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book『現代アートの本当の学び方』

書籍『現代アートの本当の学び方』がamazonで発売されています

書籍『現代アートの本当の学び方』がamazonで発売されています。出版社のウェブサイトで中身のプレビュー画像と目次を見ることができます。

日本で「どのようにしてアートを学ぶのか」
「答えがないアート」をものにするための多様な視点を提示

現代アートと称される新しい領域は、作品に対する絶対的な評価軸が定まっていないため、正解と呼べる答えが存在しない、とても難しい「学び」の場です。
したがってその「学び」の場で直面するいろいろな課題に対応するには、多様な視点をもつことが必要になります。

本書の前半部分では、「学び」のタイミングを〈幼少期〉、〈美大を中心とした高等教育〉、〈社会という現場〉の三種類に分け、学び手視点に立って、どのような学び方がその時々にあるかを論じつつ、現状の問題点(矛盾、改善点)を指摘し、その代案を提案します。
また、後半部分では、「Q&A」や実際に現代アートを学ぶ若者の鼎談を通じて、「アートをどうやって自分のものにするか」「アートとどう接しながら生きていくか」について考えている若い読者たちの苦悩に、広い視点で答えていきます。

間に合わせの答えを提示するのではなく、学ぶ上でのいろいろな課題に呼応するもろもろの視点を提供し、現代アートの多様性がもつ「本当のおもしろさ」を振れることができる1冊です。

現代アートの本当の学び方 (Next Creator Book)
会田誠 荒木慎也 大野左紀子 苅宿俊文 暮沢剛巳 谷口幹也 土屋誠一 筒井宏樹 成相肇 橋本誠 日比野克彦 福住廉 三脇康生 村田真 山木朝彦 川崎昌平 フィルムアート社編集部
4845913267

杉本博司が小田原に計画している芸術施設「江之浦コンプレックス(仮称)」が4月に着工へ

杉本博司が小田原に計画している芸術施設「江之浦コンプレックス(仮称)」が4月に着工するそうです

アーティストの杉本博司が小田原に計画している芸術施設「江之浦コンプレックス(仮称)」が2014年4月に着工するそうです。リンク先に概要が掲載されています。施設の設計にも杉本が関わっていて、イメージ画像などは事前に発表されていました

伝統芸能の再考を試み、古典芸能から現代演劇までの企画、制作、公演を行い、また既成の価値観にとらわれずに収集かつ拾集された「杉本コレクション」の保存および公開展示を通して、日本文化を広い視野で次世代へ継承する活動を行います。 活動拠点として、現在小田原市江の浦に舞台、作品展示室、茶室などを配した芸術文化施設の建設を2012年中に着工予定。

建設予定地:神奈川県小田原市江の浦362
面積:約9,500m2
(via odawara-af.com)

宮本隆司とオラファー・エリアソンの展覧会が直島の宮浦ギャラリー六区で開催

宮本隆司とオラファー・エリアソンの展覧会が直島の宮浦ギャラリー六区で開催されます

宮本隆司とオラファー・エリアソンの展覧会が直島の宮浦ギャラリー六区で開催されます。会期は、2014年4月1日~6月22日。

本展は、宮本隆司、オラファー・エリアソンという2人の作家の作品を通じて、直島という場に広がる様々な「風景」を顕在化させる試みです。
今回展示される作品は、いずれも「カメラオブスクラ」の原理を応用して作られています。小穴から差し込む光によって投影像を生み出すこの原理は、写実的な空間表現のモデルとして、多くの芸術家たちによって参照されてきました。
宮浦ギャラリー六区という空間そのものを一つの「カメラオブスクラ」に見立てると、その外側には直島の日常の光景が広がっています。そして、一見何気ないその一瞬一瞬の中には、懐かしさにも似た尊さが潜んでいます。その尊さに触れたとき、私たちの眼に映る風景は、かけがえのない「The Scenes」として、私たちの記憶に刻み込まれていくことでしょう。

磯崎新の2012年3月に収録されたロングインタビューが、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイブのページで公開

磯崎新の2012年3月に収録されたロングインタビューが、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイブのページで公開されています

磯崎新の2012年3月に収録されたロングインタビューが、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイブのページで公開されています。

辻:オーラル・ヒストリーということで、本日はお生まれになった時からこれまでを順番にお話しいただきたいと思います。これまで磯崎さんが書かれたものも含めて同様のものがたくさんありますので、今日のお話はとりわけ建築と美術、他の表現領域との接点や、書籍や媒体でお話しいただいていないことを軸としてお聞きしていきたいと思っています。

西野達のトークショー「マーライオンをホテルにした男。 ―西野達さん、これってアートなの?」が青山ブックセンターで開催

西野達のトークショー「マーライオンをホテルにした男。 ―西野達さん、これってアートなの?」が青山ブックセンターで開催されます

アーティストの西野達のトークショー「マーライオンをホテルにした男。 ―西野達さん、これってアートなの?」が青山ブックセンターで開催されます。開催日は、2014年3月29日。

