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2022.4.07Thu
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竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す
photo©エスエス 島尾望

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architecture|feature
シリウスライティングオフィスエスエス島尾望建材(外装・壁)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)図面あり新宿区事務所東京乃村工藝社NOSIGNER竹中工務店
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す北西側外観。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す外観夕景。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す1階エントランスホール。 photo©エスエス 島尾望

竹中工務店が設計した、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」です。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す。施主企業の公式サイトはこちら。

太陽光など自然の力による物性の経年変化を短期間で正確に再現できる促進耐候性試験機等の製作を行う創業100周年を迎えた企業の本社ビルである。そこで創られる試験機は、いわば短縮された「時間の移ろい」を扱っているといえる。

建築家によるテキストより

本計画では、日射・風向風速等の周辺環境の特性に呼応させるよう方位によって外装の設えを切り替えた浮かぶ箱を積層させ、さらに内部では光の反射率・透過率の違う様々なマテリアルをレイアウトした。それにより、どこにいても自然光の微細な変化を心地よく感じることができる空間を生み出した。

建築家によるテキストより

また、共用空間では、旧本社で使用されていた外壁タイルや大理石を種々の仕上げに転活用した。地域と時を共にし、歴史が刻まれたそのマテリアルは事業主のコーポレートアイデンティティを体現し、ささやかにまちへ滲みだす。

企業が積み上げてきた100年の歴史から、今まさに刻々と変わり続ける日の光まで、様々なスケールの「時の移ろい」を空間に落とし込んだ。空間と時間をともに設計し共鳴させることで、このオフィスは空間のミニマリティを超えて、体験的に豊かな奥行きを生み出している。

建築家によるテキストより

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竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す東側外観。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す北西側外観。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す南西側外観。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す低層部西側外観。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す低層部北側外観。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す西側外観。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す外観ディテール。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す1階風除室ギャラリー。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す1階エントランスホール。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す1階ショールーム。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す1階受付。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す1階ギャラリー。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す1階エントランスホール。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す1階吹抜階段。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す2階ライブラリー。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す2階スガラボ。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す3階テラス。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す3階講堂。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す基準階WC。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す基準階階段。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す基準階階段。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す基準階サイン。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す基準階ペリメータゾーン。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す基準階西面。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す基準階天井ディテール。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す基準階北面。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す1階ショールーム。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す3階テラス夕景。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す北側外観夕景。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す外観夕景。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す低層部外観夜景。 photo©エスエス 島尾望
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す平面図。 image©竹中工務店
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す断面図。 image©竹中工務店
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指すダイアグラム。 image©竹中工務店
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指すダイアグラム。 image©竹中工務店
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す基準階外装断面 image©竹中工務店
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す基準階空調シミュレーション。 image©竹中工務店
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す基準階部分断面。 image©竹中工務店
竹中工務店による、東京・新宿区の「スガ試験機 本社ビル」。物性の経年変化を再現する試験機等をつくる企業の社屋で、その製品を“時間の移ろい”として解釈、各素材の選択や旧社屋の素材転用を通して企業アイデンティティの表現と豊かな空間体験を目指す低層部イメージ。 image©乃村工藝社

以下、建築家によるテキストです。


光を通じて時の移ろいを感じられるオフィス
太陽光など自然の力による物性の経年変化を短期間で正確に再現できる促進耐候性試験機等の製作を行う創業100周年を迎えた企業の本社ビルである。そこで創られる試験機は、いわば短縮された「時間の移ろい」を扱っているといえる。

本計画では、日射・風向風速等の周辺環境の特性に呼応させるよう方位によって外装の設えを切り替えた浮かぶ箱を積層させ、さらに内部では光の反射率・透過率の違う様々なマテリアルをレイアウトした。それにより、どこにいても自然光の微細な変化を心地よく感じることができる空間を生み出した。

また、共用空間では、旧本社で使用されていた外壁タイルや大理石を種々の仕上げに転活用した。地域と時を共にし、歴史が刻まれたそのマテリアルは事業主のコーポレートアイデンティティを体現し、ささやかにまちへ滲みだす。

企業が積み上げてきた100年の歴史から、今まさに刻々と変わり続ける日の光まで、様々なスケールの「時の移ろい」を空間に落とし込んだ。空間と時間をともに設計し共鳴させることで、このオフィスは空間のミニマリティを超えて、体験的に豊かな奥行きを生み出している。

