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木村吉成+松本尚子 / 木村松本建築設計事務所による兵庫県丹波市の住宅「4」

architecture , feature

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photo(C)多田ユウコ

木村吉成+松本尚子 / 木村松本建築設計事務所が設計した兵庫県丹波市の住宅「4」です。

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以下、建築家によるテキストです。

**********

3人の家族であり工務店を営まれるクライアントから, どこにいても感じられるつながりと適度な独立性,地場産の120角ひのき材を使った建築,そして薪ストーブのある生活をリクエストされました.
まず120角の材を用いて約4mの高さの柱と梁と筋交,4mのスパンからなる大きくのびやかな気積をつくりました. 大きな気積を実現することで全体としてののびやかさを獲得するとともに、120角の材といった,近くにあるととても太く見えるものが離れたところでは細く見えるといった,1つの住宅の中で異なるスケールを横断していけるような自由な状態をめざしました.
次に,つながりながら独立しているという状態をわたしたちは「壁」のあり方から考えてゆきました.  通常ならば床から天井まで建ち空間を「室」という単位へと分節している壁の高さの真ん中あたりに切れ目を入れ,上下それぞれにずらせることによって「室」という名前では呼べない,つながって独立するさまざまな大きさの気積ができあがりました.壁は厚さを63㎜とし、その存在感を少しだけ弱めながらも風圧力に耐えるための機能を持たせています.
壁のあいだを120角の柱/筋交が上に下にともぐったりこえたり,大きな気積のなかでは小さく,小さななかでは大きく,そういったスケールの行き来とともに家族の気配もつなげてゆきます.また、そんなさまざまな大きさのなか,時間のうつろいが見せる光の変化はさまざまな明るさ・暗さの姿として現れます.
敷地の南西にずっと拡がる水田の上を通り北へと抜けてゆく風の流れに沿うように設えた窓を通じて,建物の空気を滞らせることなく循環させます.雪の降る寒い季節には薪ストーブのあたたかさが,つながった空気を通じてゆっくり全体に伝えてゆきます.自然ゆたかなまわりの環境やそれらの持つスケールにつながっていくような快適な生活の場所を考えました.


■建築概要
敷地 : 兵庫県丹波市
主要用途 : 住宅
敷地面積 : 377.3m2
建築面積 : 108.4m2
延床面積 : 121.5m2
構造 : 木造 
設計期間 : 2010-2011 
工事期間 : 2011.3-2011.8
構造設計:片岡慎策
ファブリック: fabricscape


| 2012年1月26日 | permalink | | | このエントリーを含むはてなブックマーク



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