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名和晃平の新作展「Direction|TRAUMARIS」が渋谷の「TRAUMARIS|SPACE」で開催中[-2013/2/3]

名和晃平の新作展「Direction|TRAUMARIS」が渋谷の「TRAUMARIS|SPACE」で開催されています

アーティストの名和晃平の新作展「Direction|TRAUMARIS」が渋谷の「TRAUMARIS|SPACE」で開催されています。開催期間は2013年2月3日まで。リンク先に作品の画像なども掲載されています。

TRAUMARISでは、2004年以来2回目の、名和晃平の新作展示を開催します。

2012年、韓国のアラリオギャラリーと大阪・うめだ阪急で発表した新しいペインティングシリーズ「Direction」が壁面を埋め尽くし、同じく新作彫刻「Trans」のトルソーがその空間にたたずみ、さらに当スペースのシンボルともいえる「BEADS」の若鹿がその展示空間を眺める、という設えとなります。

重力だけに従うという斬新な手法で、一定方向に向かって、正確にパラレルなストライプを描き出す「Direction」。これはある意味で、三次元空間において人間の手で実現することのできる、究極の平面(二次元的)作品といえるでしょう。

また、ハリウッド映画など映像分野での開発がめざましい、触感デバイスを使った3Dモデリングシステムを使って彫刻される「Trans」。こちらはARから現実の空間へと物質が一足飛びにジャンプする感覚をそのまま造形化した、もっとも先鋭的な立体(三次元的)作品といえます。

さらに名和の作品世界のアイコンともいえる「BEADS」。生々しい剥製の鹿の表面をガラスビーズで覆うことによって、物質の像と光は幻惑的に屈折し、現実感は希薄になり、浮遊するような透明感が際立ちます。

このようにいくつもの異なる次元が交錯する空間が、そこで時を過ごす人の感覚をどのように翻弄するのか? カフェを併設したアートスペースならではの時間の経過をともなう展示を、じっくりと体験していただきます。

「Direction」「Trans」の個展形式のインスタレーションは、いずれも東日本では初公開となります。

TRAUMARIS アートプロデューサー・ライター
住吉智恵

PROPS プロトーク 第3回「働き方・生き方・稼ぎ方」が開催[2013/1/20]

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作成:野口理沙子/提供:PROPS

PROPS プロトーク 第3回「働き方・生き方・稼ぎ方」が開催されます。開催日は、2013年1月20日です。PROPSについてはこちら

PROPS プロトークは、建築や不動産、ITや社会起業などの実務者が共通の言葉をさぐる、業界横断型のトークイベントです。
今回は、縮小傾向にある建設・不動産業界でどの様な働き方、生き方、稼ぎ方があるのかを、PROPS上最多数のスピーカーを迎え、多角的に考えてゆきます。イベントは2部制とし、1部ではコンストラクションマネージャー、建築家、不動産仲介、キャリアコンサルタントを迎え、これからの業界内での生き方を中心に語ります。2部ではコワーキングスペース運営会社CCO、ナリワイ実践家、NPO理事、ワーキングスペース研究者・編集者を迎え、業界の枠にはまらない、新しい”場”に関係する仕事について語ってゆきます。

世界各地の建築学校で学ぶ学生たちによる展覧会「JAPANESE JUNCTION」展[-2013/1/20] 「路上と観察をめぐる表現史–考現学以後」展が広島市現代美術館で開催[2013/1/26-4/7]

「路上と観察をめぐる表現史–考現学以後」展が広島市現代美術館で開催されます

「路上と観察をめぐる表現史–考現学以後」展が広島市現代美術館で開催されます。開催期間は、2013年1月26日-4月7日。藤森照信やアトリエワンが参加するイベントも企画されているようです。

