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無印良品の家が、平屋建ての「陽の家」を公開(追記:デザイン監修は原研哉)
無印良品の家が、平屋建ての「陽の家」を公開(追記:デザイン監修は原研哉) photo courtesy of MUJI HOUSE

無印良品の家が、平屋建ての「陽の家」を公開しています。5年ぶりの新商品との事。
2019年9月16日追記。デザイン監修を原研哉がおこなったそうです。原のコメントも紹介される記者会見の動画がこちらにあります。

少子高齢化や、働き方改革など、私たちの暮らしに大きな変化をもたらす時代の変革の中で、平屋に対するニーズは年々高まってきています。当社モデルハウスへ来場されたお客様に実施しているアンケートでも平屋をラインナップしてほしいという声は多くあり、幅広い世代の方々のために、そして住む場所の選択肢が広く、多様な「暮らしのかたち」に対応できる家として、平屋建て商品「陽の家」は開発されました。
住宅が密集する都市部では、2階、3階とフロアを重ねて居住スペースを拡張させていきます。そのため、いままでの無印良品の家では、吹抜けをつくり、間仕切り壁をできるだけ取り払いながら、広さや奥行きを感じる立体的なつながりをつくってきました。「陽の家」ではこれまでの無印良品の家のコンセプトを踏襲しつつ、平屋だからこそ得られる庭とのつながりを重視し、フラットで快適な居住スペースを持つ商品としています。

西沢立衛と塚本由晴の対談が、エルメス主催のネットラジオで放送

西沢立衛と塚本由晴の対談が、エルメス主催のネットラジオで放送されます。放送時間は2019年9月14日17:00-18:00。リンク先ページから視聴できるようになるようです。今のところアーカイブの公開はないようです。
建築系のプログラムとして、中山英之の登場する番組もあります(こちらは2019年9月14日7:00-8:00の放送)。

同じ時代に生き、世界を経験し、互いに認め合いながらそれぞれの考える「建築」を続けてきた塚本由晴さんと西沢立衛さん。世界的建築家であるお二人が影響を受けてきた人、世界で見てきた価値観を変える建築、大好きな音楽やアートについて、また、お二人が考えるこれからの夢について語り合います。

『「ガウディの再来」と言われた建築家、ベネチアで1000万円の罰金を課される』(ハーバービジネスオンライン)

『「ガウディの再来」と言われた建築家、ベネチアで1000万円の罰金を課される』という記事が、ハーバービジネスオンラインに掲載されています。

隈研吾・昭和設計・ウエスコ設計共同体が受託候補者に選定された「兵庫県 県庁舎等再整備基本計画策定」プロポの提案書が公開

隈研吾建築都市設計事務所昭和設計ウエスコ設計共同体が受託候補者に選定された「兵庫県 県庁舎等再整備基本計画策定」プロポの提案書が公開されています。PDFです。

なお、この提案はプロポーザル応募時のものであり、『県庁舎等再整備基本計画』の内容は、今後、基本計画検討委員会や県民のご意見等を反映して、検討する予定です。

村野藤吾による横浜市庁舎を保存活用し、商業施設やホテル棟が建設される開発計画の概要

村野藤吾による横浜市庁舎を保存活用し、商業施設やホテル棟が建設される開発計画の概要が公開されています。リンク先は横浜市が公開した報道向け資料のPDFです。こちらのニュースサイトにも概要が掲載されています。こちらのブログに村野による横浜市庁舎の外観写真が掲載されています。

事業予定者
代表者三井不動産株式会社

構成員
鹿島建設株式会社
京浜急行電鉄株式会社
第一生命保険株式会社
株式会社竹中工務店
株式会社ディー・エヌ・エー
東急株式会社
株式会社関内ホテルマネジメント(株式会社星野リゾートの全額出資子会社)

平成31年1月から公募を実施していた現市庁舎街区活用事業(敷地面積:16,522.87㎡) について3件の応募があり、横浜市現市庁舎街区等活用事業審査委員会において審査が行われ、答申を受領しました。この答申を踏まえ、「国際的な産学連携」「観光・集客」というテーマに沿った地区の賑わいと活性化の核づくり等の観点から、最も優れた提案を行った次の応募者を事業予定者として決定しました。今後は、事業予定者とも連携して、関内・関外地区の活性化に取り組むとともに、周辺インフラ整備や港町民間街区への支援など、着実に事業を推進していきます。

南木隆助のディレクションで開催される、東急プラザ銀座での「とらや 和菓子の原理展」
南木隆助のディレクションで開催される、東急プラザ銀座での「とらや 和菓子の原理展」 image©南木隆助

南木隆助のディレクションで開催される、東急プラザ銀座での「とらや 和菓子の原理展」です。会期は2019年10月11日~10月27日。こちらでは会場構成に注目してご紹介します。

銀座で年に一度、街ぐるみで茶会を様々な場所で行う「銀茶会」に合わせて、とらやの四季の和菓子を取り上げ、その成り立ちや作り方などを分解し、和菓子の原理までを伝えることをコンセプトとした展示を行う。

