architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2021.3.12Fri
2021.3.11Thu
2021.3.13Sat
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」
photo©小川重雄

SHARE 中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」

architecture|feature
小川重雄埼玉医療施設図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外装・屋根)建材(外装・壁)建材(外構・床)中村浩士建材(外装・建具)間藤構造設計事務所中村工務店
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄

中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」です。

敷地は県道沿いに店舗が並び、その後には住宅が建ち並ぶ越谷市では一般的な場所にある。
県道沿いの500坪の敷地に40台分の駐車場、基幹病院同等の整形外科クリニックと調剤薬局を建てた計画である。

一般的に医療施設となると閉鎖的な建物になる傾向があるが、今回の計画では地域に対して開けた開放的な施設となることを設計当初から目指した。

建築家によるテキストより

診察室、処置室、レントゲン室、MRI室、調剤室等の医療施設としての基本となる部屋に関しては木造軸組み工法で造り、またクリニックとしての機能を忠実に果たせる基本的な平面計画としている。
一方で、待合スペース、リハビリホールについては上記の木構造から鉄骨の梁を跳ねだしてポスト柱を建て大きな庇もしくはパーゴラのような架構を組んでいる。応力はこの鉄骨の架構から、診察室等の木造架構に流れ木構造で負担するのでこの建物の構造部類は木造となっている。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©小川重雄
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 image©中村工務店
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 image©中村工務店
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 image©中村工務店
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 image©中村工務店
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 image©中村工務店
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 image©中村工務店
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 image©中村工務店
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©中村工務店
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©中村工務店
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©中村工務店
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©中村工務店
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©中村工務店
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©中村工務店
中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市の「えのもと整形外科クリニック / しろくま薬局」 photo©中村工務店

以下、建築家によるテキストです。


木構造に架る鉄骨庇

敷地は県道沿いに店舗が並び、その後には住宅が建ち並ぶ越谷市では一般的な場所にある。
県道沿いの500坪の敷地に40台分の駐車場、基幹病院同等の整形外科クリニックと調剤薬局を建てた計画である。

一般的に医療施設となると閉鎖的な建物になる傾向があるが、今回の計画では地域に対して開けた開放的な施設となることを設計当初から目指した。

診察室、処置室、レントゲン室、MRI室、調剤室等の医療施設としての基本となる部屋に関しては木造軸組み工法で造り、またクリニックとしての機能を忠実に果たせる基本的な平面計画としている。
一方で、待合スペース、リハビリホールについては上記の木構造から鉄骨の梁を跳ねだしてポスト柱を建て大きな庇もしくはパーゴラのような架構を組んでいる。応力はこの鉄骨の架構から、診察室等の木造架構に流れ木構造で負担するのでこの建物の構造部類は木造となっている。

その庇の下に木造サッシでカーテンウォールのようなガラスと腰壁からなる外壁面を造り中庭と外部に対して開けた環境とした。
昨今の整形外科では電気療法だけでなく、理学療法士による指導で運動療法を行い、身体を鍛えることで患者のリハビリを行う傾向にあるようで、その結果リハビリホールというよりはジムに近い環境となるため、ガラスを多用して開放的な空間であっても良い。
中庭に面する窓を開けると外気を感じ ハナミズキにはムクドリが住み着きクリニックに訪れる患者が居心地の良い空間だと思ってくれることを願う。

整形外科の診療待ち時間は1時間以上になることが多く、ストレスをなるべく感じることなく過ごすことができるクリニックと薬局となってほしい。

■建築概要

敷地:埼玉県越谷市
用途:診療所・調剤薬局
設計:中村浩士(中村工務店)
構造設計:間藤構造設計事務所
施工:中村工務店
敷地面積:1699.28㎡
建築面積:534.87㎡
延床面積:495.32㎡
構造:木造
竣工年:2021年3月
写真:小川重雄

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

ガルバリウム鋼板 コットンホワイト MSタフビーム(月星商事)

外装・壁外壁1

ガルバリウム鋼板 コットンホワイト 小波板(月星商事)

外装・壁外壁2

タイル ミネラルD(アドヴァン)

外装・建具開口部

サーモスL(LIXIL)

内装・床床

コンクリートダイヤモンド研磨仕上 シールハードC21仕様(シーゲイト)

内装・壁壁

栂羽目板+クリアオイルステイン(オスモ)

内装・天井天井1

米松梁+構造用合板+クリアオイルステイン(オスモ)

