architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2020.11.06Fri
2020.11.05Thu
2020.11.07Sat
日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」

SHARE 日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」

architecture|feature
論考加藤幸枝色彩にまつわる設計手法
日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」

本記事は学生国際コンペ「AYDA2020」を主催する「日本ペイント」と建築ウェブメディア「architecturephoto」のコラボレーションによる特別連載企画です。4人の建築家・デザイナー・色彩計画家による、「色」についてのエッセイを読者の皆様にお届けします。色彩計画家、加藤幸枝氏担当の第4回目後編は建築家の藤原徹平氏、アートディレクター / デザイナーの原田祐馬氏の作品を測色し、判断の根拠を推測していただきました。

 
色彩を設計するための手がかり②
藤原徹平「クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟」
原田祐馬「UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地」

text:加藤幸枝

 

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「クルックフィールズ ダイニング棟・シフォンケーキ棟」(設計:フジワラテッペイアーキテクツラボ、2019年)/ photo©新建築社写真部、「UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地」(色彩計画、サインデザイン:UMA / design farm、2016年)photo©Yoshiro Masuda

つながりをつくる素材・色彩/藤原徹平「クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟」

千葉県木更津市にある、体験型の複合施設です。30haもの広大な敷地の中に、農園や養鶏場・アート展示やレストラン・宿泊施設などが集積しています。
藤原氏率いるフジワラボによって設計された主な施設は、シャルキュトリー(食肉加工・販売)棟・ダイニング(レストラン・カフェ・ベーカリー)棟・シフォンケーキ(製造・販売)棟の3つです。シャルキュトリーは鉄骨造、他2つは木造で、外装にはそれぞれ自然素材が使用されています。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟」右奥がシャルキュトリー棟、手前がダイニング棟。(設計:フジワラテッペイアーキテクツラボ、2019年) photo courtesy of YUKIE KATO

外装色を測ってみたところ、シャルキュトリー棟の鋼板は10R 3.0/3.0程度、鉄骨部分の錆止め塗装は10R 3.0/8.0程度でした。色相(色合い)と明度(明るさ)は同じで、彩度(鮮やかさ)のみが異なります。鋼板の広い面は彩度が低く、鉄骨の線材はやや彩度があり、この面積比の効果もあって2色(素材)の違いはさほど意識されません。さらにシャルキトリー棟は軒が深いため、少し距離を置くと外観はぐっと暗さを増し、スレンダーな平面形状を連想させる屋根面が明るく引き立って見えました。

設計を担当されたフジワラボのスタッフ、中村さんにお話を伺ったところ、シャルキュトリー棟は小規模ながら食品を扱う「工場」であることから内部空間を清潔に保ち、フレキシブルな設計ができる鉄骨造が選択され、加工肉の血肉のイメージからも自ずと鉄(色)が選定されたのだそうです。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「クルックフィールズ シャルキュトリー棟」外壁の測色。 photo courtesy of YUKIE KATO

ダイニング棟の外観は木板仕上げですが、特徴ある形状の開口部周りにはシャルキュトリー棟でも使用されている鋼板が、ベーカリーの入口には塗装色が見られます。木材は既に経験変化が始まっており、今後徐々に落ち着いて(彩度が下がって)いくことが予想されますが、現況では10YR 6.0/3.0~4.0程度が中心でした。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「クルックフィールズ ダイニング棟・ベーカリー」 photo courtesy of YUKIE KATO
日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「クルックフィールズ ダイニング棟」外壁の測色。 photo courtesy of YUKIE KATO

ベーカリーの入口は5YR 9.0/0.5程度、白ですがわずかに黄赤みがあり、木材の持つ黄赤系の色味を「拾った」色調です。現地で複数の色見本を用意した上で選択されたという「わずかに色味のある白」は、木材との相性が最もよかったというお話でしたが、そこには心理的な心地よさの要因である色相調和の考え方を見ることができます。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「クルックフィールズ ダイニング棟・ベーカリー」入口壁面の測色。 photo courtesy of YUKIE KATO

