篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計が設計した、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」です。
オフサイト研修も行う施設の一棟です。建築家は、“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案しました。そして、本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備しています。施設の公式サイトはこちら。
長崎県の離島壱岐島。
わたしたちの事務所がある芦辺浦という小さなまちに設けられたコワーキング利用・企業のオフサイト研修を提供するシェアオフィス「ACB Living」の計画である。
シェアオフィスの受付、コワーキングスペース、リモート用個室、研修室といった空間をまちの中に分散させることで、オフィス利用者はまちの中を自然と歩くことになる。その過程でまちの人との偶発的な出来事が起き、そこに⼀瞬のコミュニケーションが成立する。また、1つの建物として集約するより、分散することで小さなスケールの空間がまちに挿入または再生され、このまちのスケールにあった地元の人が身近に感じることができる空間となる。
小さな空間(空き家、空き地など)はまちにまだまだ残されており、1つの建物で完結しないシェアオフィスはこれから様々なかたちで拡張していくことを可能にし、この施設の成長が、長く放置された空き家や空き地の問題の解決の⼀助になっていくことも意図されている。
以下の写真はクリックで拡大します
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©YASHIRO PHOTO OFFICE
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 image©LIGHTHOUSE設計
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 image©LIGHTHOUSE設計
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 image©LIGHTHOUSE設計
以下、建築家によるテキストです。
長崎県の離島壱岐島。
わたしたちの事務所がある芦辺浦という小さなまちに設けられたコワーキング利用・企業のオフサイト研修を提供するシェアオフィス「ACB Living」の計画である。
まちと共に成長するシェアオフィス
シェアオフィスの受付、コワーキングスペース、リモート用個室、研修室といった空間をまちの中に分散させることで、オフィス利用者はまちの中を自然と歩くことになる。その過程でまちの人との偶発的な出来事が起き、そこに⼀瞬のコミュニケーションが成立する。また、1つの建物として集約するより、分散することで小さなスケールの空間がまちに挿入または再生され、このまちのスケールにあった地元の人が身近に感じることができる空間となる。
小さな空間(空き家、空き地など)はまちにまだまだ残されており、1つの建物で完結しないシェアオフィスはこれから様々なかたちで拡張していくことを可能にし、この施設の成長が、長く放置された空き家や空き地の問題の解決の⼀助になっていくことも意図されている。
1.空き地の再生_受付・コワーキング・カフェ・研修
人はもっと屋外のような空間ですごせるのではないか
ここでは1、2階の屋内空間は最小限とし、敷地奥側に設けられた屋外空間を最大化し、使用エネルギーを最小限に抑えることを提案している。
周辺建物や気候条件から、この場所における自然エネルギーの最適な活用ができる形態を模索。3方を建物で囲まれたまちの隙間に前面の通りから奥の隣地建物まで見通せる空間は、風の通りを頼りに設計された。
外壁のない吹抜けの屋外空間は、外側を開閉できる農業用シートにより取り込む光と風を調節可能としている。ふわりと揺れるシートが風を可視化し、また敷地の境界を曖昧にする。
以前のまちには誰のものか分からない塀や椅子、植物があって、玄関先などの個人のスぺースもゆるやかに共有されていた。ここでは敷地境界を曖昧にし、周囲とお互いが少しだけ依存する関係をつくりだすことを意図している。
このまちの隙間に設けられた空間は、都市の機械音とは違うノイズ(まちの人の活動や鳥、虫たちの声)、心地よく吹き抜ける風と共にゆるやかにまちとつながっていく。
ここで試みられた空間形式はこのまちにおいてはプログラムを限定しない。住宅でも店舗でも成立する。この地域全体で、ゆるやかに人がつながる新たなライフスタイルの提案である。
2.公共空間の再生_リモート用個室
かつてまちの人に「市場」と呼ばれ親しまれていた老朽化が進んだ建物の一部はリモート用個室として改修された。
以下の写真はクリックで拡大します
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©LIGHTHOUSE設計
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©LIGHTHOUSE設計
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 photo©︎ACBLIVING
3.海際空間の再生_研修
長い間放置されていた海際の敷地に、この風景を活かした研修室の計画。
以下の写真はクリックで拡大します
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篠﨑竜大+篠﨑千恵美 / LIGHTHOUSE設計による、長崎・壱岐島のシェアオフィス「ACB Living」。オフサイト研修も行う施設の一棟。“まちと共に成長する”建築を目指して、様々な機能を与えた小さなスケールの建物を街中に分散配置する方法を考案。本棟には屋外空間を最大化した周辺と緩やかに繋がる“広場”を配備 image©LIGHTHOUSE設計
■建築概要
施設名:ACB Living
所在地:長崎県壱岐市芦辺町芦辺浦288
主用途:受付、コワーキング、カフェ
構造:木造
階数:地上2階
設計:LIGHTHOUSE設計株式会社
担当:篠崎竜大 / 林健太郎
敷地面瀬:112.45㎡
建築面積:72.64㎡
延床面積:108.46㎡
竣工:2021年12月
写真:YASHIRO PHOTO OFFICE
建材情報種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) | 外装・床 | 外部床 | 土舗装[ジオベスト](ジオサプライ)
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外装・壁 | 外壁 | 窯業サイディング
木製建具
農業用シート
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外装・屋根 | 屋根 | 折板葺き
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内装・床 | 1階床 | コンクリート塗装仕上[アクアカラー](アッシュフォードジャパン)
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内装・壁 | 1階内壁 | モルタル金ゴテ塗装仕上
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内装・天井 | 1階天井 | 床組現し
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内装・床 | 2階床 | タイルカーペット(サンゲツ)
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内装・壁 | 2階壁 | ビニルクロス仕上(サンゲツ)
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内装・天井 | 2階天井 | ビニルクロス仕上(サンゲツ)
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内装・照明 | 照明 | シーリングライト・スポットライト・ダウンライト(DAIKO)
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内装・照明 | 照明 | ブラケットライト(toolbox)
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内装・造作家具 | 什器 | アンティーク品
ラワン合板
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