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2021.8.18Wed
2021.8.17Tue
2021.8.19Thu
田中裕之建築設計事務所による、東京・大田区の、既存建物を改修したリコーの実践型研究所「3L」。元体育館をミーティング等の空間に転用し、そこから各個室が一望できる設計とする事により社内活動の活発化を意図
photo©長谷川健太

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田中裕之建築設計事務所による、東京・大田区の、既存建物を改修したリコーの実践型研究所「3L」。元体育館をミーティング等の空間に転用し、そこから各個室が一望できる設計とする事により社内活動の活発化を意図 photo©長谷川健太
田中裕之建築設計事務所による、東京・大田区の、既存建物を改修したリコーの実践型研究所「3L」。元体育館をミーティング等の空間に転用し、そこから各個室が一望できる設計とする事により社内活動の活発化を意図 photo©長谷川健太
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田中裕之建築設計事務所が設計した、東京・大田区の、既存建物を改修したリコーの実践型研究所「3L」です。元体育館をミーティング等の空間に転用し、そこから各個室が一望できる設計とする事により社内活動の活発化が意図されました。施設の公式サイトはこちら。

株式会社リコーの実践型研究所「3L」である。

新規プロジェクトなど新しい取り組みにリコー社員が没頭でき、社内外のコラボレーションを促進できる雰囲気を持った空間が求められた。創業の地でもある東京都大田区にはリコー本社があり、現在はリコー創業者が設立した「市村清新技術財団」が置かれている創業者の邸宅も隣接してあるなど、古くからリコーはこの地域からスタートしてグローバル企業として飛躍をしていったと言える。

建築家によるテキストより

もともと48条ただし書を受けた建物であり、住宅地に建っている。
そのためにリノベーションをした新しい建物として、劇的に変化したという外観を持つことはせず、住宅地ということを踏まえた外構や植栽の充実と、新しい内部プランに対応するような開口部プロポーションの整理、アプローチの変更に伴うエントランスの変更をするにとどめ、慎ましやかさや控えめな佇まいを残したものにすることを目指した。

建築家によるテキストより

一方、建物内部での活動を支える空間については、社員が自由に、そして活発に活動できることを目指した。
さらにいうと、個々の活動が活発になるだけでなく、それらが連続して社員間で繋がっていき、拡がっていくということの重要性がコンペ段階から指摘されていた。

既存建物の特徴として、体育館(以下、BOX)として使われている大きな空間があることもあり、上記の重要性に対する回答として、まずここに活動が一望できる新たな内部化した立面を作ることを提案した。そのことによって別棟のBOX側立面に個室のプロジェクトルームを配置し、そこでの活動がBOXから一望できるようになった。

建築家によるテキストより

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田中裕之建築設計事務所による、東京・大田区の、既存建物を改修したリコーの実践型研究所「3L」。元体育館をミーティング等の空間に転用し、そこから各個室が一望できる設計とする事により社内活動の活発化を意図 photo©長谷川健太
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以下、建築家によるテキストです。


株式会社リコーの実践型研究所「3L」である。

新規プロジェクトなど新しい取り組みにリコー社員が没頭でき、社内外のコラボレーションを促進できる雰囲気を持った空間が求められた。創業の地でもある東京都大田区大森にはリコー本社があり、現在はリコー創業者市村清の財団として管理されている創業者の邸宅も隣接してあるなど、古くからリコーはこの地域からスタートしてグローバル企業として飛躍をしていったと言える。

建築について
内部化された、反転した立面。

もともと48条ただし書を受けた建物であり、住宅地に建っている。

そのためにリノベーションをした新しい建物として、劇的に変化したという外観を持つことはせず、住宅地ということを踏まえた外構や植栽の充実と、新しい内部プランに対応するような開口部プロポーションの整理、アプローチの変更に伴うエントランスの変更をするにとどめ、慎ましやかさや控えめな佇まいを残したものにすることを目指した。

一方、建物内部での活動を支える空間については、社員が自由に、そして活発に活動できることを目指した。
さらにいうと、個々の活動が活発になるだけでなく、それらが連続して社員間で繋がっていき、拡がっていくということの重要性がコンペ段階から指摘されていた。

既存建物の特徴として、体育館(以下、BOX)として使われている大きな空間があることもあり、上記の重要性に対する回答として、まずここに活動が一望できる新たな内部化した立面を作ることを提案した。そのことによって別棟のBOX側立面に個室のプロジェクトルームを配置し、そこでの活動がBOXから一望できるようになった。

反対側の立面は擁壁となっており、かつてはスタートアップ企業であったリコーの「創業の伊吹が感じられるような」というクライアントのオーダーによって描かれた大きな壁画を用意した。BOXに立つと擁壁側には大きな壁画、反対側立面には現在進行中のプロジェクトルームがあり2つの大きな面に挟み込まれるようになる。