丸みを帯びたシフォンケーキ棟には、この土地の土を混ぜ込んだという土壁による左官仕上げが用いられています。土壁は10YR 5.5/4.0程度、木壁は10YR 6.0/3.0~4.0程度。数値的にはほぼ同等の色でした。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「クルックフィールズ シフォンケーキ棟」 photo courtesy of YUKIE KATO
日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「クルックフィールズ シフォンケーキ棟」内部の左官仕上げ壁面の測色。 photo courtesy of YUKIE KATO

環境に対し人工物が対峙していることは間違いありませんが、敷地全体の中でどの建築が新築なのかは一見ではわかりませんし、どの建築物も何年も前からこの地にあるようにも感じられました。そこには建物間の素材の行き来や、素材同士の色の類似性も「効いている」のではないか、と感じました。

 
配色がつくる新しさと楽しさ/原田祐馬「UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地」

長年数多くのグラフィックデザインを手掛けられてきたことからも、原田氏がこれまで本当に数えきれない程の「色の選定」にあたられてきたことは容易に想像がつきます。色の特性はもとより、色と色を組み合わせ「配色」した際の効果や影響を熟知され、影響の度合いや塩梅を丁寧に検証し実践されている―。いくつかのお仕事を拝見し、そのように感じています。

鳥飼野々2丁目団地は、小さな町工場や戸建て住宅が密集する閑静な住宅街にあります。周囲の色を「ハンティング」し、まちの色彩的な特徴を参考にしたという色彩計画は、多色が使われつつもまとまりがあり、写真からは想像できなかったのですが、意外なほど落ち着きも感じられます。そして何よりも圧倒的な楽しさがあり、それまでの均質だった団地に新たな個性が生み出されています。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地」(色彩計画、サインデザイン:UMA / design farm、2016年) photo courtesy of YUKIE KATO

外装の基調色はN9と10YR 7.0/3.0・7.5YR 8.0/1.0程度。アクセントには10YR 7.0/6.0程度のやや鮮やかな色が見られました。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地」 photo courtesy of YUKIE KATO
日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地」外壁の測色。 photo courtesy of YUKIE KATO
日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地」エントランス周りの測色。鮮やかな色が外壁のアクセントになっている。 photo courtesy of YUKIE KATO

妻壁に用いられている色は、R(赤)系・GY(黄緑)系・G(緑)系・BG(青緑)系、黄緑~青緑系の類似の3色相に、R(赤)系がアクセントとして添えられています。多色を用いても決して乱雑な印象にはならないのは、近接する3色相+1色相という色相対比のバランスと、トーン(色の調子・明度と彩度を合わせた概念)の整え方にあるように感じました。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地」妻壁の測色。 photo courtesy of YUKIE KATO

そのことを解説するために、撮影した画像をグレースケールに置き換えてみました。
まず右と左で明るさが明確に異なることがわかります。左側の下3段(色)はトーンがやや落ち着いていて(①)、左側最上部と右側の2・4段目が揃い(②)右側最上部がやや明るくなっていることがわかります(③)。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地」妻壁をグレースケールに変換し分析。 image courtesy of YUKIE KATO

方位は向かって右側が南ですので、光源に近い方がより明るいという配色はごく自然で、同一平面ではあるものの立体的な陰影を感じさせるような配色となっています。さらに、やや高さのある単調な壁面の上部は軽快に、中・低層部には一定のまとまりを持たせつつ濃淡で変化を出すことで、単色で長大だった壁面のスケール感が和らげられている、と考察しました。

実は現地で「これをグレースケールに置き換えたらこうなるな/こうなるかな」と予測をしながら測色を行ったのですが、その後原田さんのテキストの前編を拝読した際「9つのグレー」についての体験が書かれていて、その偶然に驚くとともに、原田氏の設計思想の一端を推測できたような気がして、なんだか嬉しくなってしまいました。

鳥飼野々2丁目団地の配色は周囲とのつながりがあちこちに見られた、という発見もありました。バルコニー側の手摺壁スラブにはPB(紫青)系の低明度色が用いられています。妻壁の柔らかな色調とは対比的ですが、長大な壁面の分節化に効いていて、透ける手摺子部分と相まって壁面の奥行きを感じさせます。ふと周囲を見渡すと、右側の戸建住宅の外壁が類似色でした。

