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迫慶一郎/SAKO建築設計工社による"長春ブランチ"

architecture , feature

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(C)Misae Hiromatsu / BEIJING NDC STUDIO, INC.

迫慶一郎/SAKO建築設計工社が設計した中国長春市の交流施設"長春ブランチ"です。

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(C)Misae Hiromatsu / BEIJING NDC STUDIO, INC.

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以下、建築家によるテキストです。

*********

「脈 分岐/合成」

吉林省長春市の図書館の一角に設けられた、日本文化を紹介するために国際交流基金が整備を進めている交流施設である。長春市は中国の中でも日本語学習率が高く、アニメやJ-POPも高い人気を誇っている。そのため「ジャパンクール」を空間としても表現することが求められた。

気軽に立ち寄れ、ある時は大勢で集まり、ある時は個人でくつろげ、目的や気分に応じて居心地のいいお気に入りの場所を自分で発見できる多様な空間をつくり出すために、樹木のモチーフを用いることにした。室内を廻る什器の脈は森のように人を誘い込み、枝に腰掛け、幹に寄りかかり、あるいは枝分かれの隙間に隠れ家を見出すように、想像力を喚起する空間となっている。

一見複雑に見える什器ではあるが各部位は人体寸法に基づいており、ベンチ、ソファ、テーブルとして使いやすい形状になっている。材料は加工性の高いMDFボードとし、北京の工場で製作と仮組みをした後、現地にて本組みを行うことで、デザイン監理と作業効率化を図った。床・壁・天井は白を基調とし、既存柱は鏡面ステンレスで覆うことで、それらの存在感を減少させている。緑を中心とした什器の色彩は空間にリラックス効果をもたらし、寒色系のグラデーションと「枝」の下に仕込まれたLEDテープライトは有機的な葉脈を強調している。また至るところに配置されたLED電球は朝露に輝く新緑の瑞々しさを意図したものである。

■建物概要
用途:交流施設
所在地:中国長春市
実施段階:竣工
設計期間:2007.12-2008.03
施工期間:2008.03-05
竣工日時:2008.05
規模:地上1階
延床面積: 280㎡


| 2009年1月 9日 | permalink | twitterにポスト | このエントリーを含むはてなブックマーク



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