時代の移ろいと都市の眺め。
観察の名手たちと、「つくり手知らず」による、
路上のマスターピース。

民家の研究者・建築家であった今和次郎(1888〜1973)は1920年代なかば、後に舞台美術家として活躍する吉田謙吉(1897〜1982)らとともに、東京の街と人々の風俗に注目し、路上における人々の生活、風俗の現状を様々な角度から調査考察する研究を始め、「考現学」と名付けました。それは、1923年の関東大震災をきっかけに人々の生活、創造を見つめ直し、作品として特別視されることのなかった、市井の創造力に注目する新たな視点の獲得と捉えることができます。その後、1986年に結成された赤瀬川原平(1937〜)、藤森照信(1946〜)らによる路上観察学会をはじめ、美術や建築など様々な分野で路上の事物を観察し、記録する多彩な活動が展開されてきました。

本展覧会は、戦前から現代にかけて観察者たちが路上に見出した創作物をあらためて紹介するとともに、様々なアプローチを通して観察/発見という行為が表現として成立する様子に注目します。観察する者と観察される物(者)の双方が、ともに表現とは何か、という重大な問いかけを投げかける、芸術の在り方について考察する展覧会です。

出品作家・グループ
今和次郎、吉田謙吉、木村荘八、岡本太郎、コンペイトウ、遺留品研究所、赤瀬川原平、トマソン観測センター、林丈二、一木努、路上観察学会、大竹伸朗、都築響一、アトリエ・ワン、ログズギャラリー、下道基行 ほか

森村泰昌がヨコハマトリエンナーレ2014のアーティスティック・ディレクターに

森村泰昌がヨコハマトリエンナーレ2014のアーティスティック・ディレクターに選ばれています

アーティストの森村泰昌がヨコハマトリエンナーレ2014のアーティスティック・ディレクターに選ばれています。概要が、リンク先のエキサイトイズムに掲載されています。

佐々木睦朗の講演会「私の構造設計手法」が京都工芸繊維大学で開催[2013/1/12] 21_21 DESIGN SIGHTで、佐藤卓、中村勇吾、小山田圭吾のディレクションによる「デザインあ展」が開催[2013/2/8-6/2]

21_21 DESIGN SIGHTで、佐藤卓、中村勇吾、小山田圭吾のディレクションによる「デザインあ展」が開催されます

21_21 DESIGN SIGHTで、佐藤卓、中村勇吾、小山田圭吾のディレクションによる「デザインあ展」が開催されます。開催期間は2013年2月8日~6月2日。

21_21 DESIGN SIGHT では、2013 年 2 月より、「デザインあ展」を開催いたします。NHK E テレで放送中の教育番組「デザインあ」を、展覧会というかたちに発展させた企画です。

展覧会のテーマは、「デザインマインド」。日々の生活や行動をするうえで欠かせないのが、洞察力や創造力とともに、無意識的に物事の適正を判断する身体能力です。ここでは、この両面について育まれる能力を「デザインマインド」と呼ぶことにいたします。

多種多様な情報が迅速に手元に届く時代を迎え、ただ受け身の生活に留まることなく、大切なものを一人ひとりが感じとり、選択し、そして思考を深めることの重要性が問われています。その点からも、豊かなデザインマインドが全ての人に求められているといえるでしょう。

次代を担う子どもたちのデザインマインドを育てること。大人もまた、豊かな感受性を保ちながら、デザインマインドを養うこと。本展では、音や映像も活かしながら、全身で体感できる展示を通して、デザインマインドを育むための試みを、さまざまに示していきます。

展覧会のディレクションは、NHK E テレ「デザインあ」で総合指導を行なう佐藤 卓をはじめ、同番組に関わる中村勇吾、小山田圭吾の 3 名。デザイン教育の可能性に注目が集まる現在、子どもと大人の双方に向けた展覧会に、どうぞご期待ください。

ホンマタカシの写真展「北欧建築とか。」の会場写真とレポート

ホンマタカシの写真展「北欧建築とか。」の会場写真とレポートがエキサイトイズムに掲載されています

ボーコンセプトで行われているホンマタカシの写真展「北欧建築とか。」の会場写真とレポートがエキサイトイズムに掲載されています。

藤村龍至なども参加するPROPS プロトーク 第2回「開発・オペレーション ー日本の都市開発モデルは海外展開できるかー」が開催[2012/12/9]