私は色がこうして「まちをつなぐ」ということが本当に面白く、まちを歩いていると夜空で星座を探すように、色と色とをつなぎたくなります。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地」バルコニー側。手摺壁スラブにPB(紫青)系の低明度色が用いられている。右側の戸建住宅の外壁が類似色。 photo courtesy of YUKIE KATO

今回、中山英之・藤原徹平・原田祐馬3氏の作品を実際に測色し、その色がつくり出す「周辺環境との相互作用」について、私なりの視点で文章を書いて参りましたが、改めてその色(素材)自体に特別な意味や効果があるわけではなのだな、ということを強く感じています。

工業製品としての建材、建材用に加工・調合・精製される自然素材、躯体や建材の保護に活用される塗料。そのいずれもが色を持っていて、組み合わせる素材や色彩により「色としての見え方」が決まっていきます。測色はその「見え方の仕組み」を知る(観察する)ための手がかりのひとつであり、誰もが気軽に取り組むことのできるリサーチ手法です。

相互に影響を与えあう色彩世界の奥深さ・面白さに、ぜひ多くの方に触れて頂きたいと思っています。

※測色はいずれも2020年9月・10月時点のものであり、計画時・竣工時の数値とは経年変化等により多少異なる可能性があります。


加藤幸枝(かとう・ゆきえ)
1968年生まれ。色彩計画家、カラープランニングコーポレーションクリマ代表取締役。武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業後、日本における環境色彩計画の第一人者、吉田愼悟氏に師事。トータルな色彩調和の取れた空間・環境づくりを目標に、建築の内外装をはじめ、ランドスケープ・土木・照明デザインをつなぐ環境色彩デザインを専門としている。
色彩の現象性の探求や造形・空間と色彩との関係性の構築を専門とし、色彩計画の実務と並行し、色彩を用いた演習やワークショップ等の企画・運営、各種団体の要請に応じたレクチャー・講演会等も行っている。
近年は景観法の策定にあわせ、全国各地で策定された景観計画(色彩基準)の運用を円滑に行うための活動(景観アドバイザー、景観審議会委員等)にも従事している。2011年より山梨県景観アドバイザー、2014年より東京都景観審議会委員および同専門部会委員、2017年より東京都屋外広告物審議会委員等を務める。主な著作に『色彩の手帳 建築・都市の色を考える100のヒント』(学芸出版社、2019年)、主な受賞に「グッドペインティングカラー2018」新築部門優秀賞(北好間団地)(2018)がある。


「色彩にまつわる設計手法」アーカイブ

  • 第4回 加藤幸枝・中編「色彩を設計するための手がかり① 中山英之設計『Yビル』」
  • 第4回 加藤幸枝・前編「色彩を設計するということ」
  • 第3回 原田祐馬・後編「石ころ、スマホ、記憶の肌理、」
  • 第3回 原田祐馬・前編「団地、ゲームボーイ、8枚のグレイ、」
  • 第2回 藤原徹平・後編「色と建築」
  • 第2回 藤原徹平・前編「まずモノクロームから考えてみる」
  • 第1回 中山英之・後編「『塗られなかった壁』が生まれるとき」
  • 第1回 中山英之・前編「世界から『色』だけを取り出す方法について」

日本ペイント主催の国際学生コンペティション「AYDA2020」について

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・後編 「色彩を設計するための手がかり② 藤原徹平『クルックフィールズ シャルキュトリー棟・ダイニング棟・シフォンケーキ棟』、原田祐馬『UR都市機構・鳥飼野々2丁目団地』」「クルックフィールズ ダイニング棟・ベーカリー」入口壁面の測色。 photo courtesy of YUKIE KATO

森田真生・藤原徹平・中山英之が審査する、日本ペイント主催の国際学生コンペティション「AYDA2020」が開催されます。最優秀賞はアジア学生サミットへの招待(旅費滞在費含む)と日本地区審査員とのインターンシップツアーへの招待、賞金30万円が贈られます。登録締切は、2020年11月12日(木)。提出期限は、2020年11月18日(水)とのこと。

