SHARE 中原崇志が会場構成を手掛けた、21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「2121年 Futures In-Sight」。作家達の“視座”や“洞察”を展示。言葉と物を等価に扱う事を目指して、雑誌が三次元に立ち上がった様な空間を構築。言葉を立体化し鑑賞者が直感的に捉えられる空間体験を作る
中原崇志が会場構成を手掛けた、21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「2121年 Futures In-Sight」です(会期は既に終了しています)。
作家達の“視座”や“洞察”が展示されました。建築家は、言葉と物を等価に扱う事を目指して、雑誌が三次元に立ち上がった様な空間を構築しました。それは、言葉を立体化し鑑賞者が直感的に捉えられる空間体験を作る事を意図した為でした。展覧会の公式ページはこちら。
デザインを通じてさまざまなできごとやものごとについて考え、世界に向けて発信する活動を行う21_21 DESIGN SIGHTにて開催された「2121年 Futures In-Sight」展。展覧会ディレクターは編集者の松島倫明。国内外の多彩な分野で活躍する72組が作家として参加した。
参加作家は、まず、展覧会オリジナルツール「Future Compass」(未来の羅針盤)から選んだ「言葉」をつなげ、未来を考える上での自身の「問い」を導き出すことから始め、自身の専門領域や生活哲学に基づきながら形にした「インサイト(視座・洞察)」を、問いとともに展示した。作家により「インサイト」は言葉やモノと様々であった。
たったひとつの未来を予測するのではなく、「『未来を考える行為』を考えること」を目的とした本展では、展示作品として言葉もモノ(立体物としての作品)も等価に扱うという理念を掲げた。そのため会場では、言葉を立体的に表現し、鑑賞者が言葉を直感的に感じ、後にじっくりと読んでみる、という空間体験を作り出すことを試みた。
雑誌の誌面が三次元的に立ち上がるような空間を目指し、壁面や柱形の什器には大きく言葉をデザインし、言葉の立体感・重層感を表現した。
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以下、建築家によるテキストです。
デザインを通じてさまざまなできごとやものごとについて考え、世界に向けて発信する活動を行う21_21 DESIGN SIGHTにて開催された「2121年 Futures In-Sight」展。展覧会ディレクターは編集者の松島倫明。国内外の多彩な分野で活躍する72組が作家として参加した。
参加作家は、まず、展覧会オリジナルツール「Future Compass」(未来の羅針盤)から選んだ「言葉」をつなげ、未来を考える上での自身の「問い」を導き出すことから始め、自身の専門領域や生活哲学に基づきながら形にした「インサイト(視座・洞察)」を、問いとともに展示した。作家により「インサイト」は言葉やモノと様々であった。
たったひとつの未来を予測するのではなく、「『未来を考える行為』を考えること」を目的とした本展では、展示作品として言葉もモノ(立体物としての作品)も等価に扱うという理念を掲げた。そのため会場では、言葉を立体的に表現し、鑑賞者が言葉を直感的に感じ、後にじっくりと読んでみる、という空間体験を作り出すことを試みた。
雑誌の誌面が三次元的に立ち上がるような空間を目指し、壁面および柱形の什器には大きく言葉をデザインし、言葉の立体感・重層感を表現した。
会場中央の巨大な「Future Compass」と柱形の什器に記された多くの言葉やモノの展示から成る本展では、柱の中を彷徨い歩きながら、言葉を浴びることによって鑑賞者自身も新たな知見を得ることができる空間となった。
■建築概要
21_21 DESIGN SIGHT 「2121年 Futures In-Sight」展
主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
期間:2021年12月21日~2022年5月22日
後援:経済産業省、港区教育委員会
特別協賛:三井不動産株式会社
協力:株式会社中川ケミカル
展覧会ディレクター:松島倫明
グラフィックデザイン:上西祐理
会場構成:中原崇志
企画協力:水島七恵、平瀬謙太朗
デジタルコンテンツ設計:CANOPUS
竣工:2021年12月
写真:神宮巨樹
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
内装・壁 | 展示壁面 | 木工下地+ベニヤ 塗装仕上げ カッティングシート貼り |
内装・造作家具 | 展示什器 | 木工下地+ベニヤ 塗装仕上げ カッティングシート貼り |
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