SHARE 吉岡徳仁による、クリスチャン・ディオールのためにデザインした椅子「Medallion of Light」。364の透明なプレートを積層した輝きを放つ椅子
吉岡徳仁による、クリスチャン・ディオールのためにデザインした椅子「Medallion of Light」。364の透明なプレートを積層した輝きを放つ椅子です。
ルイ14世が見た18世紀のフランスの記憶と未来を融合させた、メダリオンチェア。
ランダムに刻まれた364の透明なプレートは、無数の光を積層し、輝きを放つ椅子を生み出す。
まるで自然界の光のような不規則な輝きは、美しく詩的な空間を創出する。
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吉岡徳仁へのQ&A
クリスチャン・ディオールの「THE DIOR MEDALLION CHAIR」プロジェクトについて教えてください。
私はこれまで、光や自然をテーマに表現してきました。
クリスチャン・ディオールの特別なアイコンの一つであるメダリオンチェアをテーマに作品を制作させていただくこととなり、不規則な光を生み出す自然のように、人間の感覚を超越する偶然性を持ったものを表現したいと思いました。
クリスチャン・ディオールで伝統的に使用されてきたメダリオンチェアは、18世紀のフランス王ルイ14世様式の椅子です。
歴史と未来の融合を象徴するような新しい椅子を生み出したいと考えました。
「Medallion of Light」のコンセプトを教えてください。
ルイ14世が見た18世紀のフランスの記憶と未来を融合させた、メダリオンチェア。
ランダムに刻まれた364の透明なプレートは、無数の光を積層し、輝きを放つ椅子を生み出す。
まるで自然界の光のような不規則な輝きは、美しく詩的な空間を創出する。
「Medallion of Light」の詳細を教えてください。
思い浮かべたのは、光のレイヤーで椅子を作ることでした。
そこから、光に最も近い素材である透明な樹脂を用いて、歴史的でありながら未来的な椅子を生み出すことを考えました。
364個の透明な樹脂のプレートをランダムに積層し、椅子を構成することで、自然が持つ美しさを表現しています。
■作品概要
名称:Medallion of Light
発表:2021