BOXにはさらに大階段を用意しこれらをいろいろな角度から見ることもできるようになった。不定形な人工的起伏もあるためキャンプのように自分で場所を見つけてもらうような意図を持って計画した。普段は用途に合わせたミーティングに使え、またピッチイベントやワークショップも可能になることにより日中の稼働率を上げることを目指した。

もう一つの棟にはテクノロジーチームが実験などを行う「PRISM」や先述のプロジェクトルーム、モックアップ作ることのできるlabや、バーなどがあり、BOX含めて回遊性を持たせている。BOXの垂直性と比較し、水平面的な展開を加えて単なる社員間の交流だけでなく、働くこと、会うことの刷新を促す様々な仕掛けを用意し、空間的にサポートすることを目指した。

■建築概要

名称:3L
事業主:株式会社リコー
所在地:東京都大田区
用途:オフィス
株式会社リコー:Fw:D-PT 稲田旬、村田晴紀、藤田力信、武田修一、白根龍一、古谷亮
監修:田中裕之建築設計事務所
設計・施工:株式会社 シミズ・ビルライフケア
テクノロジー:アートアンドプログラム株式会社
アートディレクション:田中義久
グラフィックデザイン:山田悠太郎
壁画:鈴木ヒラク
WEB デザイン:株式会社Shed
家具:コンプレックスユニバーサルファニチャーサプライ、インターオフィス、バター
照明計画:株式会社モデュレックス
植栽計画:株式会社ランドスケープハウス
カーテン:株式会社ファブリックスケープ、株式会社ニート、株式会社パシフィックハウステキスタイル
内装協力:株式会社TANK
サイン協力:藤原陶房、ペイントファクトリー
竣工:2019年
写真:長谷川健太

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床バー床

フローリング:Wide Plank OAEWS(Scandinavian living)

内装・建具キャビンカーテン・ブラインド

特注(fabricscape)

内装・造作家具バー造作家具

ラーチ合板 OS CL(シミズ・ビルライフケア)

内装・造作家具バーソファ

特注 張地:DLN 982-01 パールトン加工 木部:オーク突板(板柾)乱貼り染色後クリアウレタン塗装(コンプレックスユニバーサルファニチャーサプライ)

内装・家具オフィスチェア

ATELIER CHAIR(Artek)

内装・照明テープライト・ライン照明

MAP-LEDCD4000-24K/A1PRO(ModuleX)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


The 3L practical research institute from Ricoh Co., Ltd.
We sought to create a space with a creative atmosphere, where Ricoh employees could immerse and challenges themselves with things like new projects, and that could promote collaboration inside and outside the company.
Ricoh has its headquarters in Omori, Ota-ku, Tokyo, where it was originally founded, and is adjacent to the residence of founder Kiyoshi Ichimura, which is currently being managed as a foundation. Ricoh is said to have jumped up from this region many years ago, leaping forward as a global company.

Architecture
Internalized, inverted facade.
This building, originally receiving the proviso of Article 48 of the Building Standards Act, stands in a residential area.
For that reason, it doesn’t appear to have undergone a dramatic change as a new, renovated building, but rather the exterior and greenery combine into a well-developed aesthetic, enabling it to integrate into the local residential area. We aimed to leave a modest and unobtrusive appearance, by arranging the opening proportions to correspond to the new floor plan, and only changing the entrance to match the change in approach.

On the other hand, with the space inside the building for activities, we aimed for employees to be able to freely and actively work and move around.
Furthermore, it was pointed out from the competition stage of the project that it’s important not only to support the energy of individual activities, but also for that energy to be continuously connected and expanded among employees.
One of the characteristics of the existing building was that it had a large space used as a gymnasium (hereafter, “BOX”). In response to the important point of consideration above, we proposed the creation of a new internal facade that would have a panoramic view of the space’s activities. As a result, a private project room was placed at the BOX-side facade of the other building, and the activities within can be viewed from the BOX.
The facade on the opposite side is a retaining wall, and we prepared a large mural drawn according to the client’s request: Ricoh, once a start-up, asked for something ‘that evokes a sense of vitality; a breath of spring’. While standing in the BOX, you’re sandwiched between two large surfaces: the large mural on the retaining wall, and the in-progress project room on the opposite site.
The BOX also has a large staircase, so that you can look out from all different angles. Random artificial crests dotting the space were designed to make people feel as if they were in a camp, free to explore themselves. We aimed to increase daytime usage too, by making it available for tailored meetings, as well as pitch events and workshops.

In the other building lies the PRISM, where the technology team conducts experiments; the project room, mentioned above; the lab, where you can make mock-up; a bar, etc, where peopl can migrate between the rooms. Compared to the vertical aspect of the BOX, we aimed to add horizontal development to encourage not only interaction between employees, but also innovation to working and meeting people by preparing various mechanisms and providing spatial support.