地形と都市域の境界でまちを緩やかに繋ぐ
当該敷地は台地の縁上で、商業地域と住居系地域の境界地に立地しており、靖国通り沿いの商業ビル群から低層の住宅街や狭い路地へとまちのスケールが移り変わる特有のコンテクストを有している。
そういった周囲の街並みに呼応するよう本社ビルがもつ機能を用途単位の小ヴォリュームの箱に分節して構成した。

法的な見えない制限(斜線制限・日影規制) をポジティブに捉え、周囲の街並みが陽の光を享受でき、住宅街のヴォリューム感とも呼応した箱の積層体とした。低層部にはギャラリー等のパブリックゾーンを配置し、ヴォリュームとプログラム双方から周辺環境とのつながりを作り出した。

周囲の光・風環境に呼応し機能が移り変わるファサード
東西南北の日射・風環境、周辺地域との関係によりファサードが持つ機能を変容させ、どこにいても光を感じられ、風が通り抜ける快適なオフィス環境を目指した。

各面・各層の水平ラインを統一したシンプルな箱の積層のデザインによる地域のランドマークとしての佇まいと共に、方位によって素材やサッシ形状、自然換気ホッパー等機能の組み合わせを変えることで各面の最適化を図った。
直達日射の抑制と昼光利用、卓越風向の分析、地域への眺望、周囲との見合、室内空間の効率的な利用法、コア部分の採光など異なるパラメータを、シミュレーションを行いながら調停している。

また1500㎡の面積区画と高層区画での法解釈により、スパンドレルレスな透明感の高い特徴的なファサードデザインを実現している。

放射+微風空調と素材感を生かしたオフィス
天空率によって導き出した最高高さに対して階高3.6mと設定とすることで、12フロアを実現している。

最低限の階高に対して直天井+放射・微風空調+間接照明をインテグレートしたガルバリウム鋼板素地による天井デザインを採用した。パンチングの密度はシミュレーションとモックアップで均一な温度、照度環境を確認しながら決定し、密度の違いによって光と風が滲みだす特徴的なデザインとした。

透過するサイドコア+3面開口(一部セラミックプリントによる拡散光)+ライトシェルフ+天井反射面により昼光利用においても最低限の光環境を実現し、省エネルギー性の高い就業環境を確保している。
放射微風空調は段ボールダクトと吊ボルト、野縁受け、Mバーといった一般天井材の組み合わせによって構成し、ローコストと工業化を最大限生かした設計とした。

試験機を展示するショールームとオープンな試験エリア
エントランスホールと一体化したショールームは、地域に根付いた企業としてのイメージとともに街に対し開かれている。

展示される試験機の工業的なデザインに合わせ、インテリアには素材の持つ艶感や透明度、反射といった特性を扱った設えとし空間に広がりを与えている。また、かつて50年この地で親しまれた(暴露された) 本社の面影を残す試みとして、カウンターや壁面に既存本社の外壁タイルやエントランスの大理石を再利用し、時間の流れを感じられる空間とした。

促進耐候性試験・腐食・測色試験といった様々な分野で活用される試験機はオーダーメイドで製作されるプロダクトである。
低層エリアには展示と試験エリアを計画し、地域に開かれたショールームやギャラリー、様々なメーカーのニーズに合わせた設計をするためのミーティングスペース、協創スペース、ライブラリー、技術展示などを、実演稼働させる試験機エリアに併設することで研究開発の促進を目指した。

計画に際しては研究者とのワークショップを行い、これからの開発に必要な空間の在り方、地域とのつながりをディスカッションしながら計画に落とし込んだ。

■建築概要

名称:スガ試験機 本社ビル
所在地:東京都新宿区
用途:事務所
階数:地下1階、地上12階、塔屋1階
構造:地上S造、地下SRC造
設計:
竹中工務店
設計総括:茶谷明男(元社員)
建築設計:伊藤宏樹、大石卓人、鎌谷潤、藤晴香
構造設計:星野正宏、岡村祥子
設備設計:左勝旭、袴田洸平、三宅晴佳
展示計画:乃村工藝社
照明デザイン(低層部):シリウスライティングオフィス
サインデザイン:NOSIGNER
敷地面積:1,148.76㎡
建築面積:825.31㎡(建蔽率:71.84%)
延床面積:4,942.74㎡(容積率:391.78%)
竣工年月:2017年12月
撮影:エスエス 島尾望

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・壁外装SFRC壁

ランデックスコート(大日技研工業)

内装・壁EVホール壁

カラーガラス シルキークリスタルホワイト・トゥルーシルバーメタリック(日本板硝子)

