加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエ が設計した、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 可児キャンパス 薬学部 ラーニングスペース」です。
新設学部の生徒が勉強する為の空間です。建築家は、学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案しました。そこには、現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す意図があります。
岐阜医療科学大学 可児キャンパス 薬学部棟は、岐阜県可児市虹ヶ丘の小高い丘に位置する。
今回の提案は、新たに薬学部が開講予定となる薬学部棟のラーニングスペースである。学生たちが多機能な利用ができる空間とする提案とした。
ここでの学びのスタイルは、四方がシナ合板によるパーテーションの個室型の空間である。
下足利用となり、一人用は900×2100mmのサイズにカウンターが付き余裕をもって寝転がれる空間で、その他のサイズは複数人用の1200×2100mmと1500×2100mmの全三タイプである。
多様性を発する場を自ら見つけ出す事は、学生にとって自身の学び方を触発させる空間である事は間違いないのである。このラーニングスペースが大学の中での学びの時間を長くし、学生自身がどの様に使い分け、新たな多様性を追求することができる空間となることを願うものである。
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加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す photo©ナカサ&パートナーズ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す image©加藤吉宏アトリエ
加藤吉宏アトリエによる、岐阜・可児市の「岐阜医療科学大学 ラーニングスペース」。新設学部の生徒が勉強する為の空間。学びを触発させる空間を目指して、広さの異なる多目的利用可能な半個室を組合わせる構成を考案。現代の傾向を考慮し隠れた要望に応えて校舎内での学習を促す
以下、建築家によるテキストです。
岐阜医療科学大学 可児キャンパス 薬学部棟は、岐阜県可児市虹ヶ丘の小高い丘に位置する。
今回の提案は、新たに薬学部が開講予定となる薬学部棟のラーニングスペースである。学生たちが多機能な利用ができる空間とする提案とした。
ここでの学びのスタイルは、四方がシナ合板によるパーテーションの個室型の空間である。
下足利用となり、一人用は900×2100mmのサイズにカウンターが付き余裕をもって寝転がれる空間で、その他のサイズは複数人用の1200×2100mmと1500×2100mmの全三タイプである。
このブースをランダムに配置し、パーテーションの上部をランダムな高さの曲線としたことで、シナ合板の木目を出したオイル仕上げにより色分けしたブースは、動きのある自立した壁に囲まれた空間となった。
現在、大学のラーニングスペースは一定の人数が学習時に収容できるための均一な計画だけでなく、商空間的な要素のデザインが含まれるようになってきている。学生が一人から二人、また複数人の単位で自由に学習が可能な空間として一般化している。しかしながら学生たちの多くは、学校や個人差によって異なるが学校での滞在時間は減少していると思うのである。
その裏付けとして、多目的型の図書館やカフェなどの施設での学習を好む傾向にある。おそらくそれは、決められた学習の場としての空間ではなく、学習もすることができる空間をわざわざ選択しているのだと思うのである。
多様性を発する場を自ら見つけ出す事は、学生にとって自身の学び方を触発させる空間である事は間違いないのである。このラーニングスペースが大学の中での学びの時間を長くし、学生自身がどの様に使い分け、新たな多様性を追求することができる空間となることを願うものである。
■建築概要
岐阜医療科学大学 可児キャンパス 薬学部 ラーニングスペース
所在地:岐阜県可児市虹ヶ丘
用途:教育施設
工事種別:内装
設計:加藤吉宏アトリエ / 加藤吉宏、四元敏樹、辻数馬
面積:113.93㎡(34.46坪)
竣工年月:2019年6月
撮影:ナカサ&パートナーズ