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2021.1.13Wed
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中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」
photo©阿野太一

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日程
2021年1月29日(金)
architecture|exhibition|feature
リノベーション神戸中村竜治兵庫阿野太一行政施設図面あり建材(内装・家具)ムラヤマアートワークスシェアウッズ
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©阿野太一
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治

中村竜治建築設計事務所が設計した、兵庫・神戸市の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」です。
また、2021年1月29日に、中村も参加する、こちらの空間をテーマにしたオンライントークセッションが開催されます(詳細は末尾に掲載します)。

神戸市役所の市民ロビーの改装である。待合、打合せ、休憩、喫茶席などの機能をもつ。大きな庁舎のほんの一部の改装ではあるが、意欲的で丁寧なコンペが行われ出来上がった。

建築家によるテキストより

ロビーは閉じた部屋ではなくエントランスホールなど他の空間とずるずるとつながっている上、あまり傷んでもいなかったため、建物には手をつけず、機能的にどうしても必要となる家具(椅子と机)の集合によって、輪郭が曖昧な場所をつくるのが良いのではないかと考えた。

建築家によるテキストより

水面に漂う木の葉の様に、床から一定の高さに浮いた木製の板が、くっ付いたり離れたりしながら不均質に散らばっているような状態を思い描いた。座板あるいは天板の高さを同じにし椅子と机の区別をなくし、平面形を長方形と楕円形の中間ぐらいの角のない形にし方向性を曖昧にした。茶屋の縁台のように、ベンチのようでもありテーブルのようでもあるこの家具をベンチテーブルと呼ぶことにした。使う人の状況や解釈次第で椅子にも机にもなり、使う人の創造力を掻き立てる。

建築家によるテキストより

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中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©阿野太一
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 photo©(左上から時計回りに):橋本健史、一瀬健人、藤村龍至、高見将大
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 image©中村竜治建築設計事務所
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 image©中村竜治建築設計事務所
中村竜治建築設計事務所による、兵庫の「神戸市役所1号館1階市民ロビー改装」 image©中村竜治建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


神戸市役所の市民ロビーの改装である。待合、打合せ、休憩、喫茶席などの機能をもつ。大きな庁舎のほんの一部の改装ではあるが、意欲的で丁寧なコンペが行われ出来上がった。

デザイン都市・神戸
市が推進する「デザイン都市・神戸」の顔としてのロビーが求められた。神戸市はかねてからデザインを軸に街を活性化する様々な取組を行っていて、2008年にはユネスコ創造都市ネットワークのデザイン都市にも認定されている。

今までと少し違う公共性
顔といっても単に見た目を整えるというよりは、これからの市民ロビーとはどんな場所か?を問うことで、今までとは少し違った公共性が生まれることを目指した。

家具群で場所をつくる
ロビーは閉じた部屋ではなくエントランスホールなど他の空間とずるずるとつながっている上、あまり傷んでもいなかったため、建物には手をつけず、機能的にどうしても必要となる家具(椅子と机)の集合によって、輪郭が曖昧な場所をつくるのが良いのではないかと考えた。

能動的な場所
ロビーには待合とカフェがあり、二つはパーティションで区切られ、場所と使い方が決められていた。これからの市民ロビーを考えたときに、今までのように市民が与えられたものを決められた通りに使う受動的な場所ではなく、自ら居場所や使い方を考えられる能動的な場所が相応しいのではないかと考えた。そこで、家具そのものの在り方に踏み込み、使う人の能動性を促す家具のあり方を模索した。

椅子と机の見分けをつかなくする
水面に漂う木の葉の様に、床から一定の高さに浮いた木製の板が、くっ付いたり離れたりしながら不均質に散らばっているような状態を思い描いた。座板あるいは天板の高さを同じにし椅子と机の区別をなくし、平面形を長方形と楕円形の中間ぐらいの角のない形にし方向性を曖昧にした。茶屋の縁台のように、ベンチのようでもありテーブルのようでもあるこの家具をベンチテーブルと呼ぶことにした。使う人の状況や解釈次第で椅子にも机にもなり、使う人の創造力を掻き立てる。

配置と誤読
同じ形を縦横に引き延ばすことでつくられる45種類のベンチテーブルは、様々な配置が可能で、その配置ををどう捉えるかも使う人によって様々である。ベンチテーブルのフラットで方向性のないある意味不完全な形は、配置に対する逸脱や誤読を誘発し、それが思いがけない使い方や振る舞いを生む。自分に合った自分だけの場所を見つけることができ、同時に誰にでも開かれた平等な場所となっている。

六甲山を写し取る
天板の素材には、六甲山や市内の整備で出た木をできるだけ利用している。六甲山は、一度禿山になったものを防災とレジャーのために明治神宮や日比谷公園の造園などを手がけた本田清六により植林された山で、いわゆる林業のための山とは異なり様々な樹種で構成される美しい山である(維持と資源の持続的活用方法が神戸市の目下の課題である)。そのため、素材に様々な樹種が入り混じるが、六甲山を写し取ったような不揃いな統一感をつくりだす。また、天板の側面に樹種名を焼印することで、使う人が名前と質感を結び付けて感じられるようにし、木の種類やそれらが育つ六甲山に興味を持ってもらうきっかけをつくっている。

