福田俊 / オフィススグルフクダによる、東京・世田谷区の住戸改修「404」。大きさが規定された改修計画に向き合い、現実以上の広がりを知覚させる“嘘を含んだ空間”を目指して設計、複数の役割を担う壁面や架空の天井面等により人の空間認識を揺るがす
福田俊 / オフィススグルフクダによる、東京・世田谷区の住戸改修「404」。大きさが規定された改修計画に向き合い、現実以上の広がりを知覚させる“嘘を含んだ空間”を目指して設計、複数の役割を担う壁面や架空の天井面等により人の空間認識を揺るがす photo©YUTA ITAGAKI / KIENGI
福田俊 / オフィススグルフクダによる、東京・世田谷区の住戸改修「404」。大きさが規定された改修計画に向き合い、現実以上の広がりを知覚させる“嘘を含んだ空間”を目指して設計、複数の役割を担う壁面や架空の天井面等により人の空間認識を揺るがす photo©YUTA ITAGAKI / KIENGI
福田俊 / オフィススグルフクダによる、東京・世田谷区の住戸改修「404」。大きさが規定された改修計画に向き合い、現実以上の広がりを知覚させる“嘘を含んだ空間”を目指して設計、複数の役割を担う壁面や架空の天井面等により人の空間認識を揺るがす photo©YUTA ITAGAKI / KIENGI

福田俊 / オフィススグルフクダが設計した、東京・世田谷区の住戸改修「404」です。大きさが規定された改修計画に向き合い、現実以上の広がりを知覚させる“嘘を含んだ空間”を目指して設計、複数の役割を担う壁面や架空の天井面等により人の空間認識を揺るがす事が意図されました。

南北にバルコニーを持ったマンションの一室を改修する計画である。
あらかじめ決められた大きさを超えることができない改修計画において、現実の空間以上に広がりを知覚させるような、嘘を含んだ空間を作ることを試みた。

建築家によるテキストより

桜鼠色の壁面は、それぞれが自分の役割について嘘をついている。壁であることはもちろんのこと、建具であり壁面装飾であり、家具でもある。要はひとつの部材が複数の役割を持つのだが、すべて同ディテール、同仕上げ、同モジュールで構成されているため、どれが壁で建具か、わからなくなるときがある。

一度この壁面が建具でもあると認識すると、建具ではない単なる壁の先にも空間が広がることを想像することになる。あるいは、家具だと認識すると、単なる壁であってもどこか親密な存在に感じられる。もちろん壁であると認識すると、大きなホールはトンネルとして完結し、建具や家具であることは意識の外へと消えていく。

建築家によるテキストより

ホール全体の壁面より上部の高さ1850mm以上の部分をグレーで塗り込め、床から1850mmの高さを「架空の天井面」として設定している。
視覚的に天井を下げることで、認識される空間のアスペクト比を16:9と横に押しつぶし、空間の横方向の広がりをより強調している。

16:9というアスペクト比は、映画のスクリーンやテレビのモニターに用いられており、一般的によく見慣れたフレームの画角であるといえる。しかし、もちろん現実世界にはフレームが存在しないため、現実の空間にスクリーンやモニターと同様の画角を見立てることは、空間全体をどこか虚構めいたもののように感じさせる効果をもつ。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOが、業務拡張のため スタッフ・シニアスタッフ・秘書広報・アルバイトを募集中
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【ap job更新】 MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOが、業務拡張のため スタッフ・シニアスタッフ・秘書広報・アルバイトを募集中道の駅ましこ/Roadside Station in Mashiko ©藤塚光政/Mitsumasa Fujitsuka

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ザハ・ハディド・アーキテクツによる、アラブ首長国連邦・シャルジャの「BEEAH本社」。サステナビリティとデジタル化を戦略とする企業の社屋で、敷地となる砂漠の景観に呼応する外観デザインを持ち、様々な技術を採用し高水準の環境配慮で企業理念も示す
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、アラブ首長国連邦・シャルジャの「BEEAH本社」。サステナビリティとデジタル化を戦略とする企業の社屋で、敷地となる砂漠の景観に呼応する外観デザインを持ち、様々な技術を採用し高水準の環境配慮で企業理念も示す photo©Hufton+Crow
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、アラブ首長国連邦・シャルジャの「BEEAH本社」。サステナビリティとデジタル化を戦略とする企業の社屋で、敷地となる砂漠の景観に呼応する外観デザインを持ち、様々な技術を採用し高水準の環境配慮で企業理念も示す photo©Hufton+Crow
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、アラブ首長国連邦・シャルジャの「BEEAH本社」。サステナビリティとデジタル化を戦略とする企業の社屋で、敷地となる砂漠の景観に呼応する外観デザインを持ち、様々な技術を採用し高水準の環境配慮で企業理念も示す photo©Hufton+Crow
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、アラブ首長国連邦・シャルジャの「BEEAH本社」。サステナビリティとデジタル化を戦略とする企業の社屋で、敷地となる砂漠の景観に呼応する外観デザインを持ち、様々な技術を採用し高水準の環境配慮で企業理念も示す photo©Hufton+Crow

