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手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所による、宮城の「あさひ幼稚園 第二期」


all photos©Katsuhisa Kida / FOTOTECA

手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所が設計した、宮城の「あさひ幼稚園 第二期」です。構造設計は、今川憲英 / TIS&PARTNERSが担当しています。

あさひ幼稚園 第二期

津波で被災した大雄寺の杉並木を使って再建したあさひ幼稚園の第二期工事。
津波から5年を経て子供達が帰って来た。
巨木はもうないので、集成材を使っているが、やはり数百年を超えることを目指して嵌合結合を用いた。
内部の大階段は住職が修行された永平寺をイメージしている。
第一期は緑豊かな山の中腹に建てられたが、開発に伴い敷地周辺が平らに削られ、独立した丘のような状態になっている。

西沢立衛・赤松佳珠子らが審査した第12回日本構造デザイン賞を、「太田市美術館・図書館」の構造を手掛けた伊藤潤一郎(Arup)らが受賞

西沢立衛・赤松佳珠子らが審査した第12回日本構造デザイン賞を、「太田市美術館・図書館」の構造を手掛けた伊藤潤一郎(Arup)らが受賞しています

西沢立衛・赤松佳珠子らが審査した第12回日本構造デザイン賞を、「太田市美術館・図書館」の構造を手掛けた伊藤潤一郎(Arup)らが受賞しています。その他の受賞者や講評はリンク先でどうぞ。

 本年の選考委員は、斎藤公男(委員長)、西沢立衛、赤松佳珠子、金田充弘、山田憲明の5名で、2017年6月9日に全員出席の下で選考が行なわれました。
 本年は10件の応募があり、厳正な選考の結果、「太田市美術館・図書館」の構造設計により伊藤潤一郎氏(Arup)、「熊本県立熊本かがやきの森支援学校」の構造設計により加登美喜子氏(日建設計)、 「新豊洲ブリリアランニングスタジアム」の構造設計により萩生田秀之氏(KAP)+ 喜多村淳氏(太陽工業)に「日本構造デザイン賞」を授与することを決定しました。

 また、腰原幹雄氏(東京大学)に、「木質構造デザインの普及・発展に対する顕著な貢献」により「日本構造デザイン賞松井源吾特別賞」を授与することを決定しました。
 授賞式と受賞者による記念講演会を、2017年9月8日(金)15:30(開場15:00)より、東京デザインセンター B2階「ガレリアホール」にて、 入場無料、申し込み不要で開催します。ぜひご参加下さい。

手塚貴晴+手塚由比と今川憲英による、宮城の「あさひ幼稚園 第一期・第二期」の動画 レゴで制作された、ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のドイツ・ハンブルクの劇場「エルプフィルハーモニー」の写真

レゴで制作された、ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のドイツ・ハンブルクの劇場「エルプフィルハーモニー」の写真が、designboomに掲載されています

レゴで制作された、ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のドイツ・ハンブルクの劇場「エルプフィルハーモニー」の写真が8枚、designboomに掲載されています。実際の建物の写真はこちらでどうぞ

中山英之や島田陽の住宅のカーテンなども担当している森山茜の、ポルトガルのアートセンター・アーキペラゴでの、布のインスタレーションの写真

中山英之や島田陽の住宅のカーテンなども担当している森山茜の、ポルトガルのアートセンター・アーキペラゴでの、布のインスタレーションの写真が、designboomに掲載されています

中山英之や島田陽の住宅のカーテンなども担当している森山茜の、ポルトガルのアートセンター・アーキペラゴでの、布のインスタレーションの写真が7枚、designboomに掲載されています。

SANAAでの勤務経験も持つエルディング・オスカーソンによる、スウェーデンのスケッチ博物館の増築の写真

SANAAでの勤務経験も持つエルディング・オスカーソンによる、スウェーデンのスケッチ博物館の増築の写真がdezeenに掲載されています

SANAAでの勤務経験も持つエルディング・オスカーソン(Elding Oscarson)による、スウェーデンのスケッチ博物館の増築の写真が12枚、dezeenに掲載されています。エルディング・オスカーソンは、SANAA出身のジョナス・エルディングと、サンデルサンドベリ出身のヨハン・オスカーソンによる設計事務所です。こちらの作品は住宅特集の表紙にもなったので記憶している方も多いのでは。