より詳しい情報はAYDA2020公式サイトでご確認ください
ayda.jp

あわせて読みたい

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・前編「世界から『色』だけを取り出す方法について」
  • SHARE
論考加藤幸枝色彩にまつわる設計手法
2020.11.06 Fri 16:14
0
permalink

#加藤幸枝の関連記事

  • 2020.10.27Tue
    日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・中編 「色彩を設計するための手がかり① 中山英之設計『Yビル』」
  • 2020.10.20Tue
    日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・前編 「色彩を設計するということ」
  • 2016.12.21Wed
    /
    色彩計画家・加藤幸枝による色彩の検討・選定のための50のヒント集『色彩の手帳』
  • view all
view all

#色彩にまつわる設計手法の関連記事

  • 2021.11.18Thu
    【シリーズ・色彩にまつわる設計手法】第6回 芦沢啓治 インタビュー・後編「環境全体への眼差しから生みだす上質な空間」
  • 2021.11.11Thu
    【シリーズ・色彩にまつわる設計手法】第6回 芦沢啓治 インタビュー・前編「空間のクオリティを実現する、ニュアンスを持ったグレー塗装」
  • 2021.11.04Thu
    【シリーズ・色彩にまつわる設計手法】第5回 青木淳 インタビュー・後編「色彩の変わり続ける意味合いと面白さ」
  • 2021.10.29Fri
    【シリーズ・色彩にまつわる設計手法】 第5回 青木淳 インタビュー・前編「場所の記憶を表現した“水の柱”」
  • 2020.10.27Tue
    日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・中編 「色彩を設計するための手がかり① 中山英之設計『Yビル』」
  • 2020.10.20Tue
    日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・前編 「色彩を設計するということ」
  • 2020.10.15Thu
    日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第3回 原田祐馬・後編 「石ころ、スマホ、記憶の肌理、」
  • 2020.10.09Fri
    日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第3回 原田祐馬・前編 「団地、ゲームボーイ、8枚のグレイ、」
  • 2020.9.29Tue
    日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第2回 藤原徹平・後編 「色と建築」
  • 2020.9.22Tue
    日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第2回 藤原徹平・前編 「まずモノクロームから考えてみる」
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,896
    • Follow
    82,050
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    望月蓉平と篠原明理建築設計事務所 / m-saによる、東京・千代田区の店舗「スキンケアストア」
    photo©甲田和久

    SHARE 望月蓉平と篠原明理建築設計事務所 / m-saによる、東京・千代田区の店舗「スキンケアストア」

    architecture|feature
    東京店舗甲田和久千代田区望月蓉平建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・造作家具)篠原明理
    望月蓉平と篠原明理建築設計事務所 / m-saによる、東京・千代田区の店舗「スキンケアストア」 photo©甲田和久
    望月蓉平と篠原明理建築設計事務所 / m-saによる、東京・千代田区の店舗「スキンケアストア」 photo©甲田和久
    望月蓉平と篠原明理建築設計事務所 / m-saによる、東京・千代田区の店舗「スキンケアストア」 photo©甲田和久

    望月蓉平と篠原明理建築設計事務所 / m-saが設計した、東京・千代田区の店舗「スキンケアストア」です。

    スキンケア商品を扱うブランドの初店舗の設計。

    これまではweb上での販売をメインにしていたブランドだったが、顧客との距離をより近くするために、対面によるカウンセリングや、ブランドのイメージを発信できる実店舗を設けることとなった。計画は実店舗の更に前身となるポップアップストアの設計から始まった。

    ポップアップストアでは、ブランドイメージを発信するためのキーマテリアルを決めることから始まった。ブランドで使用する茶瓶を砕いて再利用しマテリアルのひとつとしたほか、溶岩石、真鍮などを混ぜこんだ人造大理石を作成した。実店舗での利用を待ち構えた素材をストックすることをイメージしたキーマテリアルの素材ストックに加え、ポップアップストアとして仮設性を考えた結果、素材同士を重ねつつ、お互いの自重を委ねながらバランスをとっているような乾式の什器となった。

