art archive

ホンマタカシの建築を対象とした写真の展覧会「Pinhole Revolution/Architecture」がTARO NASUで開催中

ホンマタカシの建築を対象とした写真の展覧会「Pinhole Revolution/Architecture」がTARO NASUで開催されています

ホンマタカシの建築を対象とした写真の展覧会「Pinhole Revolution/Architecture」がTARO NASUで開催されています。2013年10月26日まで(日月祝 休)。

9月、10月のTARO NASUは、ホンマタカシの個展を開催いたします。

ホンマタカシは、個々の被写体を、その背景やコンテクストから切り離すような方法で写し取る作家であるといわれます。特別な技法を用いるでもなく、ドラマティックな演出を加えるでもなく、ただシンプルに、それでいて被写体との独特な距離感を感じさせるホンマの作品は、「切り取られた風景」としての写真の本質を示しています。

TARO NASUでの初個展となる今回の展覧会では、「Architectural Landscapes」シリーズ作品と、新たなアプローチ方法として2013年より取り組んできたピンホール・カメラによる作品を展示いたします。

「Architectural Landscapes」シリーズ
ホンマタカシは有名建築物を被写体として映しつつも、建築物の持つ主体性/形式性を切り崩し、あくまで風景として写真におさめてきました。ここでの建築物とは世界に開かれた一種の窓(フレーム)であり、この窓を通して見える風景がホンマにとっての“建築的風景写真”となります。つまりこれらのイメージは、写真におけるフレーミングと窓としての建築によって切り取られ、さらにはこのように撮影されることで、被写体としての建築そのものが持つコンテクストからも解放されるという、言ってみれば三重に「切り取られた」写真なのです。

「Pinhole」シリーズ
一方で、ピンホール・カメラでの撮影には、被写体にピントを合わせるという操作も、フレーミングという概念も存在せず、そこに撮影者の意思は反映されません。1mmに満たない小さな針孔(ピンホール)を通してふるいにかけられた光は、長い時間をかけ、近いものも遠いもの均等に印画紙の上にやわらかく像を結びます。

これらは、どちらも被写体の(あるいは撮影者の)主体性を極力取り除き、あるがままの姿を映し出そうとする試みです。そしてこの作品における「主体性の欠如」こそ、ホンマタカシ“独特”の写真世界を形成する主要素であるという二律背反が、ホンマ作品の世界をより奥深いものにしていくのです。 それは被写体を「何ものでもない」状態にすることによって、鑑賞者が自由に意味付けする余地を生む、さらに言えば、確信犯的に「主観」という穴に鑑賞者を陥らせる罠(トラップ)を仕掛ける行為に他なりません。

一連の作品はただそこにあるだけの姿を晒しながら、「写真とは何か」という問いを、わたしたちに今一度投げかけてくるのです。

今回の個展開催にあたり、特別プロジェクトとして、ホンマはTARO NASU併設のプロジェクトスペース、taimatz(タイマツ)の空間を丸ごとピンホール・カメラとして使用した作品の撮影を行います。taimatzにて撮影された作品は、TARO NASUでの個展開催期間中にtaimatzにて展示される予定です。ピンホール・カメラ作品がピンホール・カメラ“内”に展示されるこの特別企画を、TARO NASUでの個展とともに是非ご高覧ください。

バンクシーがニューヨークの路上で自身の作品を60ドルで販売。

アーティストのバンクシーがニューヨークの路上で自身の作品を60ドルで販売したそうです。匿名で「SPRAY ART」、「$60」という立て看板のみで、販売されていたそうです。
これは、先日も紹介したバンクシ―のニューヨークでの展覧会「Better Out Than In」の一環として行われたもの。英語でのレポート記事はこちらに。最終的には、420ドルの売り上げになったとの事。
以下が、その様子を収録した動画です。

乾久美子、谷尻誠、TNA、中村竜治、中山英之、藤村龍至、藤原徹平、吉村靖孝による「Scaling – Sketches for 2020 Tokyo」展が開催中

乾久美子、谷尻誠、TNA、中村竜治中山英之、藤村龍至、藤原徹平、吉村靖孝による「Scaling – Sketches for 2020 Tokyo」展が開催しています

乾久美子谷尻誠TNA中村竜治中山英之藤村龍至藤原徹平吉村靖孝による「Scaling – Sketches for 2020 Tokyo」展が開催しています。場所はhiromiyoshii roppongiで、会期は、:2013年10月5日~11月9日。入場無料。13:00-19:00。日月祝休。

オリンピック開催が決定した2020年の東京に向けた提案のスケッチとして「こころのなか」のアイディアを「スケール(拡張)」させて提示する機会としたいと思います。

ダミアン・ハーストとミウッチャ・プラダによるカタールの仮設ジュース・バー「Prada Oasis and Damien Hirst’s Pharmacy Juice Bar」の写真

ダミアン・ハーストとミウッチャ・プラダによるカタールの仮設ジュース・バー「Prada Oasis and Damien Hirst’s Pharmacy Juice Bar」の写真がwallpaper*に掲載されています

アーティストのダミアン・ハーストとミウッチャ・プラダによるカタールの仮設ジュース・バー「Prada Oasis and Damien Hirst’s Pharmacy Juice Bar」の写真が4枚、wallpaper*に掲載されています。