内装・天井天井2

鉄骨梁H194-150 ウレタンホワイト塗装

外構・床駐車場床

浸透系アスファルト

外構・床アプローチ床

コンクリート洗い出し

外構・床階段

タイル(アドヴァン)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

あわせて読みたい

サムネイル:平山俊建築設計による住宅
平山俊建築設計による住宅”Les Aventuriers / 冒険者たち”
  • SHARE
小川重雄埼玉医療施設図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外装・屋根)建材(外装・壁)建材(外構・床)中村浩士建材(外装・建具)間藤構造設計事務所中村工務店
2021.03.12 Fri 09:11
0
permalink

#中村工務店の関連記事

  • 2024.4.03Wed
    中村浩士建築設計事務所による、埼玉・越谷市の「うどん屋『もり豊』」。過去の名残で水田が残る地域。のどかな環境を活かした在り方を目指し、隣地に合わせた配置と平面で“田んぼの稲を存分に眺められる”建築を考案。90角の杉材を300本吊ったルーバーは“巨大な暖簾”をイメージ
  • 2021.9.28Tue
    棚橋玄+棚橋杏奈 / 棚橋建築設計事務所による、長野市の「長野の家」。部屋の性格に沿って建物を3つの矩形に整理し、“小山の連なりのように”ずらすことで、山裾の敷地環境に建築を馴染ませる
  • 2020.4.27Mon
    中村浩士 / 中村工務店の設計・施工による、埼玉・越谷市のアトリエ「atelier N」
  • view all
view all

#小川重雄の関連記事

  • 2025.3.24Mon
    金山大+小泉宙生 / SWINGによる、大阪市の「橘商店」。設計者の見学も多い材木店のオフィスの改修。訪問者の多い現状と向き合い、こだわりの素材と技術で内装から家具まで仕上げた“ショールーム”の役割も担う会議室を考案。材の様々な使い方で変わる仕上りを見せる
  • 2025.1.20Mon
    空間構想と風景研究所による、神奈川の「湘南工科大学附属高校図書館」。図書館と教室が入るコロナ禍以降の新しい学びの場。皆での図書館と教室の意味の議論を経て、閉鎖的な壁を“緩やかに解体”して両者を表裏一体に配置する構成を考案。立地と呼応する五角形平面で多方向への顔も作る
  • 2024.10.23Wed
    キー・オペレーションとパーク・コーポレーションによる、富山市の「十全化学本社社屋」。医薬関係の製造企業の新社屋。自由な交流の尊重を意図し、“集中”と“交流”の切替が可能となるゾーニングの建築を考案。四周のバルコニーは環境調整や気分転換の役割に加えて“陰影のあるファサード”も生み出す
  • 2024.9.24Tue
    山﨑壮一建築設計事務所による、沖縄の宿泊施設「アルカディアリゾート宮古島」。海沿いの傾斜地に建つ全室スイートルームのホテル。眺望と景観の継承を主題とし、高さを抑えた三棟を“地形の等高線”に沿って配置する計画を考案。“海との出会い方”も考慮してゲートや壁などの建築要素を設計
  • 2023.12.26Tue
    相坂研介設計アトリエによる、東京・世田谷区の「代田の住宅」。間口が狭く隣地から見下ろされる敷地。明るさや広さの最大化を求め、反射光を呼込む“ライトコート”を含む“大小4つの外部空間”を援用する建築を考案。植栽や屋根の形状等で周囲の視線からプライバシーも守る
  • 2023.11.21Tue
    伊原慶+三角俊喜 / TA+Aによる、東京の「セントラルクリニック世田谷」。崖線の丘上に建つ高性能機器を備える診療施設。精神と身体の負荷軽減を求め、周囲の緑を引き入れた検査後を安静状態で過ごせる空間を備えた建築を考案。外装に“テラコッタルーバー”を配して賑やかさと陰影も付与
  • 2023.8.07Mon
    小山光+KEY OPERATIONによる、神奈川・葉山町の別荘「Hayama Huts」。住宅が建ち並ぶ地域に計画。隣地等への配慮と周辺からの視線を考慮し、プールを備えた中庭を5つの小屋が取り囲む“景色に馴染む集落”の様な建築を考案。断面寸法や勾配も既存住宅との良好な関係を意識して決定
  • 2023.3.20Mon
    伊原慶と和久田幸佑による、高知・土佐町の「湖と山と弧 さめうらテントパーク全体整備」。森林公園のキャンプ場の整備。景観と渾然一体となる“場所性”を求め、山々と連続して湖をフレーミングする二枚屋根を持つ“炊事棟”などを設計。規格合板を用いて予算と工期の中で“60mm厚”の軽やかさを実現
  • 2023.3.16Thu
    伊原洋光+伊原みどり / hm+architectsによる、愛知の「蒲郡の店舗併用住宅」。地上階に菓子店のある家。“店”の存在感と“住居”のプライバシーの両立を求め、基壇の上に家形の量塊が飛び出る外観と外に閉じ内に開く構成を考案。異なる要素を1つの建築に重ね合わせ固有の存在感を示す
  • 2023.2.28Tue
    小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、兵庫の「甲子園の住宅」。閑静な住宅街に計画。長く住める“愛着”と生活変化を受容する“余白”の要望に、RC壁が作る“揺るぎない骨格”と建具で可変する“柔軟性”を持つ建築を考案。時間の蓄積も意図し吟味した素材で空間を満たす
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,709
    • Follow
    82,488
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    アラキ+ササキアーキテクツによる、埼玉・朝霞市の、新築と改修からなる3棟の建築群「朝霞の3棟再整備計画」
    photo©高橋菜生