広がる
その後、神戸市営地下鉄名谷駅にも同じ仕組でつくられたものが設置され、今後、仕組み含め街中にも広がっていくことを期待している。

■建築概要

名称:神戸市役所1号館1階市民ロビー改装
完成:2017年9月30日
用途:市民ロビー(待合、打合せ、休憩、喫茶席)
住所:兵庫県神戸市中央区加納町6-5-1神戸市役所1号館1階
面積:340m2
寸法:W400mm〜2400mm、D400mm〜1200mm、H440(家具)
施主:神戸市
設計:中村竜治建築設計事務所
施工:ムラヤマ、アートワークス、シェアウッズ
撮影:阿野太一、中村竜治

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・家具家具

地元産木材(銀杏、朴、楢、棈、椎、桜、楠、榎、樅、檜、杉)、スチール角パイプ

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


■オンライントークセッション

【GOOD DESIGN TALK】皆でつくるゆるやかなつながり ―神戸市役所市民ロビーの空間デザイン―
日時:2021/1/29(金)19:00~20:15
場所:オンライン
ゲスト:中村竜治(株式会社中村竜治建築設計事務所)
    伊藤香織(都市研究者、東京理科大学 教授、グッドデザイン賞審査ユニット17リーダー)
    山崎正夫(シェアウッズ代表)
モデレーター:西山まさき(神戸市クリエイティブディレクター)
       小林睦実(神戸市企画調整局つなぐラボ職員)
参加:無料 ※インターネットに接続する環境がある方
      ※開催日が近づきましたら視聴用のURLをメールにてお知らせします。
申込み:100名(要申込・先着順)
主催:デザイン・クリエイティブセンター神戸、神戸市
共催:公益財団法人日本デザイン振興会

  • 事前申し込みはこちらのページから

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    *今回の募集にあたり給与体系の見直しを行いました。

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    2021.01.13 Wed 16:40
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    フロリアン・ブッシュ建築設計事務所による、北海道・磯谷郡の住宅「森の中の家」
    photos©Florian Busch Architects

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    北海道フロリアン・ブッシュ図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外装・屋根)建材(外装・壁)オーク構造設計脇坂工務店
    フロリアン・ブッシュ建築設計事務所による、北海道・磯谷郡の住宅「森の中の家」 photos©Florian Busch Architects
    フロリアン・ブッシュ建築設計事務所による、北海道・磯谷郡の住宅「森の中の家」 photos©Florian Busch Architects

    フロリアン・ブッシュ建築設計事務所が設計した、北海道・磯谷郡の住宅「森の中の家」です。

    同プロジェクトは約3ヘクタールの手つかずの森から始まった。

    建築家によるテキストより

    この敷地は一辺160メートルのほぼ完璧な正方形で、背の高い松の木が茂っている。敷地周辺の土地が盛り上がっており、近づいても外からの視線は遮られる。唯一のアクセスは、何年も前に敷かれた、一段下がった場所に走る北側の境界線に沿った小さな道だ。
この「小山」を乗り越えると、樹木に囲まれた敷地に入る。緩やかな下り斜面が南に向かって100メートルほど続き、急な坂道に差し掛かる手前で南側境界に突き当たる。中程に、西側境界に向かって拓けた空き地がある。

    建築家によるテキストより

    建物は水平方向に枝分かれする。家の中を歩けば、森の中を散策しているような錯覚に陥る。目前の森から彼方の森へ。森はここで、手に取って触れられる存在であると同時に遠い背景でもある。
枝分かれした先は、切り取られ、開かれている。枝の先に向かって進むにつれ森へと誘い込まれる。壁によって内と外が分けられ、家によって守られているという物理的な安心感とは裏腹に、森に向かって開かれた窓を通して森との関わりが凝縮され、鮮明になる。我々は森の中に座っている。
家の背骨とも言える中心部では、先端部での凝縮された景色に代わり、瞬時に多面的景色を見ることが出来る。様々な森の景色を取り込んだこの家の中では、この森に初めて足を踏み入れた時の体験がいつも存在している。

    建築家によるテキストより
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    北海道フロリアン・ブッシュ図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外装・屋根)建材(外装・壁)オーク構造設計脇坂工務店
    2021.01.13 Wed 14:41
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    杉山幸一郎による連載エッセイ “For The Architectural Innocent” 第8回「ブレゲンツ再考 / 光の霧」

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    杉山幸一郎ピーター・ズントー論考For The Architectural Innocent
    杉山幸一郎による連載エッセイ “For The Architectural Innocent” 第8回「ブレゲンツ再考 / 光の霧」

     
    ※このエッセイは、杉山幸一郎個人の見解を記すもので、ピーター・ズントー事務所のオフィシャルブログという位置づけではありません。

     