ザハ・ハディド・アーキテクツが設計した、アラブ首長国連邦・シャルジャの「BEEAH本社」。サステナビリティとデジタル化を戦略とする企業の社屋で、敷地となる砂漠の景観に呼応する外観デザインを持ち、様々な技術を採用し高水準の環境配慮で企業理念も示すことが意図されました。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)により設計されたBEEAH本社は、太陽光発電と次世代テクノロジーを備え、LEEDプラチナ規格に準拠したオペレーションを実現します。

BEEAHグループは、サステナビリティとデジタル化の2つの戦略を掲げ、廃棄物管理、リサイクル、クリーンエネルギー、環境コンサルティング、教育、グリーンモビリティなど、6つの主要産業で事業を展開しています。BEEAHグループは、シャルジャをはじめ世界各地でイノベーションの先駆者としての役割を果たし、将来的に重要な新産業へと多角化するための事業基盤を確立していきますが、今回の本社設立はBEEAHグループにとって最新のマイルストーンとなります。BEEAHは新本社で、テクノロジーがいかに持続可能なインパクトを拡大し、最終的に明日のスマートで持続可能な都市の青写真となるかを実証しています。

これらの原則を具現化するために、本社のデザインは以下のように対応します。この砂丘は、その土地の気候条件に最適な方向と形状になるよう、互いに連結しています。シャルジャのアル・サジャ砂漠に位置し、風によって凹型の砂丘と尾根が交差して凸型になる周囲の景観に呼応したデザインになっています。

内部空間には十分な日射と眺望を確保しつつ、厳しい日射にさらされるガラスを最小限に抑えています。本社ビルの2つの「砂丘」は、公共部門と管理部門、そして中央の中庭を介して相互に接続され、建物内のオアシスを定義し、自然換気戦略にとって不可欠なものとなっています。

高さ15mのドームの下には、自然換気を促進し、パッシブな太陽光を取り入れることができるようになっています。中庭とオープンプランのオフィスに加え、本社にはスマートな会議室、没入型ビジターセンター、講堂が設置されています。

トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の、スタジオとオフィス「Amazon Music Studio Tokyo」。米通販大手音楽配信部門の複合施設の内装計画で、日本文化“ジャズ喫茶”の音を楽しむ社交場をテーマとし世界規模でのブランディングと日本要素を対比、変容するブランドを象徴する空間を目指す
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の、スタジオとオフィス「Amazon Music Studio Tokyo」。米通販大手音楽配信部門の複合施設の内装計画で、日本文化“ジャズ喫茶”の音を楽しむ社交場をテーマとし世界規模でのブランディングと日本要素を対比、変容するブランドを象徴する空間を目指す photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の、スタジオとオフィス「Amazon Music Studio Tokyo」。米通販大手音楽配信部門の複合施設の内装計画で、日本文化“ジャズ喫茶”の音を楽しむ社交場をテーマとし世界規模でのブランディングと日本要素を対比、変容するブランドを象徴する空間を目指す photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の、スタジオとオフィス「Amazon Music Studio Tokyo」。米通販大手音楽配信部門の複合施設の内装計画で、日本文化“ジャズ喫茶”の音を楽しむ社交場をテーマとし世界規模でのブランディングと日本要素を対比、変容するブランドを象徴する空間を目指す photo©楠瀬友将
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の、スタジオとオフィス「Amazon Music Studio Tokyo」。米通販大手音楽配信部門の複合施設の内装計画で、日本文化“ジャズ喫茶”の音を楽しむ社交場をテーマとし世界規模でのブランディングと日本要素を対比、変容するブランドを象徴する空間を目指す photo©楠瀬友将

トラフ建築設計事務所が設計した、東京・渋谷区の、スタジオとオフィス「Amazon Music Studio Tokyo」。米通販大手音楽配信部門の複合施設の内装計画で、日本文化“ジャズ喫茶”の音を楽しむ社交場をテーマとし世界規模でのブランディングと日本要素を対比、変容するブランドを象徴する空間を目指す。また施設の入居するビルの設計は再生建築研究所が手掛けていて、アーキテクチャーフォトでも特集記事として紹介しています。

米ネット通販大手音楽配信部門の、レコーディング・ライブ配信スタジオを主とした複合施設の内装計画。

建築家によるテキストより

渋谷の公園通りに面した地上4階建のビルが敷地となった。日本独自の文化である「ジャズ喫茶」における、高品質な音をスピーカーから楽しむ社交の場を、空間・音響計画のテーマとした。増改築の変遷を発露するようにリノベーションされた既存ビルを背景に、場所を問わない配信サービスと他では体験できない音や空間、世界規模でのブランディングと日本的な要素を対比させる内装空間を提案した。

建築家によるテキストより

階ごとに展開する多彩な空間と音響の体験がファサードに見え隠れし、常に変容するブランドを象徴する空間を目指した。

建築家によるテキストより

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