    SHARE アラキ+ササキアーキテクツによる、埼玉・朝霞市の、新築と改修からなる3棟の建築群「朝霞の3棟再整備計画」

    architecture|feature
    建材(内装・建具)高橋建築工房トータルリフォーム丸川佐々木珠穂佐々木高之荒木源希建材(外装・その他)建材(外装・建具)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・壁)建材(内装・床)髙橋菜生図面ありアラキ+ササキアーキテクツ埼玉倉庫住宅
    アラキ+ササキアーキテクツによる、埼玉・朝霞市の、新築と改修からなる3棟の建築群「朝霞の3棟再整備計画」 photo©高橋菜生
    アラキ+ササキアーキテクツによる、埼玉・朝霞市の、新築と改修からなる3棟の建築群「朝霞の3棟再整備計画」 photo©高橋菜生
    アラキ+ササキアーキテクツによる、埼玉・朝霞市の、新築と改修からなる3棟の建築群「朝霞の3棟再整備計画」 photo©高橋菜生

    アラキ+ササキアーキテクツが設計した、埼玉・朝霞市の、新築と改修からなる3棟の建築群「朝霞の3棟再整備計画」です。

    新築・改修に関わらず、敷地・建築の持つ性質のようなものを読み取り、それを形に示し、残すことが建築家の役割のひとつと考えている。

    この計画では、母屋を軸としていた敷地の重心を石蔵にシフトした。
    町への姿勢を表明するとともに、施主家族のアイデンティティの継承を意図している。

    建築家によるテキストより

    単身で暮らす施主は、故人である家族の存在を感じながら、家族の遺した品を端緒とした隣人との交流のある暮らしを望んでいた。
    我々は3棟の建築を、石蔵を中心としたひと繋がりの建築群と考え、遺された品を整理、収納、展示できる可能性を提示した。

    建築家によるテキストより

    まず「倉庫併用住宅」を新築し、大きな収納と軒下空間を確保した。
    「石蔵」では光や風の環境を整え、着物、掛軸の虫干しや展示に適した、居住性の高い空間へと改修している。
    「母屋」では塀を解体し、見通しの効くデッキを設けた。窓を開けると居間の模型展示が見える。
    最後に渡り廊下を増築し、時代の異なる3棟を動線で繋いだ。軒下・デッキなどの屋外の場が点在し、家族の品が敷地に滲みだすことで、生活が垣間見える。

    建築家によるテキストより
    • 残り18枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    建材(内装・建具)高橋建築工房トータルリフォーム丸川佐々木珠穂佐々木高之荒木源希建材(外装・その他)建材(外装・建具)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・壁)建材(内装・床)髙橋菜生図面ありアラキ+ササキアーキテクツ埼玉倉庫住宅
    2021.03.12 Fri 16:30
    0
    permalink
    坂牛卓とエンリク・マシップ=ボッシュの対話「建築、都市、理論」と、坂牛卓のモノグラフ『Taku Sakaushi. Unfolding architecture』プレビュー

    SHARE 坂牛卓とエンリク・マシップ=ボッシュの対話「建築、都市、理論」と、坂牛卓のモノグラフ『Taku Sakaushi. Unfolding architecture』プレビュー

    architecture|book|feature
    インタビュー坂牛卓エンリク・マシップ=ボッシュ
    坂牛卓とエンリク・マシップ=ボッシュの対話「建築、都市、理論」と、坂牛卓のモノグラフ『Taku Sakaushi. Unfolding architecture』プレビュー

