諸江一紀建築設計事務所による、愛知の「岡崎の住宅」

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諸江一紀建築設計事務所による、愛知の「岡崎の住宅」

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photo(C)谷川ヒロシ

諸江一紀建築設計事務所が設計した、愛知の「岡崎の住宅」です。

 敷地は愛知県岡崎市細川町。承久の乱の後、足利義季が上三河国額田郡細川荘へ移住し、名を細川義李と改め、細川家の始祖となった。子孫には細川護煕元首相がいる。
 地名の通り敷地南側には細い川が流れ、土手には桜が立ち並ぶ。道路と宅地の間には大谷石の擁壁があった。そのような段々と続く地形を建築にも連続させたいと考えた。

※以下の写真はクリックで拡大します

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photo(C)中村絵

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以下、建築家によるテキストです。

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 敷地は愛知県岡崎市細川町。承久の乱の後、足利義季が上三河国額田郡細川荘へ移住し、名を細川義李と改め、細川家の始祖となった。子孫には細川護煕元首相がいる。
 地名の通り敷地南側には細い川が流れ、土手には桜が立ち並ぶ。道路と宅地の間には大谷石の擁壁があった。そのような段々と続く地形を建築にも連続させたいと考えた。
 住人は高齢のご夫婦と息子さん。1階はご夫婦のすべての生活が済まされるように広い。その上に載る小さな2階の床を少し持ち上げることで、暗くなりがちな1階中心部へ光を取り込んだ。
 内部では床のズレからチラリと視線のやり取りができ、大人同士の関係性が保てる。さらに中心の階段室屋根も持ち上げ、換気塔とした。
 外壁にはステンレス板、内壁には鏡がところどころに貼られている。庭や街路の緑が映り込む。内部ではだまし絵のように空間が拡張する。外壁で跳ね返される視線や窓から奥へ抜ける視線があり、奥はハイサイド窓で明るかったり、鏡で跳ね返されたりする。
 土手や擁壁といった都市的スケールから内部小窓や鏡といった生活スケールまで連なるさまざまな深さをもつことで、住宅にふさわしい透明性を実現したいと考えた。

■建築概要
岡崎の住宅
所在地:愛知県岡崎市細川町
家族構成:夫婦+子供1人
階数:地上2階
構造:木造
敷地面積:227.04mm2
建築面積:115.20m2
延床面積:121.68m2
設計監理:諸江一紀建築設計事務所
構造設計:寺戸巽海構造計画工房
造園:櫻井造景舎
施工:丸平建設
設計期間:2012年11月~2013年7月
施工期間:2013年8月~2014年4月


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