北川原温建築都市研究所による、大阪・吹田市の「大阪学院大学高等学校新校舎」。高大連携の為に大学隣地に移転する高校の新校舎。フラッグシップの役割を目指し、未来を探求する“船”を想起させる外観を考案。特徴的なバルコニーは生徒の交流を促し環境との調停も担う
photo©千葉顕弥

北川原温建築都市研究所による、大阪・吹田市の「大阪学院大学高等学校新校舎」。高大連携の為に大学隣地に移転する高校の新校舎。フラッグシップの役割を目指し、未来を探求する“船”を想起させる外観を考案。特徴的なバルコニーは生徒の交流を促し環境との調停も担う

北川原温建築都市研究所による、大阪・吹田市の「大阪学院大学高等学校新校舎」。高大連携の為に大学隣地に移転する高校の新校舎。フラッグシップの役割を目指し、未来を探求する“船”を想起させる外観を考案。特徴的なバルコニーは生徒の交流を促し環境との調停も担う photo©千葉顕弥
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北川原温建築都市研究所が設計した、大阪・吹田市の「大阪学院大学高等学校新校舎」です。
高大連携の為に大学隣地に移転する高校の新校舎の計画です。建築家は、施設がフラッグシップの役割を担う事を目指し、未来を探求する“船”を想起させる外観を考案しました。そして、特徴的なバルコニーは生徒の交流を促し環境との調停も担います。

大阪学院大学高等学校は大阪府吹田市に位置する大阪学院大学の併設校です。

建築家によるテキストより

本プロジェクトは旧校舎の老朽化に伴う耐震改築を兼ねて、大学キャンパスに隣接した敷地に移転して高大連携を図ることが求められました。大学キャンパスとの連携により、少子高齢化社会を見据えた合理的な施設規模が実現されています。また建て替えに際して、教育システムとしても新たに教科センター方式を導入し、次世代教育のための学校計画を目指しました。

建築家によるテキストより

新校舎は教室棟と食堂棟から構成されます。
大阪学院大学のフラッグシップとなる新校舎は、多感な時期を過ごす生徒たちが乗り合い未来を探求するための「船」のようなデザインを目指しました。

建築家によるテキストより

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北川原温建築都市研究所による、大阪・吹田市の「大阪学院大学高等学校新校舎」。高大連携の為に大学隣地に移転する高校の新校舎。フラッグシップの役割を目指し、未来を探求する“船”を想起させる外観を考案。特徴的なバルコニーは生徒の交流を促し環境との調停も担う photo©千葉顕弥
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以下、建築家によるテキストです。


大阪学院大学高等学校は大阪府吹田市に位置する大阪学院大学の併設校です。

本プロジェクトは旧校舎の老朽化に伴う耐震改築を兼ねて、大学キャンパスに隣接した敷地に移転して高大連携を図ることが求められました。大学キャンパスとの連携により、少子高齢化社会を見据えた合理的な施設規模が実現されています。また建て替えに際して、教育システムとしても新たに教科センター方式を導入し、次世代教育のための学校計画を目指しました。

新校舎は教室棟と食堂棟から構成されます。
大阪学院大学のフラッグシップとなる新校舎は、多感な時期を過ごす生徒たちが乗り合い未来を探求するための「船」のようなデザインを目指しました。

その外観を特徴づけるダイナミックなバルコニー形状は、生徒のコミュニケーションを誘発するとともに、近隣へのバッファーや日射制御など様々な環境との関係から導かれています。そしてバルコニー形状に呼応するように、外装のアルミ押出成型材が光と影により刻々とその表情を変え、繊細で豊かな外観を生み出します。

教室棟の内部空間は、有機的な平面形状の生活コアを中心に教科教室が配された明快な構成を持っています。FLS(Flexible Learning Studio)を始め、豊かな外部空間など大小様々な溜まりスペースを設けることで、グループワークやプレゼンテーション等のアクティブラーニングを促し、休み時間や放課後には生徒のコミュニケーションを誘発します。

■建築概要

発注者:学校法人 大阪学院大学
場所:大阪府吹田市岸部南
用途:高等学校
意匠設計:北川原温建築都市研究所 (担当)西内元省 内田武
構造設計:TECTONICA INC.
設備設計:建築エネルギー研究所
施工者:前田建設工業株式会社
階数:教室棟 地上4階建て / 食堂棟 平屋
構造形式:教室棟 RC造 / 食堂棟 RC造 一部S造
敷地面積:14321.83㎡
建築面積:3575.00㎡
延床面積:8314.86㎡
完成年月:2020年3月
写真家:千葉顕弥

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・壁外壁(バルコニー)

アルミスパンドレル[RA-13-1、RA-46](理研軽金属工業

外装・壁外壁

弾性系外装用左官材[グラナダ ゆず肌](菊水化学工業

外装・建具外部建具

アルミ建具[プローゼ、PRO-SE70](LIXIL

外装・床外部床

デッキ[バイタルデッキR25](東京工営

内装・床内装床

フローリング[樹王、JW-1515OSN](伊丹木材

内装・床内装床

長尺塩ビシート[パーマリューム マーブル](田島ルーフィング

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京都・四条烏丸の設計事務所「みらくる設計室」は、設計スタッフを募集いたします。

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それでも私たちが関わることで、少しでも「意味」があり、「カッコ」よく、「誰か」のための空間となり、そこにいる方々の人生や気持ちを「Good」な方向に持っていくために、活動しています。

まだ開業して日の浅い事務所ではありますが、住宅、共同住宅、商業店舗、施設など幅広い分野の民間の建築プロジェクトに関わり、小さい木造からRC・S造の大きな建築物、デザイン監修や古い建屋の再生プロジェクトまで、多種多様な業務をこなしています。

その中で強みである3DCGや動画などのテクノロジーを多用しながらも、色々な業種の方々との活発なコミュニケーションを心がけています。映える「テクノロジー」と、様々な積み重ねで創り上げる「信頼」の双方を最も大切に考えています。

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宇野友明が、2022年6月9日にデルフト大学で行った講演「Architect Freedom」の動画です。日本語で収録されたものに英語字幕がついています。宇野の事務所や手掛けた建築の中で語られています。

(翻訳)
日本の愛知県に生まれた宇野友明は、1990年に名古屋に事務所を開設し、洗練された美意識と構造・素材に対する卓越した感性で、数多くの美しい建築を生み出してきました。住宅建築からプロダクトデザインまで、さまざまなプロジェクトを手がけ、厳選された職人たちと密接に連携し、すべての建築を手作業で作り上げています。12年前には、事務所設立20周年を記念して、西澤豊氏の撮影による写真集『Visible Invisible』を出版。最近では、ポルトガルの出版社AMAGが、このオフィスの特集を組みました。

(原文)
Born in Aichi Prefecture, Japan, Tomoaki Uno opened his office in Nagoya in 1990 and has created many beautiful architectures with a refined aesthetic and an exceptional sensitivity to structure and materials. The studio works on a range of projects, from residential architecture to product design, working closely with a carefully selected group of artisans to create all the architecture by hand. Twelve years ago, he published the book Visible Invisible which commemorates the 20th anniversary of the office with a collection of photographs taken by Yutaka Nishizawa. More recently, the Portuguese publisher AMAG dedicated an issue to the work of the office.

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