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島田陽・ドットアーキテクツ・加藤比呂史らが、京都の元小学校のグラウンドを敷地に、制作した体験型インスタレーション作品の写真

島田陽・ドットアーキテクツ・加藤比呂史らが、京都の元小学校のグラウンドを敷地に、制作した体験型インスタレーション作品の写真が、ours-magazine.jpに掲載されています

島田陽ドットアーキテクツ加藤比呂史らが、京都の元小学校(現:京都芸術センター)のグラウンドを敷地に、制作した体験型インスタレーション作品の写真が18枚、ours-magazine.jpに掲載されています。この作品の公開は終了しています。
イベントの公式概要は以下。

監修・五十嵐太郎。日本・ドイツ・フランスの若手建築家による、一週間だけの仮設集落創造プロジェクト始動。

この夏、京都芸術センターのグラウンドにて、日本・ドイツ・フランスという異なる背景を持つ建築家たちが、可動式の仮設集落を創出する新しいプロジェクト「建築Symposion(シンポシオン)-日独仏の若手建築家による-」を実施します。それに先駆け、監修の五十嵐太郎と参加建築家6組によるキックオフシンポジウムを開催します。
本シンポジウムで議論し生み出されたコンセプトやテーマを基に、各建築家が8月の設営に向けてプランを練ります。異文化の建築家が創り出す空間を、創作過程も含めてお楽しみください。

ザハ・ハディド・アーキテクツによる、エストニア・タリンの、湾岸施設のマスタープランコンペの勝利案の画像

ザハ・ハディド・アーキテクツによる、エストニア・タリンの、湾岸施設のマスタープランコンペの勝利案の画像がdezeenに掲載されています

ザハ・ハディド・アーキテクツによる、エストニア・タリンの、湾岸施設のマスタープランコンペの勝利案の画像が6枚、dezeenに掲載されています。

スタジオ・ラモスによる、アルゼンチン・ブエノスアイレス近郊の、バラガン建築の影響も感じられるポロ用の馬の厩舎の写真

スタジオ・ラモスによる、アルゼンチン・ブエノスアイレス近郊の、バラガン建築の影響も感じられるポロ用の馬の厩舎の写真がdezeenに掲載されています

スタジオ・ラモス(Estudio Ramos)が設計した、アルゼンチン・ブエノスアイレス近郊の、バラガン建築の影響も感じられるポロ用の馬の厩舎の写真が19枚、dezeenに掲載されています。こちらでにバラガン設計の厩舎の写真をたくさん見ることができます。アーキテクチャーフォトでは馬のための建築として、古谷デザイン建築設計事務所による「森のクラブハウスと馬主クラブ棟」を特集記事として掲載したことがあります。あわせてどうぞ。

OMAの設計で完成した、フランスの、都市計画の考え方にインスパイアされた、教育機関エコール・サントラル・パリの新施設の写真

OMAの設計で完成した、フランスの、都市計画の考え方にインスパイアされた、教育機関エコール・サントラル・パリの新施設の写真が、OMAのウェブサイトに掲載されています

OMAの設計で完成した、フランスの、都市計画の考え方にインスパイアされた、教育機関エコール・サントラル・パリの新施設の写真などが14枚、OMAのウェブサイトに掲載されています。模型写真や配置図なども掲載されていて、施設の構成が良く分かります。

TEDでの建築家グレース・キムの講演「コ・ハウジングでもっと幸せに もっと長生きに」(日本語字幕付)

TEDでの建築家グレース・キムの講演「コ・ハウジングでもっと幸せに もっと長生きに」です。日本語字幕付です。

寂しさは必ずしも孤独から生まれるものではありません。建築家のグレース・キムは、寂しさは周囲の人々との社会的な関係性により生まれるものであり、自身の居住環境から生まれることも珍しくないと言います。キムは、孤独を癒やす昔ながらの処方箋について語ります。それはコ・ハウジング(共住)、つまり隣人と空間を共有したり、お互いと知り合ったり、助け合ったりする暮らし方です。独特の着眼点から生まれたこのトークに耳を傾けて、住まいや、そこでの暮らし方を考え直してみませんか。

ツバメアーキテクツによる、埼玉の「半仕上げの保育所」


all photos©ツバメアーキテクツ

ツバメアーキテクツが設計した、埼玉の「半仕上げの保育所」です。

[半仕上げという方法]
丁寧に幾重にも配慮を重ねつつも、余白を残しながら空間が作り出せないだろうか。

このような問いからスタートした我々は[半仕上げという方法]を試すことにした。園児の手が届くところのクオリティをできる限り高めようとしたときに「半仕上げ」という方法にいたったということである。