内装・床基準階オフィス床

タイルカーペット LX-1002(スミノエ)

内装・天井基準階オフィス天井

ガルバリウム鋼板素地

内装・床ショールーム・ラボ床

ビニル床タイル RFT7009(東リ)

内装・天井ショールーム・ラボ天井

軽鉄下地素地ルーバー

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※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    建築家によるテキストより

    この物件はRC壁構造でもあり、間仕切りさえも編集することが不可能だった。そこで、私たちはクライアントとの対話を重ねていくことで彼らだけの生活の在り方を高解像度で理解し記述することで、時空を越えて現代の生活と室内の空間の関係を考えようとした。

    具体には歯を磨いた後の寝室までのシークエンスを大事にしたい、気持ちの良い光の環境で料理をしたい、北側の落ち着いた衣装部屋で服を眺めながら選び、着替えたいといった彼らにしかない暮らしの軌跡があった。私たちはこれを「生活のストラクチャー」と捉え、様々な角度で全体と部分をバランスよく計画した。

    建築家によるテキストより

    それぞれの場所の光の入り方や量、開口の大きさや位置、部屋のプロポーションを見ながら、生活のストラクチャーを見出し、マテリアルを選び、家具、建具を設計した。隣の部屋の奥にみえる光景や建具の開口部から見える視線の重なりによって、ツヤ感やザラザラ感といった身体性をもった言語とともに、様々なマテリアルが机上に並んでいった。

    建築家によるテキストより
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    リノベーション創造系不動産住戸工藤浩平図面あり大竹央祐建材(内装・床)建材(内装・建具)住建トレーディング
    2022.04.07 Thu 15:40
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    藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、茨城の店舗兼住宅「常陸太田の町家」。地域との接点になる生業の場を併設との施主の要望に、“離れつつ繋がる”状態を意識して“通り土間”を挟む構成と“軒の出が変わる屋根”等を考案、対象を選びながら町・店・住居の連続性をつくる
    photo©長谷川健太

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    architecture|feature
    建材(内装・建具)伊藤茉莉子小薗建設sosoCamp Design建材(外装・建具)建材(内装・水廻り)建材(内装・キッチン)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり茨城長谷川健太藤田雄介店舗兼住宅
    藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、茨城の店舗兼住宅「常陸太田の町家」。地域との接点になる生業の場を併設との施主の要望に、“離れつつ繋がる”状態を意識して“通り土間”を挟む構成と“軒の出が変わる屋根”等を考案、対象を選びながら町・店・住居の連続性をつくる photo©長谷川健太
    藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、茨城の店舗兼住宅「常陸太田の町家」。地域との接点になる生業の場を併設との施主の要望に、“離れつつ繋がる”状態を意識して“通り土間”を挟む構成と“軒の出が変わる屋根”等を考案、対象を選びながら町・店・住居の連続性をつくる photo©長谷川健太
    藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、茨城の店舗兼住宅「常陸太田の町家」。地域との接点になる生業の場を併設との施主の要望に、“離れつつ繋がる”状態を意識して“通り土間”を挟む構成と“軒の出が変わる屋根”等を考案、対象を選びながら町・店・住居の連続性をつくる photo©長谷川健太
    藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、茨城の店舗兼住宅「常陸太田の町家」。地域との接点になる生業の場を併設との施主の要望に、“離れつつ繋がる”状態を意識して“通り土間”を挟む構成と“軒の出が変わる屋根”等を考案、対象を選びながら町・店・住居の連続性をつくる photo©長谷川健太

    藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designが設計した、茨城の店舗兼住宅「常陸太田の町家」です。地域との接点になる生業の場を併設との施主の要望に、“離れつつ繋がる”状態を意識して“通り土間”を挟む構成と“軒の出が変わる屋根”等を考案、対象を選びながら町・店・住居の連続性をつくる事が意図されました。

    建主は元々都内に住んでいたが、仕事の関係で数年前にこのエリアに移住した。
    この地の空気や食を気に入り、家を建てることを決意した。そして、ここに家を建てるのであれば、専用住居ではなく地域との接点を持てる生業の場を設けることを望んでいた。ただし、設計時点では何の店にするか決めておらず、流動的に中身が入れ替わる場を考えていた。

    建築家によるテキストより

    店舗部分は道に面して設け、住居部分は半屋外の通り土間を挟んで設けている。
    ただし、通り土間上部で店と住居は繋がっており、店の音や空気は住居に流れ込んでくる構成となっている。この建築では、このような「離れつつ繋がっている」状態を、いくつかの操作によってつくりだしている。