西野達さんは、 世界中の有名な彫像や建造物、時計台、時には公衆トイレを囲み、そのモニュメントや設備がもともとそこにあったかのような、実際にくつろげるリビングルームにしたり、実際に宿泊することができるホテルにしたりしてしまう大がかりなインスタレーション作品を制作しています。

代表作に シンガポールのマーライオンをホテルにした《The Merlion Hotel》(写真上)や ニューヨークのコロンブス像をリビングルームにした《Discovering Columbus》(写真下) などがあります。

西野さんのように大型の作品制作やプロジェクトを実現させるためには、まず何よりも西野さんの作品への理解、さらには現代美術そのものへの理解を得ることが必要かつ重要になってきます。 日本では、さまざまな規制の多さに加え、西野さんの作品、そして現代美術への理解が十分に浸透をしていないことが壁となり、海外に比べて大がかりな作品制作の場が少ないのが現状です。

そんな中、集英社が運営をするアート情報サイト「HAPPY PLUS ART」において、西野さんの活動をサポートし、作品制作を応援するためのクラウドファンディングプロジェクト「《西野達プロジェクト》日本全国津々浦々に西野達をプレゼンするためのツールを制作し、作品制作につなげる」が立ち上げられました。これは、プロジェクトに賛同した人からネット上で資金を集め、さまざまな形で西野さんの作品の周知と理解を深める環境を整えることで、日本での作品制作を1つでも多く実現させる試みです。

今回は、代表作である《The Merlion Hotel》や《Discovering Columbus》をはじめ、これまで実現してきた作品を実際に振り返りながら、西野さんはこれまで作品の理解を得るためにどのようなアクションを起こし、どのような壁を乗り越えてきたのか、西野さんの作品にはどのような想いが込められているのかなど、その裏側をお話いただき、西野作品の理解を深めるとともに、現代アートの魅力を考えていきます。

アーウィン・ウームによるレーマン・モーピン・ギャラリーでの個展「Synthesa」の動画 写真家のカンディダ・ヘーファーの展覧会が江東区のユカ・ツルノギャラリーで開催

写真家のカンディダ・ヘーファーの展覧会が江東区のユカ・ツルノギャラリーで開催されます

写真家のカンディダ・ヘーファーの展覧会が江東区のユカ・ツルノギャラリーで開催されます。会期は、2014年3月7日(金)~5月10日(土)。開廊時間: 火~土 11:00~19:00(日・月・祝日休廊)。

ユカ・ツルノギャラリーでは2014年3月7日から5月10日まで、カンディダ・ヘーファーの個展を開催いたします。日本での初個展となる本展では、図書館、劇場、宮殿の写真など代表的なモチーフの大型作品7点を展示いたします。

カンディダ・ヘーファーは1944年生まれ、ケルン(ドイツ)在住。ドイツの現代写真を代表するアーティストであり、アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルート、トーマス・ルフらとともに、ベッヒャー派の一人として世界的に知られている写真家です。1973年から 82年までデュッセルドルフ美術アカデミーに在籍し、映画を学んだ後、べッヒャー夫妻に師事。図書館や宮殿など豪奢な建築の室内空間を正面から撮影した作品で世界的に注目を浴び、2003年にはベネチア・ビエンナーレのドイツ館代表に選ばれています。

ヘーファーの初期作品では、ドイツのトルコ人移民労働者によってもたらされた都市の視覚的変化を扱っていますが、この主題から建造環境が人に与える影響について関心が広がったことにより、鉄道、駅、温泉、図書館、美術館、動物園、銀行、オペラハウスなど、文化的象徴となる豪奢 な建築物から日常的な建物に至るまで様々な公共空間を撮り続けてきました。ヘーファーが捉える人の存在しないイメージは逆説的に、その空間にいた人物を思い起こさせます。 ヘーファーの幅2メートルにも及ぶ大型の写真作品の前で私達は、空間の形式、構造、細部、建築物の意図と現状の間に生じる矛盾や歴史的変化について思いを巡らせることでしょう。

カンディタ・ヘーファーはこれまでに、クンストハレ・バーゼル、クンストハレ・ベルン、フランクフルト現代美術館、ニューヨーク近代美術館、パワープラント(トロント)、クンストハレ・ブレゲンツ、ラディック美術館(ケルン)など多数の美術館で展示をしてきました。2002年にドクメンタ11に参加し、2003年には マルティン・キッペンベルガーと共にベニス・ビエンナーレのドイツ館代表として選ばれました。2013年には、クンストパラスト美術館(デュッセルドルフ)にて個展を開催しています。

今回の個展のために、作家本人が来日いたします。3月8日(土)には作家を囲んでレセプションパーティーを開催いたしますので、皆様のご来場とご高覧を、心よりお待ち申し上げております。

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写真評論家・飯沢耕太郎による「日本の民家一九五五年──二川幸夫・建築写真の原点」展のレビューがartscapeに掲載されています

写真評論家・飯沢耕太郎による「日本の民家一九五五年──二川幸夫・建築写真の原点」展のレビューがartscapeに掲載されています。展覧会は現在、青森県立美術館で行われています。

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