展示に合わせ、和菓子と原理を同じくした空間をデザインすることを考えた。
和菓子は小豆をはじめとする限られた素材を使いながらも、風景から恋心まで、森羅万象の無限で複雑なものを作れる表現できる食の芸術だ。
そこで、空間も、限られた素材や作られ方でありながら、複雑な造形ができる仕組みから考えた。
防炎処理されたヒノキを、強靭なケブラー繊維で結びつけ、様々な大きさの木の正方形でできたグリッドを作り、それを展示を行うKIRIKO LOUNGEの天上高約26mを活かして数カ所で吊ることで、シンプルな仕組みでありながら、山のような、和菓子のきんとんのような複雑な形を作ることができる。

建築家によるテキストより
「生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪」が、建築公開イベントの国際的なネットワーク「オープンハウス ワールドワイド」への加盟を承認

「生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪」が、建築公開イベントの国際的なネットワーク「オープンハウス ワールドワイド」への加盟を承認されたそうです。

生きた建築ミュージアム大阪実行委員会は、このたび、ロンドンを中心とした建築公開イベントの国際的なネットワーク「オープンハウス ワールドワイド(Open House Worldwide)」への加盟を承認されました。

これを受け、イケフェス大阪2019より、その英語名称が「Open House Osaka(オープンハウス オオサカ)」に変わります。

詳しくは下記プレスリリースをご覧ください。

プレスリリース(1.5MB)

BIGとへザウィックによる、アメリカ・カリフォルニアのグーグル社新社屋の屋根部分が完成

BIGへザウィック・スタジオによる、アメリカ・カリフォルニアのグーグル社新社屋の屋根部分が完成しているようです。空撮写真が7枚掲載されています。計画段階のパースはこちらで閲覧できます

青木淳が内装デザインを担当する、東京・渋谷の、JTBが運営する観光支援機能とアートセンター機能を備えた施設「shibuya-san」が2019年12月に開設予定
青木淳が内装デザインを担当する、東京・渋谷の、JTBが運営する観光支援機能とアートセンター機能を備えた施設「shibuya-san」が2019年12月に開設予定 image courtesy of 株式会社JTBコミュニケーションデザイン

青木淳が内装デザインを担当する、東京・渋谷の、JTBが運営する観光支援機能とアートセンター機能を備えた施設「shibuya-san」が2019年12月に開設されるそうです。
ここでは、現時点で公開されているイメージ画像を紹介します。

 この施設名称は、「渋谷 + さん(敬称)」の造語で、初めて渋谷に訪れる外国人にも親しみをもって呼んで頂きたいという意味を込めたものです。ロゴマークはインフォメーションセンターのピクトマークである「i」マークを擬人化させ制作しました。
 スマートフォンをはじめとしたオンラインで簡単に観光情報が手に入る今の時代だからこそ、ツーリストがローカルの人々と深くつながり、交わり、“シブヤの街の一員になれた”と実感できるような体験・交流の場を創出していきたいと考えています。

 「shibuya-san」には観光支援機能とアートセンター機能とがあります。なぜこの小さな空間にアートセンター機能を併設するのか。それは、国境を越えて伝わるアートには、世界の人と渋谷の人とを混ぜる力があると考えているからです。退屈な観光案内所ではない、静的な美術館でもない、小さな空間であってもアートの力を触媒に人と人とが出会うことで、そこから新しい文化が生まれていく拠点としたいと考えています。

・観光支援機能:渋谷の一員になれる場所
・アートセンター機能:アートをきっかけに世界と渋谷が交わる場所

A Nomad Sub+ナノメートルアーキテクチャーによる、大阪・淀川区の障碍者就労支援施設「PALETTE」完成見学会が開催
A Nomad Sub+ナノメートルアーキテクチャーによる、大阪・淀川区の障碍者就労支援施設「PALETTE」完成見学会が開催 image©A Nomad Sub+ナノメートルアーキテクチャー

A Nomad Subナノメートルアーキテクチャーが設計した、大阪・淀川区の障碍者就労支援施設「社会福祉法人 関西中央福祉会 PALETTE」の完成見学会が開催されます。開催日は2019年9月22日です。

この度、A Nomad Sub株式会社(旧坂東幸輔建築設計事務所)+ナノメートルアーキテクチャーにて共同設計・監理を行いました、障碍者就労支援施設「社会福祉法人 関西中央福祉会 PALETTE」が竣工いたしました。本施設は「ものづくり」に特化した新たな事業所として、複数の工房に加え、カフェ、ギャラリーを併設しています。
今回、お施主様のご厚意により、完成見学会をさせていただく運びとなりました。是非ともお越しいただき、ご高評受け賜れれば幸いです。

リリーステキストより

以下に詳細と建物の写真も掲載します。

「妹島和世さんら設計の文化施設が着工へ 2022年完成/台湾・台中」(フォーカス台湾)