    建築家によるテキストより

    本計画はCovid-19が蔓延する前から計画してきたものであるが、奇しくも住宅において重要となる距離の問題に触れた建築となっている。

    建築家によるテキストより
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    建材(内装・建具)伊藤茉莉子小薗建設sosoCamp Design建材(外装・建具)建材(内装・水廻り)建材(内装・キッチン)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり茨城長谷川健太藤田雄介店舗兼住宅
    2022.04.07 Thu 14:14
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    【ap job更新】 キノアーキテクツの京都事務所が、建築設計スタッフ(新卒既卒・経験者)と学生アルバイトを募集中

    ap job 【ap job更新】 キノアーキテクツの京都事務所が、建築設計スタッフ(新卒既卒・経験者)と学生アルバイトを募集中

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    建築求人情報
    【ap job更新】 キノアーキテクツの京都事務所が、建築設計スタッフ(新卒既卒・経験者)と学生アルバイトを募集中
    【ap job更新】 キノアーキテクツの京都事務所が、建築設計スタッフ(新卒既卒・経験者)と学生アルバイトを募集中一橋大学空手道場_2012年竣工
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    キノアーキテクツの京都事務所の、建築設計スタッフ(新卒既卒・経験者)と学生アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    キノアーキテクツは、建築家の木下昌大を中心に「京都」と「東京」の2拠点で活動する建築設計事務所です。

    2007年に東京でスタートし、2017年に京都にもオフィスを構えました。今回、京都で一緒に働いてくださる方を募集いたします。オフィスは、烏丸御池、二条城からすぐの便利な立地。現在、新オフィスの建設も計画しています。

    キノアーキテクツがめざすのは「サスティナブルな社会を、最適化する建築で育む」こと。使う人や住む人に最適な環境を提供するだけでなく、周りまで最適化する建築でありたい。そう願って、保育園、図書館、大学施設、墓所、集合住宅など、暮らしに関わる建築を手がけてきました。

    社員の働き方も「最適化」しています。京都で働いてみたい、東京で働いてみたいという社員の声に応えています。勉強したり、趣味を追求したり、家族の時間を大切にしたり。他の職種で当たり前のことを設計事務所でも実現できるよう心がけています。だからこそ、離職率が低く、一級建築士取得率が高い。それが私たちの自慢です。

    意欲的でフレッシュな方に仲間になっていただければ幸いです。京都ライフを楽しみたい方、ぜひご応募ください。

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    建築求人情報
    2022.04.07 Thu 12:08
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    2022.4.06Wed
    • 【ap job更新】 シェアをコンセプトに、大規模なホテルから国立公園の施設まで様々な建築を手がける「成瀬・猪熊建築設計事務所」が、プロジェクトチーフ・経験者・新卒既卒を追加で募集中
    • DDAAとSOUP DESIGN Architectureによる、長崎・波佐見町の「HIROPPA」。企業が立ち上げた広場・店舗・カフェからなる施設で、“自然な賑わいが生まれる場”の要望に対して様々に解釈可能な“地面”をデザイン、特殊なランドスケープも組み合わせ“原っぱ”と“遊園地”の両立を試みる
    • 辻琢磨による連載エッセイ ”川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第10回「川の向こう側から自分がいた場所を眺めて」
    • 村山徹と杉山幸一郎による連載エッセイ ”今、なに考えて建築つくってる?” 第2回「サステイナブルであること、その正しさ」
    2022.4.08Fri
    • 加藤直樹 / N.A.Oによる、神奈川・横浜市の住宅「HOUSE-NN」。母屋に子世帯の住まいを増築する計画、生活の営みをポジティブに許容する建築を目指して“要素の多さ”を意識し設計、限られた面積の中に二つの庭と吹抜をつくり開放性も生み出す
    • 徳本賢洛 / TOK205による、新潟・北蒲原郡の住宅「聖籠35」。農村に建つ平屋の建替で集落文化に興味を持ち計画、過去から続く平面や配置を観察分析して設計に反映、地域住居の特徴の張り出す玄関を残し転用する事でも集落の固有性を継承
    • 江藤健太アトリエによる、大分の住宅「別府の家」。地域の特色の石垣が残る細長い敷地に計画、適度な距離感で二世帯住宅の利点を享受できる空間を目指して建物を貫く土間ホールを設計、限られた面積内で各諸室の延長となり緩衝と交流の役割を担う

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