西沢立衛へのインタビュー動画「“建築の声” 十和田市現代美術館」です。AOMORI GOKANが制作して2023年3月に公開されたものです。十和田市現代美術館は、西沢の設計で2008年に竣工しています。
二俣公一 / ケース・リアルが設計した、中国・四川省の「イッセイ ミヤケ 成都SKP」です。
商業施設内の“四角い”区画に計画されました。建築家は、ブランドの“世界観”の可視化を目指し、円形の“ガラスウォール”と“ハンガーラック”で中心性のある空間を考案しました。そして、製品を“空間の主体”として扱うと共に機能性も叶える事が意図されました。店舗の公式ページはこちら。
「ISSEY MIYAKE」のコレクションラインを、シンプルな円形のガラスウォールで浮かび上がらせることを考えた。
計画地は、中国・四川省の省都・成都市で進められている成都SKPプロジェクトの一角で、単純な四角い空間の中に、大きな円形のガラスウォールとハンガーラックをレイアウトした。
そして円形の外側に生まれたそれぞれのブランクには、各種ディスプレイやカウンター、フィッティングエリアなどを配置。明快な中心性のある空間をつくることによって、ブランドの世界観を強調すると共にスムーズな動線と機能配置を確保した。
真っ白な空間に鏡面仕上げのフレームとガラススクリーンを組み合わせ、イッセイ ミヤケのアイテムそのものが空間の主体となるよう意識した。
“コミュニケーションサウナ”や“泊まれるシアター”の開発と運営も手掛ける「蒼樹 株式会社」の、開発部での 建築設計職(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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SNS・メディアで話題のコミュニケーションサウナ「OOO」、泊まれるシアター「TheaterZzz」を開発・運営している蒼樹株式会社が、ホテル・アパートメント・サウナなどの開発案件と組織拡大のため新たに募集を開始しました。
蒼樹株式会社は、東洋建築の基礎である、木の建築の考え方を基に、「すべての人が人生の主役になれる舞台を創る企業」として、
私たちは人生のステージにおける様々なシーンをクローズアップできるように時間と空間を編集していきます。ホテルや民泊施設、アパートメントやスタートアップ向けオフィス、商業施設などのプロデュースから設計・デザイン・運営までトータルに行っています。大規模なリノベーション、用途変更、耐震改修等を用いて自社で4棟、新しいコンセプトの宿泊施設や、地域とつながる場所の提供・運営をしてきました。
2022年には設計・デザイン・プロデュースを行った新築ホテルを開業し、今後も新たな施設の開発を予定しております。弊社は設計やデザインだけではなく企画・ブランディング・オペレーションまで一貫して自社で行うトータルプランニングを基本としている会社です。飲食事業・サウナ事業・アパレル・グッズ事業の立ち上げを全て自社内で行っており、様々な業務を横断的に行っています。
また、弊社は2018年に創業したばかりの新しい企業ですので、メンバー同士、フラットな関係の上で新しいアイデアを次々に生み出しています。
伊庭野大輔と藤井亮介が設計した、東京・渋谷区の「ディアゴナルの住宅」です。
住宅密集地に計画されました。建築家は、空間の“繋がり”と風景との“結合“を求め、全体をスキップフロアで連続させた上で床・壁・家具の操作で周囲との多様な関係性を構築しました。また、各要素を外部の形態と近似させて建築の“都市化”も意図されました。
都内の建て込んだ住宅地に計画された、夫と子供のための住宅である。
複数の用途地域が入り混じった斜線制限の複雑な地域のため、必然的に周辺には、斜めの屋根やかたちが好き勝手に林立したような風景がつくられていた。周囲との視線の交錯には配慮が必要となる一方、建主は料理が好きでキッチンの利用が多く、そこからリビングやテラスとの一体的な繋がりを望んだ。そこで、室内の連続的な繋がりを外の風景といかに結びつけることができるかが課題のひとつとなった。
建物全体は半地下から最上階までひと繋がりとなるスキップフロアの構成としたが、空間同士の繋がりをより感じられるように、斜線制限や眺望に配慮しながらスラブを斜めに折り上げたり、部分的にもち上げたりするなどの操作を行った。それによって、高い天井高や大きな開口ができる以外に、斜めの床は寝転がれる丘となり、スラブがもち上がった場所は寝床のためのアルコーブとなるなど、住宅にアクティビティが生まれ、繋がり方に変化をもたらす。
また、斜めのスラブの下にはそれに合わせた斜めのかたちの大きな階段状のソファを配置した。その隣のテラス1は壁を斜めにカットすることで斜め上の空が切り取られ、屋上のテラス2は周囲を見渡せるようにL字型にベンチを配置するなど、細長い敷地形状によって生活が一方向に規定されず、さまざまな方向に暮らしが広がりをもつことを意図した。それらのかたちが外壁やつくり付け家具へと定着し、周囲の多様な形態の風景と近似することで、住宅のどこにいても都市を感じられる空間を目指した。
- 坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・港区の「OVERCOAT TOKYO」。衣料品ブランドの直営店併設のスタジオ。技術に定評がある同社の“素の現場”に価値を見出し、“直接作り手から話を聞いて服を買う”空間を志向。“商業的な顔”の作り込みではなく“即興的”な設計も意図
- 藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、東京・北区の「野縁の家」。建て込んだ場の再建築不可の木造住宅の改修。採光確保を設計の主題として、天窓等からの光を拡散する“半透明ポリカの光天井”を考案。内部建具の見付も“極限まで”細くして光で満たされる空間を作る
- OSTR / 太田翔+武井良祐による、移動型サウナ「サバス」。路線バスの車両をサウナに改修。転用だから生み出せる“体験”を目指し、既存の座席配置等の活用に加えて“バスの廃材”を再利用して空間を構築。風景に馴染む“バスでありサウナであり建築”も志向
- UID前田圭介・原浩二・山澤達義が審査した、中国電力主催の建築アワード「エネルギア住宅作品コンテスト」の入賞作品を公開。第26回目の開催となり、新築住宅・リフォーム住宅・学生の3部門で応募を募り、“計12作品”が選出
- 曽我部・吉岡研究室とマチデザインと長谷川明事務所による、愛媛の「来島海峡サービスエリア仮設店舗」と「大三島みんなのワイナリー醸造所」。“仮説店舗”を使用後に“醸造所”に再活用。店は、低コストと再活用を前提に、地域の“タバコ乾燥小屋”を想起させる建築を考案。醸造所は、既存部材に新部材を加えて要求機能に応える