中村勇吾などが出展する展覧会「建築家にならなかった建築家たち」がEYE OF GYREで開催

中村勇吾などが出展する展覧会「建築家にならなかった建築家たち」がEYE OF GYREで開催されます

中村勇吾などが出展する展覧会「建築家にならなかった建築家たち」がEYE OF GYREで開催されます。開催期間は2013年10月23日~11月4日。

バンクシ―がニューヨークの街を舞台に行っている展覧会「Better Out Than In」

バンクシ―がニューヨークの街を舞台に行っている展覧会「Better Out Than In」の様子を伝えるニュース記事と動画がNHK news webにあります

アーティストのバンクシ―がニューヨークの街を舞台に行っている展覧会「Better Out Than In」の様子を伝えるニュース記事と動画がNHK news webにあります。公式ウェブサイトでは毎日ニューヨークのどこかで公開されている作品の写真などが掲載されています。

アイ・ウェイウェイによるトロントでのインスタレーション「Forever Bicycles」の制作過程の動画 杉本博司が建築をテーマに制作した作品の展覧会「Architecture of Time」がLAB/CoSTUME NATIONALで開催

杉本博司が建築をテーマに制作した作品の展覧会「Architecture of Time」がLAB/CoSTUME NATIONALで開催されます

アーティストの杉本博司が建築をテーマに制作した作品の展覧会「Architecture of Time」がLAB/CoSTUME NATIONALで開催されます。会期は、2013年10月19日~2014年1月13日。LAB/CoSTUME NATIONALの場所は、東京都港区南青山5-4-30。

中村竜治が豊田市美術館の「反重力展」に出展しているインスタレーション作品「dance」の写真

中村竜治のウェブサイトに豊田市美術館の「反重力展」に出展しているインスタレーション作品「dance」の写真が掲載されています

中村竜治のウェブサイトに豊田市美術館の「反重力展」に出展しているインスタレーション作品「dance」の写真が19枚掲載されています。

アイ・ウェイウェイによるトロントでの自転車を使ったインスタレーション「forever bicycles」の写真

アイ・ウェイウェイによるトロントでの自転車を使ったインスタレーション「forever bicycles」の写真がdesignboomに掲載されています

アーティストのアイ・ウェイウェイによるトロントでの自転車を使ったインスタレーション「forever bicycles」の写真が6枚、designboomに掲載されています

岡本太郎の「太陽の塔」の内部公開が白紙に。改修費等の問題で。 杉本博司による料理店「素透撫STOVE」が清春芸術村にオープン

杉本博司による料理店「素透撫STOVE」が清春芸術村にオープンしたそうです

アーティストの杉本博司が設計を手掛けた料理店「素透撫STOVE」が山梨の清春芸術村にオープンしたそうです。リンク先に写真が3枚掲載されています。

篠原有司男・夫妻のドキュメンタリー映画「キューティー&ボクサー」の予告動画

アーティストの篠原有司男・夫妻のドキュメンタリー映画「キューティー&ボクサー」の予告動画です。公式サイトはこちら

12月21日(土)、シネマライズほか全国ロードショー!

ニューヨーク在住40年。
現代芸術家 篠原有司男 81歳、通称ギュウチャン。
妻であり、母であり、アーティストでもある 乃り子。
これはふたりの愛と闘いの記録。
<2013年 サンダンス映画祭 ドキュメンタリー部門 監督賞受賞>

バイエラー財団美術館でのトーマス・シュッテの展覧会の会場動画 川内倫子の写真展「光と影 Light and Shadow」が浜松で開催。オープニングトークショーも。

川内倫子の写真展「光と影 Light and Shadow」が浜松で開催されます

川内倫子の写真展「光と影 Light and Shadow」が浜松のKAGIYAビル4Fギャラリーで開催されます。開催期間は、2013年10月12日~11月10日。トークショーは10月12日に開催されるそうです。

世界からも高い評価を受けている日本を代表する写真家・川内倫子による写真展『光と影 Light and Shadow』を浜松市のKAGIYAビル4Fギャラリーにて10月12日(土)~11月10日(日)まで開催致します。2002年に写真集『うたたね』『花火』で木村伊兵衛写真集を受賞した川内は、その後もパリのカルティエ財団美術館やサンパウロ美術館などで個展を行い、昨年2012年には東京都写真美術館で活動の集大成とも言える個展『照度 あめつち 影を見る』を開催。本展は、その個展と同時期に開催されていた川内が震災直後の被災地でとらえた『光と影 Light and Shadow』展の巡回です。

写真展初日(10/12)には、川内さんとBOOKS AND PRINTSオーナー・若木によるオープニングトークショーの開催が決定。日本を代表する二人の写真家によるトークショーです。震災後の被災地で写真を撮って本展を開催する川内さんと、震災後、富士フィルムの協力のもとで被災地の家族にレンズ付きフィルム“写ルンです”を届けてまわった若木。震災から2年半経過した今、二人の話から“写真の力”について考えてみたいと思います。

OMAやアトリエ・ワンなどが出展している東京都現代美術館での展覧会「うさぎスマッシュ展 世界に触れる方法(デザイン)」の会場写真

OMAやアトリエ・ワンなどが出展している東京都現代美術館での展覧会「うさぎスマッシュ展 世界に触れる方法(デザイン)」の会場写真がjapan-architects.comに掲載されています

OMAやアトリエ・ワンなどが出展している東京都現代美術館での展覧会「うさぎスマッシュ展 世界に触れる方法(デザイン)」の会場写真がjapan-architects.comに掲載されています。

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。