3L(Ricoh Company, Ltd. )
Ricoh Company, Ltd.: Jun Inada, Haruki Murata, Rikinobu Fujita, Shuichi Takeda, Ryuichi Shirane, Ryo Furutani
Direction: HIROYUKI TANAKA ARCHITECTS
Architectural planning & Construction: SHIMIZU BLC Co.,ltd.
Technology: art and program, inc.
Art Direction: Yoshihisa Tanaka
graphic design: Yutaro Yamada
Web Design: Shed
furniture: COMPLEX UNIVERSAL FURNITURE SUPPLY INC, inter office ltd., butter Inc.
lighting planning: ModuleX Inc.
landscape: Landscape house
fabric: fabricscape, NEAT Co.,ltd., pacific house textile co.,ltd.
Interior support: TANK
sign support: Fujiwara Earthen Art Studio, Paint factory
wall art: Hiraku Suzuki
photo: Kenta Hasegawa
completion: 2019

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    中村竜治による、資生堂ギャラリーでのインスタレーション「関係」。資生堂の収蔵品から三輪美津子と内藤礼の作品を選び、既存のギャラリー壁に“擬態”する壁を設計し展示することで、鑑賞者に様々な想像や見立てを促す
    photo©中村竜治

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    日程
    2021年6月5日(土)
    –
    8月29日(日)
    architecture|art|exhibition|feature
    インスタレーション中村竜治内藤礼建材(内装・造作家具)東京スタデオ三輪美津子
    中村竜治による、資生堂ギャラリーでのインスタレーション「関係」。資生堂の収蔵品から三輪美津子と内藤礼の作品を選び、既存のギャラリー壁に“擬態”する壁を設計し展示することで、鑑賞者に様々な想像や見立てを促す photo©中村竜治
    中村竜治による、資生堂ギャラリーでのインスタレーション「関係」。資生堂の収蔵品から三輪美津子と内藤礼の作品を選び、既存のギャラリー壁に“擬態”する壁を設計し展示することで、鑑賞者に様々な想像や見立てを促す photo©中村竜治
    中村竜治による、資生堂ギャラリーでのインスタレーション「関係」。資生堂の収蔵品から三輪美津子と内藤礼の作品を選び、既存のギャラリー壁に“擬態”する壁を設計し展示することで、鑑賞者に様々な想像や見立てを促す photo©中村竜治

    中村竜治による、資生堂ギャラリーでのインスタレーション「関係」。資生堂の収蔵品から三輪美津子と内藤礼の作品を選び、既存のギャラリー壁に“擬態”する壁を設計し展示することで、鑑賞者に様々な想像や見立てを促す作品となっています。中村の作品も出展されている「資生堂 第八次椿会 このあたらしい世界 『触発』」の会期は、2021年6月5日〜8月29日(休館:月曜、8/16〜23)。展覧会の公式ページはこちら。

    資生堂ギャラリーでのグループ展「第八次椿会 この新しい世界」でのインスタレーション。
    「椿会」は1947年から始まり、複数のアーティストが選ばれ、同じメンバーで数年にわたりグループ展を行うというもので、資生堂はその展示作品を収蔵し続けている(銀座に資生堂ギャラリー、静岡県掛川に資生堂アートハウスを擁する)。

    建築家によるテキストより

    1年目のテーマは「触発」である。今回は特に、メンバーが過去の椿会の収蔵作品から「あたらしい世界」を触発される作品を選び取り、それに対する応えを自身の作品や方法で提示し、収蔵作品に新たな視点を加えつつ未来へとつなげるという今までの椿会にはない試みがなされている。

    私は、膨大な量の収蔵作品の中で「関係」が意識されるような作家や作品に興味を持ち、三輪美津子の女性の顔を描いた連作「EBBA-No.9」、「EBBA-No.4」、「四つ目の池I〜IV」と内藤礼の木彫りの「ひと」を選んだ。

    建築家によるテキストより

    普段物自体に焦点を当て過ぎてしまいがちだが、少し焦点をずらし、物と物との間の関係に注目することで、新しい思考ができるようになるのではないか、と二人の作品は教えてくれていると思う。三輪美津子の作品、内藤礼の作品、壁の3つは、それぞれ自立していて無関係なもののようにあるが、訪れた人がそれらの間に様々な関係を見出すことで、自分なりの風景や感覚が立ち上がるような展示になれば、二人の作品の魅力が伝えられるのではないかと考えた。

    建築家によるテキストより
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    インスタレーション中村竜治内藤礼建材(内装・造作家具)東京スタデオ三輪美津子
    2021.08.18 Wed 07:33
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