SHARE KINO architectsによる、東京・文京区の保育園「大空と大地のなーさりぃ 茗荷谷園」
KINO architectsが設計した、東京・文京区の保育園「大空と大地のなーさりぃ 茗荷谷園」です。
茗荷谷駅周辺は「教育の森公園」、大学、小学校、スポーツセンターと幅広い世代に利用される施設が整っています。この緑豊かな文教地区の北端に位置する児童公園「窪町公園」と、交通量の多い不忍通りに挟まれた敷地に、本保育園は建っています。
都心では、保育園不足解消のため公園が園庭を担うケースが見られますが、本園はこの地域の拠点となり他園児にも園庭を貸し出すことを計画当初から望まれていました。それに応えるべく、窪町公園へのアプローチを増やし、園庭には他園児が使えるプールスペースを用意しました。
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以下、建築家によるテキストです。
文京区茗荷谷にある認可保育園。
茗荷谷駅周辺は「教育の森公園」、大学、小学校、スポーツセンターと幅広い世代に利用される施設が整っています。この緑豊かな文教地区の北端に位置する児童公園「窪町公園」と、交通量の多い不忍通りに挟まれた敷地に、本保育園は建っています。
都心では、保育園不足解消のため公園が園庭を担うケースが見られますが、本園はこの地域の拠点となり他園児にも園庭を貸し出すことを計画当初から望まれていました。それに応えるべく、窪町公園へのアプローチを増やし、園庭には他園児が使えるプールスペースを用意しました。
園舎の設計でも公園と繋がるよう工夫しました。すべての保育室に設けた開放的なバルコニーからは、窪町公園のシンボルツリーを間近に眺めることができます。傾斜のついた天井は視線が外に抜けるよう促し、保育室内にいても緑を感じられます。公園側の外壁は、緑を映し込むよう艶のある塗装で仕上げました。
セキュリティとプライバシーが重視される都心の保育園は閉じがちになりますが、今回はそれらを確保すると同時に、バルコニーを介して公園に開き、公園の緑を取り込み、公園を介して都市に開きました。緑に囲まれた立地を最大限に生かしながら、ハード・ソフト両面で都市に繋がる保育園になってほしいと考えています。
(木下昌大・石黒大輔/KINOarchitects)
■建築概要
所在地:東京都文京区
用途:保育園
構造:鉄骨造
敷地面積:653.03㎡
建築面積:378.89㎡
延床面積:924.90㎡
竣工:2019.3
施工:松下産業
写真:中村絵
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
外装・壁 | 外壁1 | |
外装・壁 | 外壁2 | |
外装・壁 | 外壁3 | |
外装・壁 | 外壁4 | |
外装・建具 | アルミサッシ | |
外装・建具 | アルミサッシ | |
外装・建具 | アルミサッシ | |
内装・建具 | 木建 |
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