まず空間の下半分、つまり園児が触れる「巾木」、「腰壁」、「枠」、「家具」、「建具」などを一体的に木で連続的に作った。

そして、各壁面に先ほどの木部と連続するように家具を設えた。家具は、二つ以上の機能を与えることで、且つ、それらを向かいあわせることで空間の重ね使いを促すことを目指した。例えば、「舞台と絵本棚」と「ダンス鏡と映画スクリーン」、「黒板と押入れ」と「先生机とファイル棚」といった具合である。

また天井も、面積の半分だけ塗ることにし、ペンキを塗る部分と黄色いプラスターボードを現しとする部分を反転させることと、照明の色温度を組み合わせることで、前後の部屋の雰囲気を変えた。

物事の半分、真ん中、中心、境界。そんなことを園児も考える空間になるのではないだろうか。様々なビルディングタイプにも展開できそうな発見的な方法である。

建築写真家のイワン・バーンが、コールハースによる「ボルドーの家」を訪問してスナップを公開

建築写真家のイワン・バーンが、コールハースによる「ボルドーの家」を訪問していて、スナップをinstagramで公開しています

建築写真家のイワン・バーンが、レム・コールハース / OMAによる1998年竣工の「ボルドーの家」を訪問していて、スナップをinstagramで公開しています。2017年9月4日前後の投稿です。この住宅に特徴的な丸窓の開閉機構の様子が分かる動画なども投稿されていて面白いです。
この住宅を、家政婦目線で捉えたドキュメンタリー「Koolhaas Houselife」というものも過去に制作されました。以下はその予告動画。

コム デ ギャルソンが新しくオープンさせた東京・六本木の店舗「トレーディング ミュージアム」の写真など

コム デ ギャルソンが新しくオープンさせた東京・六本木の店舗「トレーディング ミュージアム」の写真などが、fashionsnap.comに掲載されています

コム デ ギャルソンが新しくオープンさせた東京・六本木の店舗「トレーディング ミュージアム」の写真などが、fashionsnap.comに掲載されています。表参道のGYRE(MVRDVの設計)内にある「トレーディング ミュージアム」に続き2店舗目の出店です。GYREの店舗も同様のコンセプトで内装が一新されたとのこと。

トラフによる、「エルメス 2017A/W ウィンドウディスプレイ」の写真

トラフのウェブサイトに「エルメス 2017A/W ウィンドウディスプレイ」の写真が掲載されています

トラフのウェブサイトに「エルメス 2017A/W ウィンドウディスプレイ」の写真が8枚掲載されています。

全国10店舗で展開する、エルメスのウィンドウディスプレイ。 2017年のエルメスの年間テーマである「Object Sense (オブジェに宿るもの)」をコンセプトに、商品とオブジェとが新しい関係性を築くことを目指す。 エルメスが展開する、様々なタイプの商品のシルエットを縁取るように形作るオブジェを提案した。半透明のカラーパネルによる抽象的な図形の中に、商品の具象的な形が紛れ込んだ、ステンドグラスのようなシェルフとなっている。 背景には、フレームのパターンから派生した模様が、彩度の低い季節感のある色使いで表現されている。商品は自分の居所を与えられ、フレームに寄り添ってディスプレイされる。 聖書に登場するシーンを表現し、ひとつひとつのパターンがストーリー性を持つものとして、教会建築に使われてきたステンドグラスに注目し、エルメスの商品が、「Object Sense 」というテーマあるいはストーリーの中で編纂されていくように、それぞれのウインドウを眺めていくと、エルメスのコレクションの世界観に引き込まれるようなウインドウに仕上げた。

篠崎弘之建築設計事務所による、茨城県つくばみらい市の住宅「つくばみらいの家」の内覧会が開催 [2017/9/9]


画像提供:篠崎弘之建築設計事務所

篠崎弘之建築設計事務所による、茨城県つくばみらい市の住宅「つくばみらいの家」の内覧会が開催されます

篠崎弘之建築設計事務所が設計した、茨城県つくばみらい市の住宅「つくばみらいの家」の内覧会が開催されます。開催日は2017年9月9日。詳細はリンク先からどうぞ。

内覧会のお知らせ
「つくばみらいの家」
日時:2017/9/9 11:00~17:00
設計:篠崎弘之 福村英貴/ 株式会社 篠崎弘之建築設計事務所
構造:森部康司/ yAt 構造設計事務所 合同会社
施工:渡辺哲也 斎藤剛/ 株式会社 渡辺建工

