宮晶子による、埼玉・深谷の「食堂の壁のはなれ、屋根と窓のある家」

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宮晶子による、埼玉・深谷の「食堂の壁のはなれ、屋根と窓のある家」

architecture, feature

all photos©太田拓実

宮晶子 / miya akiko architecture atelierが設計した、埼玉・深谷の「食堂の壁のはなれ、屋根と窓のある家|roofs and windows near wall behavior」です。

「食堂の壁」のはなれ、に建つ家です。食堂からはそれほど引きが取れないなかで見る対象となり、日常の場でもあります。赤城山脈から葱畑、お墓から電波塔、住宅から高校まで、さまざまなものが混在する光景が広がる中で、敷地内で完結した原理とするのではなく、ロードサイに広がる風景をかたちづくりたいと考え、食堂の「壁」ではなく背景の家々と同じ「屋根と窓」のエレメントを用いました。
そして、絵本にでてくる家のような、現実的な存在感から少しだけ異なる佇まいを目指していきました。
家は、食堂からはできるだけ距離のとれる北東の角に、4つの部屋が寄せ集まった配置とし、それぞれの小さな屋根を対角線状に勾配させ、すべてを食堂側に向けることでキュビズムの絵のように背後との遠近感を圧縮し、背景の家々へと後退させていきます。屋根の一番低いところは人の背よりも低く、室内の床は地盤より低く掘込み、小さく遠く遠近感を増幅します。窓は小さな窓に用いられる突出し窓を大きなサイズで、小さな家に用いながら、全て同じサイズの窓が変化する床と地面の関係によって、地面を足元に見下ろせたり、目線で見たり、空だけを見上げたり、身体との距離と位置の関係性で変容していきます。
見慣れたもののいつもとは少しずつ異なる経験の重なりが、無意識へ働きかけ、室外からも室内からも、風景がいままでとは違ったものとなり、距離感と存在感を揺るがしていってくれたのではないかと感じています。

※以下の写真はクリックで拡大します

■建築概要
所在地:埼玉県深谷市
設計:宮晶子/miya akiko architecture atelier
構造:Alan Burden/Structured Environment
施工:藤建設工房
竣工:2016年11月
建築面積:66.20㎡
延床面積:65.85㎡
主な仕上げ
屋根:ガルバリウム鋼板 立てハゼ葺
外壁:ガルバリウム鋼板 小波板
内壁・天井:ホワイトセレア合板 素地
床:ホワイトセレア合板 オスモ調色塗装
撮影:太田拓実


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