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藤村龍至なども参加するPROPS プロトーク 第2回「開発・オペレーション ー日本の都市開発モデルは海外展開できるかー」が開催されます。開催日は2012年12月9日。

グローバルかローカルか。縮小の時代に、都市開発に携わるプレイヤーはどう動くのか。 沿線開発モデルをふくむ鉄道運営システムの海外進出を目論む鉄道会社。「オペレーション」をキーワードに、製造業の海外進出における施設づくりと運営ノウハウを一体的にサポートする山下ピー・エム・コンサルタンツの川原秀仁氏。地方の再開発に可能性を見出す都市計画コンサルタント中尾俊幸氏と、日本の都市開発史に詳しい建築家の藤村龍至氏とともに、都市開発のこれからを考える。

ギャラリー間での「山下保博×アトリエ・天工人展 Tomorrow-建築の冒険-」展の新しい会場写真

ギャラリー間のウェブサイトに「山下保博×アトリエ・天工人展 Tomorrow-建築の冒険-」展の新しい会場写真が掲載されています

ギャラリー間のウェブサイトに「山下保博×アトリエ・天工人展 Tomorrow-建築の冒険-」展の新しい会場写真が16枚掲載されています。

「二川幸夫・建築写真の原点 日本の民家一九五五年」展が汐留ミュージアムで開催[2013/1/12-3/24]

「二川幸夫・建築写真の原点 日本の民家一九五五年」展が汐留ミュージアムで開催されます

「二川幸夫・建築写真の原点 日本の民家一九五五年」展が汐留ミュージアムで開催されます。開催期間は2013年1月12日~3月24日。

この国の自然と風土、歴史と文明のなかから生まれ、育まれてきた庶民の住まい「民家」。モダニズムの建築や今日の住宅を考える上でも、私たちの原点といえるでしょう。一方で快適で合理的なライフスタイルを優先する現代的な感覚にはそぐわなくなり、いにしえの民家は日本の風景から確実に姿を消しつつあります。

1957年から59年にかけて発行された『日本の民家』全10巻は、日本が国際的な経済発展に向けて飛躍しようとしていた頃に、あえて民家の最期の美しさにカメラを向けて、世間を瞠目させました。大地とつながる民家の力強さ、そしてそこに蓄積された民衆の働きと知恵をとらえた280点のモノクロ写真は、現在、国際的に高く評価される二川幸夫が20歳前後に撮影したものです。文章は当時新鋭の建築史家、伊藤ていじ(1922-2010)が著しました。

二川幸夫は確かな評価眼を通して見たものを建築写真として定着し、自ら主宰する出版社を中心に発表してきました。優れた建築を追って世界中を駆け巡り、比類のない作品を精力的に残してきた彼の建築の旅の原点は、この『日本の民家』にあります。

本展は1955年にさかのぼって、若き日の二川幸夫がとらえた貴重な民家の姿、そして日本人の本来の逞しさと しなやかさを、選び抜いた約70点の作品にご覧いただきます。ここに見るような建築のあり方を、これからの 日本で再構成することはできるのでしょうか―そんな想像がふくらむ展覧会です。

塚本由晴とホンマタカシによるトークショーがボーコンセプト南青山店で開催[2012/11/10]

塚本由晴とホンマタカシによるトークショーがボーコンセプト南青山店で開催されます

アトリエ・ワンの塚本由晴と写真家のホンマタカシによるトークショーがボーコンセプト南青山店で開催されます。開催日は、2012年11月10日。要事前申し込み、先着順。ホンマタカシの写真展「北欧建築とか。」に合わせて開催されるものです。