ジャスパー・モリソンが内装を手掛けた、東京・丸の内のKITTEにある「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」の写真

ジャスパー・モリソンが内装を手掛けた、東京・丸の内のKITTEにある「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」の写真が、dezeenに掲載されています

ジャスパー・モリソンが内装を手掛けた、東京・丸の内のKITTEにある「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」の写真が7枚、dezeenに掲載されています。日本で初めてのインテリアのプロジェクトだそう。お店のウェブサイトはこちら

現代計画研究所・野沢正光建築工房のチームが、広島の海田町新庁舎設計プロポで特定者に

現代計画研究所・野沢正光建築工房のチームが、広島の海田町新庁舎設計プロポで特定者に選ばれていて、その提案書がPDFで公開されています

現代計画研究所野沢正光建築工房のチームが、広島の海田町新庁舎設計プロポで特定者に選ばれていて、その提案書がPDFで公開されています。詳細はこちらでどうぞ

海田町新庁舎整備基本計画・基本設計者審査委員会が行った海田町新庁舎整備基本計画策定及び基本設計業務委託の公募型建築プロポーザルに係る審査の結果を踏まえ、次のとおり特定者及び次点者を特定しました。

中村拓志が、岡田准一の住宅を手掛けることがYahooニュースのトップ記事に

中村拓志が、岡田准一の住宅を手掛けることがYahooニュースのトップ記事になっています

中村拓志が、岡田准一の住宅を手掛けることがYahooニュースのトップ記事になっています。中村はZOZOTOWN創業者の前澤友作の住宅を手掛けていることも前澤のツイートで明らかになっています

長谷川豪が、AAスクールで2017年6月に行ったレクチャー「空間体験における振幅」の動画 アイレス・マテウスが、ポルトガルの16世紀の教会を、コインブラ大学の施設に改修

アイレス・マテウスが、ポルトガルの16世紀の教会を、コインブラ大学の施設に改修したそうです

アイレス・マテウスが、ポルトガルの16世紀の教会を、コインブラ大学の施設に改修したそうです。江インク先に写真が13枚掲載されています。

RCRが、元エル・ブリのシェフのアルベルト・アドリアの為に設計した、バルセロナのレストランの写真

RCRが、元エル・ブリのシェフのアルベルト・アドリアの為に設計した、バルセロナのレストランの写真が、dezeenに掲載されています

RCR・アーキテクツが、元エル・ブリのシェフのアルベルト・アドリアの為に設計した、バルセロナのレストランの写真が8枚、dezeenに掲載されています。

第3回「これからの建築士賞」の入賞作品と、藤原徹平・山崎亮ら審査員による講評が公開

第3回「これからの建築士賞」の入賞作品と、藤原徹平・山崎亮ら審査員による講評が公開されています(PDF)

第3回「これからの建築士賞」の入賞作品と、藤原徹平・山崎亮ら審査員による講評が公開されています。このアワードは東京建築士会が主催するものです。過去の結果などはこちらのページからどうぞ
アワードのコンセプトは以下。

「建築士」は日本の都市と建築にかかわる重要な職能資格であり、設計監理、施工、行政、教育、まちづくり、発注者など幅広い業務に携わりながら、未来につながる社会の実現のため努力してきました。近年では防災、環境、高齢化と人口減少、歴史文化の喪失など多くの課題の中で、その専門的な知見を生かしながら、魅力的な社会、街並み、建築空間の実現を目指して活動しています。

なかでも最近は他の建築関係の会とも連携し、それぞれの地域をベースにした協働も盛んになってきており、これらの新たな活動が大きな波となって地域社会の未来に力となる事も期待されています。多様な分野における建築士ならではの新しい動きに光を当て、顕彰し、支援するとともに広く世の中に伝えようとするのが「これからの建築士賞」の目的です。

トラフによる、埼玉の、二つのずれて配置された直方体ヴォリュームの上に、切妻のヴォリュームが積み重ねられた「栗橋の住宅」の写真

トラフのウェブサイトに、埼玉の、二つのずれて配置された直方体ヴォリュームの上に、切妻のヴォリュームが積み重ねられた「栗橋の住宅」の写真が掲載されています

トラフのウェブサイトに、埼玉の、二つのずれて配置された直方体ヴォリュームの上に、切妻のヴォリュームが積み重ねられた「栗橋の住宅」の写真が22枚掲載されています。

埼玉の郊外に建つ、夫婦と子ども2人のための、木造2階建ての住宅。東西に細長い敷地の南側には農地が広がり、北側には大きな銀杏や桜の木を挟んで、施主の両親の家が並ぶ。設計開始当初、施主からはアウトドアリュックのイメージ写真が与えられ、機能性と意匠性を併せ持つような家が求められた。