     
    ブレゲンツ再考 / 光の霧

    text:杉山幸一郎

    以下の写真はクリックで拡大します

    杉山幸一郎による連載エッセイ “For The Architectural Innocent” 第8回「ブレゲンツ再考 / 光の霧」 photo©杉山幸一郎

    ブレゲンツ美術館(1997年竣工)に初めて訪れたのは今から10年も前のこと。
    実を言えば当時、ガラスに包まれた外観とそのすべすべとした質感を見て、«なんだか古い»という第一印象を持ちました。

    乳白ガラスに包まれた建物。展示空間のガラス天井とテカテカしたその支持金具。それらがどういうわけか、少し古めかしく思えたのです。
    僕が初めて訪れた2010年頃には、同じように乳白ないし曇りガラスでファサードを形成している建築が多かったから、見慣れすぎていたからゆえの印象だったのかもしれません。

    そんなブレゲンツ美術館へは、僕の住んでいるスイスのクール市から電車で1時間半ほど。また、展示内容がいつも興味をそそられることもあって、それから何度も訪れています。

    そうやって建築をある程度の時間スパンを通して何度も経験していくと、自身の建築の捉え方にも変化が起きてきます、そして、はじめに抱いていた印象はどんどん書き換えられていく。つまり過去は現在によって常に上書き更新されながら、新たな発見と認識をしていくことになるのです。

     
    話は少しそれますが、ズントー事務所に送られてくるポートフォリオでは、よく見かける建築タイプがいくつかあります。

    そのタイプの一つが、木造軸組で仮設構築物のようなものを作り、Zinc Mine Museumのように機能の入った空間(box)を挿入しているもの、またはWitch Trial Memorialのように一直線の細長い空間を作り上げたものです。

    そして、ブレゲンツ美術館に見られるような乳白(ないし曇り)ガラスのファサードで光を吸収、拡散することで室内に柔らかな光を取り込むことを意図したタイプがあります。

    いずれのタイプもシンプルでありながら、設計者の意図が建築の形にダイレクトに現れてくるのでインパクトがあり、構法や機能がユニークでわかりやすく、理解しやすいデザインであると言えます。

    ただ、ここで単に、これらの建築タイプをズントー建築のオマージュと言って片付けてはいけません。そもそもこうしたタイプは全く新しく創造されたものではない。少しでも歴史を振り返れば、既に存在していたものだと思うのです。
    ズントーが日常的に見つけることのできる形式をごく自然に取り出して、洗練させた状態で実現させた結果、ユニークな建築として多くの人のインスピレーションを喚起している、と言えるのではないでしょうか。

    ズントー建築は一見、それぞれの国や文化が持つ建築史の延長線上とは少し離れたところに、孤高の島としてあるようにも思われがちです。
    しかしよく考えてみれば、(ヨーロッパ)建築の歴史というやや格式ばったものではなく、身の回りに既に存在していた事柄の上に作り上げられている。
    それをズントー自身が意図しているか否かにかかわらず、多くの人に共感される«強さ»になっていると僕は捉えています。

     
    今回は、その“わかりやすい”ブレゲンツ美術館の形式を噛み砕いて、僕が今考えるその建築を(設計者であるズントーの意図も含めながら)、いくつかの建築的特徴を拾いながら再考していきたいと思います。

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    杉山幸一郎ピーター・ズントー論考For The Architectural Innocent
    2021.01.13 Wed 07:50
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    UAoによる、栃木の「那須塩原市図書館 みるる+駅前広場」
    photo©DAICI ANO

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    UAoによる、栃木の「那須塩原市図書館 みるる+駅前広場」 photo©DAICI ANO
    UAoによる、栃木の「那須塩原市図書館 みるる+駅前広場」 photo©DAICI ANO

    UAoが設計した、栃木の「那須塩原市図書館 みるる+駅前広場」です。施設の公式サイトはこちら。

    那須塩原市の地域アイデンティティでもある「森」に足を踏み入れると、私たちは、季節や天気、動植物たちによる僅かな機微といった刻々の変化を感じ、そのうつろいをマルチモーダルに受け止め、心を動かされている。

    この図書館では、館内に点在する言葉(アフォリズム)や展示物、活動や人々によって起こる多様なうつろいを緩やかな境界に表出させ、その機微の重なりの中をまるで森の中のように自由に歩き回ることで、共感覚を生み出し、新しい気づきや学びにつながることを意図している。

    建築家によるテキストより

    公共図書館は、単に人が集まるサードプレイスとしての役割を終え、まち全体の発展に寄与することが求められている。この図書館では個々人の気づきや学びが、活力の資源となってまちに還元され、次第にまちに波及し大きな変化を起こし、新たな気づきが持続する。そのような公共図書館を形にした。

    建築家によるテキストより
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    建材(外装・壁)BACHVAN HONGO6D848DesignEOS plus伊藤麻理知久設備計画研究所スタジオテラ金箱温春建材(内装・造作家具)建材(内装・その他)建材(外装・屋根)建材(内装・建具)建材(内装・天井)建材(内装・壁)建材(内装・床)UAo岡安泉栃木阿野太一図書館
    2021.01.13 Wed 06:54
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    2021.1.12Tue
    • 【ap job更新】 創造系不動産が、‟建築と不動産のあいだを追究する”新たなメンバー(建築不動産コンサルタント)を募集中
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