坂 茂 建築展が2013年3月に水戸芸術館で開催

坂 茂 建築展が2013年3月に水戸芸術館で開催されます

坂 茂 建築展が2013年3月に水戸芸術館で開催されます。

建築家・坂 茂の創作と活動を包括的に紹介する日本で初めての展覧会です。
坂茂(ばん・しげる)は、ポンピドゥーセンター・メス(フランス国立芸術センター)など、国際的に高く評価される建築を手がけ、1995年の阪神・淡路大震災から東日本大震災に至るまで17年間、世界の難民キャンプや被災地で仮設住宅や復興住宅をつくり、災害支援活動を続けてきました。また、「紙の建築」でも知られ、紙筒などの身近なものの中に建築の材料として特性を見出し、それを建築作品として実用化してきました。80年代に再生紙でできた紙筒に着目した坂は、多くの研究と開発を経て、建築構造に耐えうる強度をもったエコロジーの建築構造材の実用化を果たしました。「紙の家」や「ハノーバー万博日本館」を実現させた一方、安価で世界のどこでも入手できるという利点を活かして、「紙のログハウス」「避難所用管理間仕切り」といった災害支援へと発展させました。坂の設計技術は、東日本大震災により避難所暮らしを強いられることとなった被災者の生活を守り、宮城県女川町に建設予定の新しい仮設住宅「多層コンテナ仮設プロジェクト」にも活かされています。
他にも代表作品には、海上輸送コンテナを利用した「ノマディック・ミュージアム」などがあります。
本展では、坂の初期作品から代表作、及び進行中のプロジェクトに至るまで、坂茂の仕事を写真、映像、模型、立体展示で辿ります。日本初の試みとなった3階建てのコンテナ仮設住宅の実大モックアップも展示し、坂茂の創作のディテールから活動の全貌を俯瞰できる構成を予定しています。

大山顕の写真展『日本の美しい景観』がみなとみらいギャラリーで開催[2012/10/31-11/4]

大山顕の写真展『日本の美しい景観』がみなとみらいギャラリーで開催されます

大山顕の写真展『日本の美しい景観』がみなとみらいギャラリーで開催されます。開催期間は2012年10月31日~11月4日。

工場、ジャンクション、団地、高架下建築など、いままで気合い入れて撮ってきて、写真集も出してきた写真をいっきにプリントします。

メジロスタジオなどが参加している建築展「建築的思考のパラダイム-アーキテクチャーの現在系」

メジロスタジオなどが参加している建築展「建築的思考のパラダイム-アーキテクチャーの現在系」が旧東京電機大学11号館で開催されています

メジロスタジオなどが参加している建築展「建築的思考のパラダイム-アーキテクチャーの現在系」が旧東京電機大学11号館で開催されています。トークイベントなども企画されているようです。

参加予定:ARK NOVAプロジェクト/RGSS/饗庭伸研究室/assistant/East Japan Project/いえつく/issue+design/江渡浩一郎/GLIDER/kwwek/シェア研究会/田根剛/テラダデザイン/FabCafe/メジロスタジオ/メディアプロジェクト・アンテナ/403architecture [dajiba]

「建築的思考のパラダイム」は、神田コミュニティアートセンター構想委員会の建築プログラム担当・有馬恵子が中心となり企画された建築プロジェクトです。神田コミュニティアートセンター構想に端を発した「TRANS ARTS TOKYO」の一部としての役割を考えるとき、壊される建物の中で行われる建築プロジェクトであることの意味を考えました。長く続く経済の停滞により建てるという行為が社会的に容易でなく、また東日本大震災という惨事を経験した現在、建築家はより密接に都市やコミュニティと向き合い、一方でアートやデザインの領域に浸食もしくはそのものにもなり、従来では建築の外であるとみなされていたような単位も建築プロジェクト化されつつあるのではないかと思いました。建築の「領域拡大」や「思考の密度」が「建築的思考のパラダイム」を促している、そのような仮説をもとに今回の展示プログラムを設計しました。期間中、各参加者によるプロジェクトの展示、セッションを通して「記憶」「都市」「再生」「コミュニティ」などのキーワードを探り、現在行われている様々な建築的行為とその先にあるもの、向かうものは何か。参加者とともに考えたいと思います。

エルネスト・ネトの表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京での展示「Madness is part of Life」のレポート

エルネスト・ネトの表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京での展示「Madness is part of Life」のレポートがエキサイトイズムに掲載されています

アーティストのエルネスト・ネトの表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京での展示「Madness is part of Life」のレポートがエキサイトイズムに掲載されています。

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