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布施茂 / fuse-atelier+武蔵野美術大学 / fuse-studioによる「House in ABIKO」

architecture , feature

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布施茂 / fuse-atelier+武蔵野美術大学 / fuse-studioが設計した「House in ABIKO」です。

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以下、建築家によるテキストです。

***********

House in ABIKO 

 この計画は、我孫子市に建つ30代の夫婦のための住宅である。クライアントは、趣味のデザイン家具が映えるギャラリーのようなコンクリート空間を要望された。また、美容師の奥様が友人を招いてカットする室(カットスペース)を設け、将来は子供室として想定した。
 敷地は、南側に緑道を介して約5Mの高低差があり、北側は4M道路を挟んで大きい駐車場に面している。立地は台地と台地に挟まれた谷底低地に位置した軟弱地盤で、RC造を支持するには杭の必要性があった。コストを抑えるため、接地面積を小さくして杭の本数を減らし、上部構造をキャンチ形式とした。そして、異なるヴォリュームの壁や屋根スラブを立体的に傾斜させた連続面とし、応力伝達を合理化したことが特徴的な形態となった。
 2階のリビングダイニングは、敷地南側の木々を内部空間に取り込むため緑道へ大きく開く構成をとった。

南側の緑道と北側の駐車場上方に視線が抜けるようにカットスペースを2階から1.2M上げ、周囲からの視線をコントロールしている。内部空間は、各スペースの行為に対応した抑揚のあるプロポーションとスケールを与えた。
 コンクリートによるモノコックな形態は、リビングやカットスペース、水廻りなどの必要な空間ヴォリュームに従い、膨らましたり絞ったりして決定した。剛性の高い構造体が、ガラスと外壁を同面に納めたサッシュレスのディテールを可能にし、多面のサーフェスを強調した外観を実現させている。
 この住宅は、空間の関係性と構造の合理性を追求したフォルムによって、様々な距離感を作りだしている。そして、多面構成の角度によって、空間は連続しながら分節され、繊細な自然光の反射と屈折を伴った多様なシークエンスを創りだしている。 (布施茂) 


■建築概要
建築設計:布施茂/fuse-atelier +武蔵野美術大学/fuse-studio
構造設計:小西泰孝/小西泰孝構造設計
施工:株式会社 宍戸工務店
設計期間:2009年 9月 〜 2010年8月
施工期間:2010年 9月 〜 2011年3月
敷地面積:101.00 m2 
建築面積:48.54 m2  
延床面積:80.01 m2 
規模:3階
主体構造:RC造


| 2011年8月 1日 | permalink | | | このエントリーを含むはてなブックマーク



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