「妹島和世さんら設計の文化施設が着工へ 2022年完成/台湾・台中」という記事が、フォーカス台湾に掲載されています。

隈研吾が、サカナクション 山口一郎・アンリアレイジ 森永邦彦とコラボしたインスタレーション「More than Reason」の写真

隈研吾が、サカナクション 山口一郎アンリアレイジ 森永邦彦とコラボしたインスタレーション「More than Reason」の写真が7枚、隈のサイトに掲載されています。2019年9月24日まで見られるようです

サカナクションの山口一郎、アンリアレイジの森永邦彦とKKAAのコラボレーション。ミュージシャンとファッションデザイナーと建築家とが、「意味」を超えたものを共同で製作した。
衣服が拡張していって、「空間」となり、さらにその場を包む「音」となることによって、スカートという、もともと備わっていた意味が、消滅していくような状態をめざした。現場の養生に用いる安価なシートを用いて、この「意味」を超えたインスタレーションが製作された。

妹島和世・藤本壮介・石上純也・平田晃久・藤原徹平・藤森照信・会田誠によるパヴィリオンが公開される「パビリオン・トウキョウ2020」の画像と概要

妹島和世・藤本壮介石上純也平田晃久藤原徹平・藤森照信・会田誠が設計したパヴィリオンが公開される「パビリオン・トウキョウ2020」の画像と概要が公開されています。会期は2020年6月6日~9月13日。

東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団は、Tokyo Tokyo FESTIVALの一環として、「パビリオン・トウキョウ2020」を実施します。本事業は、2020年に向けて新たな企画アイデアを広く一般から募集し、応募総数2,436件の中から選ばれた13企画「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」の一つです。
「パビリオン・トウキョウ2020」は2020年の夏に、世界各地で活躍し注目を集めている7名の日本人建築家・アーティストが設計した独自のパビリオンを都内各所に設置し、未来の建築やアートとして紹介するプロジェクトです。
この度、参加建築家・アーティスト及び開催概要が決まりましたので、お知らせいたします。

会場

新国立競技場を中心とする半径約3キロメートル圏内を予定
※詳細は後日発表

「Tokyo Tokyo FESTIVAL」とは

オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向けて東京を文化の面から盛り上げるため、多彩な文化プログラムを展開し、芸術文化都市東京の魅力を伝える取組です。

坂茂による、ケニヤ・カロベイエイ難民キャンプでの住宅8棟の建設が進行中

坂茂による、ケニヤ・カロベイエイ難民キャンプでの住宅8棟の建設が進行中とのことです。写真が10枚掲載されています。

2017年3月にUN Habitatはケニヤ北部にあるカロベイエイ難民居住区の計画を開始しました。その居住区では南スーダンなどから17000人以上の難民が押し寄せ、住宅の設置が急務となっています。
2019年1月中旬から、木フレームにブロックを積む工法によって、2つの部屋と半外部の居間のある8棟の住宅の建設が開始しました。2019年8月末に竣工する予定です。

藤本壮介が商業空間デザインで、へザウィックが低層部デザインで参画する、森ビルの「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の概要

藤本壮介が商業空間デザインで、へザウィックが低層部デザインで参画する、森ビルの「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の概要がPDFで公開されています。

圧倒的なスケールとインパクトを誇る“ヒルズの未来形”
東京の真ん中に“緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街”が誕生

森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長:辻慎吾)が、30年の歳月をかけて取り組んでまいりました都市再生事業「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業(以下、虎ノ門・麻布台プロジェクト)」が、いよいよ始動します。本プロジェクトのコンセプトは、”緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街 – Modern Urban Village -“。広大な中央広場を街の中心に据え、オフィス、住宅、ホテル、インターナショナルスクール、商業施設、文化施設など、多様な都市機能を高度に融合させた「ヒルズの未来形」として、都心の真ん中に誕生します。

ミナペルホネン・皆川明と建築家・中村好文のディレクションによる、京都の町家を改修した宿泊施設「京の温所 西陣別邸」が近日オープン
ミナペルホネン・皆川明と建築家・中村好文のディレクションによる、京都の町家を改修した宿泊施設「京の温所 西陣別邸」が近日オープン photo courtesy of wacoal

ミナペルホネン・皆川明と建築家・中村好文のディレクションによる、京都の町家を改修した宿泊施設「京の温所 西陣別邸」が近日オープンするそうです。開業日は2019年10月1日。施設の公式サイトはこちらです。

ワコールが展開する宿泊施設『京の温所』の5軒目となる『京の温所 西陣別邸』はミナペルホネンのデザイナー 皆川明氏と建築家の中村好文氏がディレクションした町家宿です。

市内中心部から少し離れた西陣エリアにある築約95年の優雅な佇まいの邸宅は、元々は西陣織を生業とする商家がお客様をおもてなしするために建てた京町家。その町家を現代生活に寄り添ってリノベーションしました。住まいとして考えられた空間には、暮らすようにその土地に親しみ、京都に滞在する喜びへとつながる様々なアイデアが盛り込まれています。

例えば、1階にはワインセラーを備えた使い勝手のよいキッチンと町家の構造を活かした吹き抜けの広々としたダイニングがあり、京の食材を選び、料理し、食べるという贅沢な体験をして欲しいという思いが込められています。

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