アーティスト・リギョンが銀座のメゾン・エルメスで行っている、空間におけるマテリアル操作が特徴的なインスタレーション展「逆転移」の会場写真とレポートがa+eに掲載されています
アーティスト・リギョンが銀座のメゾン・エルメスで行っている、空間におけるマテリアル操作が特徴的なインスタレーション展「逆転移」の会場写真が12枚とレポートが、a+eに掲載されています。
以下は、公式サイトによる紹介テキストの一部です。
今回のフォーラムでは、光にまつわる二つのインスタレーションを展示します。
空白を思わせる一面真っ白な空間。見えないものを見ようとする人間の本能的な衝動を形にしたかのような《善悪の知恵の木》は2001年に制作されました。禁断の果実をメタファーに据えた、目をくらます強い光に満ちた部屋は、私たちの見ることへのゆき過ぎた欲望がハレーションをおこしているかのようです。一方、新作である《蛇の口づけ》は、不可視性そのものを表現することに焦点が当てられています。メゾンエルメスの空間ならではの自然光の移り変わりから、目に見えないけれどもそこにある「太陽の光を描くこと」を作家は目指します。螺鈿細工を思わせる床面とサウンドを用いたインスタレーションの中で、私たちは何を感受するのでしょうか。