この度、茨城県つくばみらい市に弊社設計監理の住宅が竣工いたしました。
お施主様のご厚意により内覧会をさせていただく運びとばりましたので、ぜひこの機会にご覧いただきたく、ご案内申し上げます。

*お手数ですが当日はスリッパをご持参くださいませ

藤田雄介 / Camp Design inc.による、東京の「太子堂の住宅」


all photos©長谷川健太

藤田雄介 / Camp Design inc.が設計した、東京の「太子堂の住宅」です。

鉄骨造3階建ての、2・3階を2世帯住宅に改修した3階部分の計画である。元々、この階には子供部屋3室と和室などがあり、廊下や部屋同士のつながりから回遊性のある間取りだった。施主は小さな子供2人のいる4人家族だが、近所に住む兄弟家族も含めると15人程の大家族で、住宅でありながら保育園のように子供達が大勢あつまる環境だった。そんな住み方に感銘を受け、新たな住まいでも子供達が駆け回り、家族にも街にも開け放たれたような場所にしようと考えた。
構成としては、外壁沿いを動線にして回遊性をつくり、内側にレベル差をつけた場を設け、上部にはスチールの鴨居が張り巡らせている。これは建具を入れるだけでなく、布や植物を吊るしたり、小上がり上の微かな囲いとなるなど、仕切り方の手掛かりを用意している。この他、製作した建具や引手、戸戸で販売している木のつまみを用いて、手触りのある境界の設計を行っている。

西澤俊理 / NISHIZAWAARCHITECTSによる、ベトナムの多世帯住宅「チャウドックの家」


photo©大木宏之

西澤俊理 / NISHIZAWAARCHITECTSが設計した、ベトナムの多世帯住宅「チャウドックの家」です。

ベトナム南部、アンザン省チャウドックの郊外に計画された、多世帯住宅である。現地でのごく標準的な建設予算(トタン製の住宅がようやく建てられる程度)という条件下、3枚のバタフライ屋根で敷地全体を覆い、それぞれの屋根の間から光や風をふんだんに取り込む。天井の高い吹き抜けには樹木や水庭を設け、家全体が半屋外の公園のような開放的な住まい方を提案した。

最も注目を集めたトピックス [期間:2017/8/28-9/3]

アーキテクチャーフォト・ネットで、先週(期間:2017/8/28-9/3)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、安藤忠雄の設計で、京都に日本最大(6600m2)のオルゴールの博物館がつくられることに

2、堀部安嗣が、福岡の工務店と開発している住宅「fca」の特設サイトが公開

3、武井誠+鍋島千恵 / TNAによる、スペイン近郊の、逆ピラミッド型のセカンドハウスの画像

4、長坂常による「三軒茶屋の家」のテナントに、ブルーボトルコーヒーが出店して、同店の内装も長坂が手掛けています

5、藤田雄介 / Camp Design inc.による、埼玉の「東松山の住宅」

6、藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボによる、鎌倉の住宅「稲村の森の家」のオープンハウスが開催 [2017/9/2・3]

7、仙田満の環境デザイン研究所が、新石川県立図書館設計プロポで、設計候補者に選定

8、藤森照信が構想して、ワークショップなどで施工を行った「低過庵」の外観写真

9、BIGの設計で2017年に完成した、地中に埋設され、スリット状のヴォイドがアプローチや採光として機能する博物館「TIRPITZ」の360°VR動画

10、花本大作建築設計事務所による、広島県呉市の住宅「大上の家」

11、藤村龍至と内田祥士が、トイレを切り口に藤村による「OM TERRACE」について語っている対談

12、木村松本建築設計事務所による、京都・左京区のアトリエ・サロン兼住宅「house T / salon T」の一部が店舗として営業開始

13、BIGの設計で建設が進められている、デンマークのレゴ社の体験施設「The LEGO House」の2017年8月にドローンで空撮した動画

14、卒業生が著名なアトリエ事務所等に就職している建築の養成所「デザインファーム」が、意匠設計力を強化する「建築関係者対象クラス」受講生を募集中

15、妹島和世の設計で建設が進められている、山形の「鶴岡市文化会館」の外観写真

16、ハーバード大学デザイン大学院が、無料で学ぶことができるオンライン講座「The Architectural Imagination」を開始

17、ムーン・ホーンによる、韓国の、コンクリートのボックスを積み上げ、それを支える構造が外観の特徴にもなっている住宅の写真など

18、木村松本・藤原徹平・佐藤淳・o+hによる連続講演会「これからの建築を考える」が9月・10月に開催

19、安藤忠雄が、自身の展覧会「安藤忠雄展 ─挑戦」の記者会見で行った約30分の講演の動画

20、アトリエ・ステパンによる、チェコの、曲線を取り入れた平面に、様々な方向からの柔らかな光が差し込む教会「Church of St. Wenceslas」の写真と図面


