トラフ建築設計事務所による、東京の店舗「暮らしの香り 丸の内店」。地域を象徴するビル内のフレグランス店。ブランドの理念の表現も意図し、色や質感が様々な素材の組合わせで静的であると同時に“動きや柔らかさ”もある空間を構築。中央に据えた“象徴的な什器”で回遊動線も作る
トラフ建築設計事務所による、東京の店舗「暮らしの香り 丸の内店」。地域を象徴するビル内のフレグランス店。ブランドの理念の表現も意図し、色や質感が様々な素材の組合わせで静的であると同時に“動きや柔らかさ”もある空間を構築。中央に据えた“象徴的な什器”で回遊動線も作る共用通路から店内を見る。 photo©長谷川健太
トラフ建築設計事務所による、東京の店舗「暮らしの香り 丸の内店」。地域を象徴するビル内のフレグランス店。ブランドの理念の表現も意図し、色や質感が様々な素材の組合わせで静的であると同時に“動きや柔らかさ”もある空間を構築。中央に据えた“象徴的な什器”で回遊動線も作る別の共用通路から店内を見る。 photo©長谷川健太
トラフ建築設計事務所による、東京の店舗「暮らしの香り 丸の内店」。地域を象徴するビル内のフレグランス店。ブランドの理念の表現も意図し、色や質感が様々な素材の組合わせで静的であると同時に“動きや柔らかさ”もある空間を構築。中央に据えた“象徴的な什器”で回遊動線も作るカシミヤカーペットの床 photo©長谷川健太

トラフ建築設計事務所が設計した、東京・千代田区の店舗「暮らしの香り 丸の内店」です。
地域を象徴するビル内のフレグランス店の計画です。建築家は、ブランドの理念の表現も意図し、色や質感が様々な素材の組合わせで静的であると同時に“動きや柔らかさ”もある空間を構築しました。また、中央に据えた“象徴的な什器”で回遊動線も作りました。店舗の公式サイトはこちら

フレグランス商品を扱う「暮らしの香り」メインストア銀座店に続く、2店舗目となる丸の内店の内装計画。
ビジネス街を象徴する丸の内ビルディングの4階において、ブランドイメージをさらに向上させる訴求力のある店舗空間が求められた。

建築家によるテキストより

2つの通路に面した敷地にどちらの面からでもアクセス出来るようにし、象徴的なアイランド什器を囲む構成にすることで回遊性あるスムーズな動線を計画した。

建築家によるテキストより

店舗中央にはガラスポットに収められたオリジナルフレグランス全30種が並ぶメインテーブルが設置され、カシミヤカーペットの床が、硬質な床材の通路からの来客をやさしく迎える。
長方形の什器や濃紺に染色したバーチ合板、バイブレーション仕上げのステンレスなどの組み合わせが静的な印象を与える空間に、揺らぎを感じさせる桂剥きの木目や有機的な凹凸を持つ木毛セメント板の壁面が動きや柔らかさを与え、ブランドコンセプトである「寄り添うやさしさ」を素材の色と質感で表現した。

建築家によるテキストより
山本稜 / Spicy Architectsによる、沖縄の「南城の家」。沖縄特有のRCの家が並ぶ住宅街での計画。周辺の文脈の踏襲と与件への応答を求め、木造ながらも“四角い躯体”と“長い雨端”を備えた建築を考案。内部では複数のグレーの素材を統合して“背景”の様な空間を作る
山本稜 / Spicy Architectsによる、沖縄の「南城の家」。沖縄特有のRCの家が並ぶ住宅街での計画。周辺の文脈の踏襲と与件への応答を求め、木造ながらも“四角い躯体”と“長い雨端”を備えた建築を考案。内部では複数のグレーの素材を統合して“背景”の様な空間を作る外観 photo©楠瀬友将
山本稜 / Spicy Architectsによる、沖縄の「南城の家」。沖縄特有のRCの家が並ぶ住宅街での計画。周辺の文脈の踏襲と与件への応答を求め、木造ながらも“四角い躯体”と“長い雨端”を備えた建築を考案。内部では複数のグレーの素材を統合して“背景”の様な空間を作る1階、リビングダイニングから玄関側を見る。 photo©楠瀬友将
山本稜 / Spicy Architectsによる、沖縄の「南城の家」。沖縄特有のRCの家が並ぶ住宅街での計画。周辺の文脈の踏襲と与件への応答を求め、木造ながらも“四角い躯体”と“長い雨端”を備えた建築を考案。内部では複数のグレーの素材を統合して“背景”の様な空間を作る2階、ルーム2 photo©楠瀬友将

山本稜 / Spicy Architectsが設計した、沖縄の「南城の家」です。
沖縄特有のRCの家が並ぶ住宅街での計画です。建築家は、周辺の文脈の踏襲と与件への応答を求め、木造ながらも“四角い躯体”と“長い雨端”を備えた建築を考案しました。また、内部では複数のグレーの素材を統合して“背景”の様な空間を作ることが意図されました。

3人家族のための住宅。敷地は沖縄県南部、80年代の新興住宅地の高台に位置する。

周辺地域では、コンクリートの四角い躯体形状に低く長い雨端(※沖縄の民家の深く庇の出た部分)を設けた沖縄特有の住まいの工夫が多く見受けられた。それは亜熱帯特有の暴風雨から守り、陰をつくり、室内への強い直射日光の侵入を防ぐ。

建築家によるテキストより

本プロジェクトでは求められている機能と建設コストを考慮し、木造を選択する必要があったのだが、先人たちに習い木造でも先ほど見られたコンテクストを踏襲することを考えた。

建築家によるテキストより

建物は南側に目一杯に庭を、東側に車庫をつくる様に配置。1階には下屋を2階には屋根を張り出し、サッシ上端まで目深く被らせて強烈な陽射しから守られた深い影をつくる。下屋と屋根にヴォリュームを持たせることで、地域の中で近隣住居との親和性を図る外観イメージをつくった。

内部の仕上げは、複数素材をグレーで色味をコントロールすることでキャンバスの様な背景をつくった。この背景に対して、無着色の梁や家具は際立って見え、場所に落ち着きを与えるよう意図した。

建築家によるテキストより

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