路に面したメインファサードは、同社の車のショーケースになる一方、サイドファサードはスライド式の窓によって開放することができ、内部のカフェバーをこの開放窓から拡張して、晴れた日には運河沿いの屋外カフェにすることができます。一方、最も目立つコーナーには、1台の車の「ヒーロービュー」のスペースが設けられ、背後の壁面にはアートワークが配置されています。
NIOのクルマについて知ることができる店舗正面のギャラリーと、奥のクラブハウスを分けるために、床と壁の色を白から温かみのあるキャラメル色へと徐々に変化させています。これを実現したのが、「グッドフロア」と呼ばれるテラゾー風の素材です。これは、近隣のマース川から回収したプラスチック汚染を再利用してます。実際に、デザイン全体を通して、素材はNIOの典型的な素材パレットにサステイナブルなひねりを加えています。再生プラスチックのテラゾーに加え、バイオベースのコーティングを施したサステナビリティ認証の木材、100%天然繊維のカーペットと椅子張り、ヴィーガンレザーが使われています。
生々しいむき出しのコンクリートの柱や、頑丈に設計されたディテールが、ピュアでミニマルなNIOのヴィジョンを際立たせ、ロッテルダムらしさを与えています。空間の中心には、長いコミュ二ケーション用の「クレーンテーブル」があり、来場者はコーヒーを飲んだり、他の人とおしゃべりしたり、ノートパソコンで仕事をしたりすることができます。滑車で吊り下げられたテーブルは、簡単に持ち上げてフォーラム用の空間にしたり、可動式のパーティションをスライドさせてプレゼンテーションやワークショップ、レクチャーのための空間を作ったりすることが可能です。