過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

長坂常 / スキーマ建築計画の洋書作品集『Jo Nagasaka / Schemata Architects: Objects and Spaces』

長坂常 / スキーマ建築計画の洋書作品集『Jo Nagasaka / Schemata Architects: Objects and Spaces』がamazonで予約受付中です

長坂常 / スキーマ建築計画の洋書作品集『Jo Nagasaka / Schemata Architects: Objects and Spaces』がamazonで予約受付中です。発売は2017年9月5日を予定。

The evolution of Jo Nagasaka’s design process is unveiled in this unique publication about his studio’s work. The wide-ranging portfolio of the Japanese firm Schemata Architects demonstrates its strengths and inspirational vision. Pinpointing the founder’s creative spark is what this book is all about. Projects range from residential and retail interiors, large-scale installations and interactive interior environments to smaller-scale products.

Jo Nagasaka was born in Osaka and brought up in the Chiba prefecture of Japan. He studied architecture at Tokyo University of the Arts and, after graduating, he established the office Schemata Architects.

Jo Nagasaka / Schemata Architects: Objects and Spaces

藤田雄介 / Camp Design inc.による、埼玉の「東松山の住宅」


all photos©長谷川健太

藤田雄介 / Camp Design inc.が設計した、埼玉の「東松山の住宅」です。

多元的な境界の設計

前の住人により2戸1化されていた、鉄筋コンクリート造マンションの1室の改修である。繋げられていた2戸のうち、角部屋の方を主室と水回りなど、もう一方を寝室と納戸などにあてた。主室は、半屋外的なルームテラス・ランドリーテラスやソファースペースなど、タイプの違う場を外壁沿いに配置し、入れ子状の構成をとっている。これらの間には、透明ガラス・フロストガラス・シナ合板を鏡板にした木製框戸を入れ、各々の場との距離や視線などの調整を行っている。框は見付け30mmで、木製建具としては非常に細いつくりになっている。これは中間層を設けたことによる、主室と外部の距離感を減じるためである。またこの框は、鴨居や欄間の枠とも同じ見付けであり、枠と框が一体的な透明性の高い境界面となる。寝室側は、シナ材によるフラッシュ戸と壁で統一している。主室側とは対照的に不透明な境界だが、開くたびに空間が展開していく奥性をつくりだしている。
建具は仕切るための道具だけでなく、場と場の多様な関係を取り結んだり、日射や温熱や通風などの環境因子を調節する境界面にもなる。制約の多いマンションや団地の改修では、建具の効果が発揮されやすい。そのような、建具の多元的(マルチプル)な境界面としての可能性の一端が立ち現れている。

次回のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展・日本館は、貝島桃代のキュレーションで「東京発 建築民族誌 – 暮らしのためのガイドブックとプロジェクト」が行われることに

次回のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展・日本館は、貝島桃代のキュレーションで「東京発 建築民族誌 – 暮らしのためのガイドブックとプロジェクト」が行われることに決まったそうで、その提案のPDFが公開されています

次回(2018年)のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展・日本館は、アトリエ・ワンの貝島桃代のキュレーションで「東京発 建築民族誌 – 暮らしのためのガイドブックとプロジェクト」が行われることに決まったそうで、その提案のPDFが公開されています。

国際交流基金は、第16回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館キュレーターを選出するため、指名コンペティションを行いました。最終的に6名の候補者の方にご参加いただき、選考委員会において審査を行った結果、このたび貝島桃代氏がキュレーターに選出されましたので、お知らせします。(via www.jpf.go.jp)

■その他の指名コンペ参加者の展示プランのPDFは以下。
阿部仁史(巨人の壁)
小渕祐介(共鳴する空間)
田瀬理夫(建築は敷地を超えて緑をつなげるか?)
中島直人(-東京の文化資源をプロジェクトし、編集する)
橋本純(Freespace/「起こり」の場所/ヴェネチアの空中井戸広場)

講評のPDFはこちら

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