    実店舗では、ポップアップでストックした素材を敷地に運び改めて空間を再構成した。積まれていた人造大理石は床材として利用。実現した空間には小さな歴史ができたと考えている。

    建築家によるテキストより
    • 残り11枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    東京店舗甲田和久千代田区望月蓉平建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・造作家具)篠原明理
    2020.11.06 Fri 19:23
    0
    permalink
    【ap job更新】 公益財団法人 文化財建造物保存技術協会が、文化財(建造物)活用のための調査・計画・設計監理を行う人材を募集中

    ap job 【ap job更新】 公益財団法人 文化財建造物保存技術協会が、文化財(建造物)活用のための調査・計画・設計監理を行う人材を募集中

    architecture|job
    建築求人情報
    【ap job更新】 公益財団法人 文化財建造物保存技術協会が、文化財(建造物)活用のための調査・計画・設計監理を行う人材を募集中
    【ap job更新】 公益財団法人 文化財建造物保存技術協会が、文化財(建造物)活用のための調査・計画・設計監理を行う人材を募集中
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    公益財団法人 文化財建造物保存技術協会の、文化財(建造物)活用のための調査・計画・設計監理を行う人材募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    文化財(建造物)活用のための調査、計画、設計監理までを行う人材を募集しています。

    近年、文化財の活用に対する関心が高まる中、当協会においても、旧富岡製糸場西置繭所(2020年に工事完了)などを筆頭に、文化財を保存していくための修理や耐震補強と一体となった整備活用に関わる業務が増加しています。建物の価値を尊重しながら、次の世代へつなげていくために、どのように建物を保存・活用していくか、一緒に考えていく人材を求めています。

    文化財(建造物)の活用に関連する、調査・計画・設計・監理が主な業務です。
    建物調査などリサーチの比重も大きいです。少人数の部署(現在4名)ですので、はじめは内部で進行を確認しながら仕事を覚えていただきます。ひとつのプロジェクトの期間が長いので、じっくり仕事に取り組んでいただけます。
    また、全国各地の文化財が対象となりますので、土地に根差した文化財を通して、その土地固有の歴史に触れることができます。

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    建築求人情報
    2020.11.06 Fri 18:35
    0
    permalink
    アートディレクターの北川フラムに、新型コロナウイルス下での活動について聞いているインタビュー

    SHARE アートディレクターの北川フラムに、新型コロナウイルス下での活動について聞いているインタビュー

    art|culture
    インタビュー復興支援北川フラム
    アートディレクターの北川フラムに、新型コロナウイルス下での活動について聞いているインタビューが、をちこちに掲載されています
    www.wochikochi.jp

    アートディレクターの北川フラムに、新型コロナウイルス下での活動について聞いているインタビューが、国際交流基金のウェブサイト「をちこち」に掲載されています。「新型コロナウイルス下での越境・交流・創造」という特集の一環で制作されたものです。

    • SHARE
    インタビュー復興支援北川フラム
    2020.11.06 Fri 07:50
    0
    permalink
    2020.11.05Thu
    • MVRDVの設計で完成した、フランス・パリの、ランジェリーブランドEtamの旗艦店「Etam Paris」。19世紀の既存建物に敬意を払いつつ床をガラスにするなどの大胆な操作で改修
    • TOTO通信の2020年秋号「特集:変容する住宅たち」のオンライン版が公開。篠原一男の「谷川さんの住宅」、本野精吾の「本野精吾邸」等の継承のされ方をレポート
    • 野路敏之 / 野路建築設計事務所による、福井市の住宅「宝永の平屋」
    • 鈴木将記 / 鈴木将記建築設計事務所による、千葉・市川市の、集合住宅の住戸改修「引戸の家」
    • 安藤忠雄の設計で完成し2020年10月に開館した、中国・広東省の美術館「He Art Museum」の高クオリティな動画
    • ほか
    2020.11.07Sat
    • 岸本貴信 / CONTAINER DESIGNによる、兵庫・姫路市の住宅「阿成の家」

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,896
    • Follow
    82,050
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white