生活のための主室を、地面とは切り離して2階に設けるという要望を手がかりに、リビング、寝室、アトリエという3つの矩形のボリュームに分け、それらを積み上げるような構成とした。
家族全員の主な生活場所となるリビングのボリュームは、寝室棟とアトリエ棟の上に、橋のように架け渡して両者をつなぎ、周囲の樹木や農地の風景を望める見晴らしの良い場所とした。また、文字通り橋のようなトラス構造とすることで、無柱の室内と、無柱のピロティ空間をその下に実現した。3つのボリュームは、ピロティの開放感とその奥の樹木との関係や、外部からのアクセスなどから、敷地に対して角度を振りながら配置し、上下階でもずらす構成にした。ずれによって生じる2階のテラスからは周囲の開けた環境を一望できる。1階のピロティは、駐車スペースや子どもの遊び場となる開かれた場所であると同時に、裏をつくらず、両親の家との間を行き来できる通り道にもなっている。内装においては、デザイナーである施主自らが選んだ壁紙やタイル、石材などで壁面をコラージュしていった。外観においては逆に、家型という形式を際立たせるために真っ白い外装材を選択した。これは、隣の両親の家との家族関係を象徴するものでもある。

この郊外住宅の典型とも言える2階建てのボリュームを解体して、余白を与えながら再構成することで、家の内側から周囲の環境に開いていくような、豊かな生活空間となることを目指した。

宮脇檀が1983年に完成させた埼玉・川口の住宅「中山邸」の見学会が開催 [2017/8/26]

宮脇檀が1983年に完成させた埼玉・川口の住宅「中山邸」の見学会が開催されます

宮脇檀が1983年に完成させた埼玉・川口の住宅「中山邸」の見学会が開催されます。開催日は2017年8月26日。詳細はリンク先でどうぞ。

この度、所有者および元宮脇檀建築研究室の皆様のご厚意により、「中山邸」(宮脇檀設計/1983年)の最後の見学会を行うことになりました。(「中山邸」は今年9月に解体が予定されています。)
建築家・椎名英三氏(元宮脇檀建築研究室所員)をお招きして、邸内でミニレクチャーも開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。

倉方俊輔やケン・タダシ・オオシマが企画に参加している、森美術館での建築展「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」の概要

倉方俊輔やケン・タダシ・オオシマが企画に参加している、森美術館での建築展「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」の概要が公開されています

倉方俊輔やケン・タダシ・オオシマが企画に参加している、森美術館での建築展「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」の概要が公開されています。会期は2018年4-9月だそう。

日本の伝統建築は、その文化財的価値を認められ、フランク・ロイド・ライト、ブルーノ・タウトなど、20世紀を代表する近代建築家たちに強い影響を与えました。若き日のライトは、1893年のシカゴ万博で初めて日本の伝統的空間に接し、そこに20世紀の近代建築が目指すべき空間性を発見、独自のスタイルを確立したといわれています。日本においては、伝統を再考し、新たな建築の可能性を模索してきた丹下健三、谷口吉生、隈研吾などが国際的にも高い評価を得てきました。これまで数多くの日本人建築家が、建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞を受賞しています。日本の現代建築がこれほどまでに国際的に注目される背景には、古代より現代に受け継がれる日本建築の遺伝子が存在し、創作において潜在的な影響を与えているからとは考えられないでしょうか。
本展は、日本の古建築と近現代の建築を比較分析し、その表現の差異や継承を貴重な資料や模型、体験型インスタレーションの展示を通して顕在化させるこれまでにない建築展です。現代建築がグローバルに均質化するいま、歴史を踏まえ、日本の建築を概観することは、独自性ある都市や建築の未来を考える絶好の機会となるでしょう。

主催:森美術館
企画:南條史生(森美術館館長)、前田尚武(森美術館建築・デザインプログラムマネジャー)、徳山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター)、倉方俊輔(建築史家/大阪市立大学大学院工学研究科准教授)、ケン・タダシ・オオシマ(建築史家/ワシントン大学教授)

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