    坂牛卓とエンリク・マシップ=ボッシュ(ENRIC MASSIP-BOSCH)の対話「建築、都市、理論」を掲載、坂牛卓のモノグラフ『Taku Sakaushi. Unfolding architecture』をプレビューします。
    エンリクはスペインの建築家で東工大への留学時代に篠原一男を研究していた経験もあります。
    この対話の日本語版は、坂牛のモノグラフに収録しきれなかったもので、許可を得てアーキテクチャーフォトで特別に公開するものです。この書籍はGA gallery BOOKSHOPなどでも販売されています。

     
     
    建築、都市、理論:坂牛卓とエンリク・マシップ=ボッシュの対話

     
    エンリク・マシップ=ボッシュ(以下、エンリク):あなたの作品からは様々な方向性が見て取れます。明確な理論、社会に対する認識、そして建築の自律性など、一見お互いに矛盾した要素が糸となって織り上げられ作品となっています。最終的にどのような模様のタペストリーが織り上がるのかは分からないし、もしかしたら最終的な模様は永遠に出来上がらないかもしれません。この不確実性というか予測不能性があなたの建築を魅力的なものにしているのだと思います。あなたの作品の中には分かりやすいメッセージや形式論は見えませんが、それでもある種の統一感が感じられます。対話を始めるにあたり、このように様々な方向性が存在する中で、まずはあなたの仕事のベースにある理論的なアプローチについての熱い思いを語っていただきたいと思います。私が聞きたいのは、このモノグラフ作成に当たって指針となった理論的概念が、作品の構想が出来上がってから形成されたものなのか、そうではなくて作品の設計における前提条件だったのかということです。

    坂牛卓(以下、坂牛):作品の方向性については、仕事を始める前に既にあったアイデアが元になりそれらが何らかの形で表出したものであったり、作品を制作した後で気づいたことや「発見」したことから発展したものであったりします。建築の理論的フレームワークとは常に言葉では表現できないものを起点としており、先験的なものと経験に基づいたものとのフュージョンのようなものであるというのが私の考えです。

    エンリク:建築に対するアプローチについて説明した本を何冊か書いていらっしゃいますね。それらを「理論」と呼ぶことにしましょう。最近『建築の設計力』を出版されましたが、建築における理論の必要性を正当化しているように読み取れます。多くの日本人建築家が理論的概念を提示して来ましたが、その意義について、そして特にそうすることの必要性についてどう考えたらよいのか私はずっと考え答えに行き着いていません。なぜあなたにとって理論は大切なのでしょうか?そして一般的に日本人建築家が理論を重視するのはなぜだと思いますか?

    坂牛:そうですね、私の場合はこれまでに受けてきた教育への反動でもあり成果でもあります。私は1980年代に日本で建築を学びました。当時の建築家は、教えることが本職ではない一種の芸術家のような存在であるか、あるいは自分の作品だけを見せながら教える大学教授のどちらかであり、建築をどのように考えたらよいのかということは真剣に教えませんでした。学生に対して、ひたすら「言われた通りにしろ」「自分が見せた建築作品から学べ」とだけ言っていました。建築に必要な知的なプロセスが欠けていたのです。

    エンリク:しかし、例えば篠原一男はどうだったのでしょうか?

    坂牛:篠原は言葉をとても大切にし、著作を多く残しましたが、彼が残した言葉を理論と呼べるかどうかはわかりません。彼の文章はどちらかというと詩のようなものでしたから。とはいえ、自分が知っている手法しか教えないような建築家たちとは明らかに違う存在でした。優秀な建築家はいましたが、篠原と比べれば彼らはただの専門家に過ぎません。私が思うに、その当時理論を重視していた建築家は篠原一男と磯崎新の二人だけで、たまたま私は東京工業大学で篠原の教えを受けました。私は建築とは一つの理論であると思っていたので、篠原と磯崎を追随すべきモデルとしたのです。私はその後UCLAに行きチャールズ・ムーアの指導の下で修士論文を書き上げました。

    • 残り6枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    インタビュー坂牛卓エンリク・マシップ=ボッシュ
    2021.03.12 Fri 07:41
    0
    permalink
    2021.3.11Thu
    • 【ap job更新】 シマダアセットパートナーズが、設計部の正社員(2022年度新卒・既卒・経験者)を募集中
    • ハーバード大でも教えるラフール・メロトラによるTEDでのトーク「一過性の都市に見る驚異の建築術」(日本語字幕付)
    • ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎による連載エッセイの最新回「メンタリング」
    2021.3.13Sat
    • ヘルツォーグ&ド・ムーロンらの設計で完成した、香港の美術館「M+」
    • 清家清が1954年に完成させた自邸「私の家」のVR写真。2020年11月に撮影されたもの

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,709
    • Follow
    82,488
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white