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2023.2.28Tue
2023.2.27Mon
2023.3.01Wed
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る
photo©MASS

SHARE 増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る

architecture|feature
東京店舗岡安泉港区建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・造作家具)増田忠史蜂谷伸治MASS & HACHIビームス・デザイン・コンサルタント
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る通路 photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る左奥:カウンター席(舞台1)、右手前:カウンター席(舞台2) photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作るカウンター席(舞台1) photo©MASS

増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIが設計した、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」です。
宿泊施設の中の鮨店の計画です。建築家は、1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案しました。また、“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る事も意図されました。店舗の公式サイトはこちら。

東麻布の大通り沿いに新築されたホテルの1階に位置する鮨店の内装計画。
間口約6m、奥行約18mの細長いフロア内に、大小2つの鮨店のカウンター席(舞台)とワインバーの併設が求められた。

建築家によるテキストより

入口のあるカーテンウォールの内側に新たに塗壁のファサードを設え、そこから奥に奥に洞穴を掘り進めて行くように通路と各場所のゾーニングの検討を行った。土間状の通路が細長いフロアを貫き、フロアと通路に囲われた領域にワインバー、2つのカウンター席(舞台)、厠所等の諸機能を配置した。

建築家によるテキストより

ワインカーブをイメージしたボールト天井のワインバー、高さ3mの格子引戸で間仕切られた開放的な2つのカウンター席(舞台)を、雁行する土間の領域を介して接続することで、それぞれの場所の独立性を保ちつつも、気配やにぎわいを感じられる空間のあり方を目指した。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る待合 photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る入口 photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る通路 photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作るワインバー photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る左奥:カウンター席(舞台1)、右手前:カウンター席(舞台2) photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作るカウンター席(舞台2) photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作るカウンター席(舞台2) photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作るカウンター席(舞台2) photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作るカウンター席(舞台1) photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作るカウンター席(舞台1) photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作るカウンター席(舞台1) photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作るカウンター席(舞台1) photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る image©MASS & HACHI
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る image©MASS & HACHI

以下、建築家によるテキストです。


土間を介して緩やかにつながる洞穴空間

東麻布の大通り沿いに新築されたホテルの1階に位置する鮨店の内装計画。
間口約6m、奥行約18mの細長いフロア内に、大小2つの鮨店のカウンター席(舞台)とワインバーの併設が求められた。

入口のあるカーテンウォールの内側に新たに塗壁のファサードを設え、そこから奥に奥に洞穴を掘り進めて行くように通路と各場所のゾーニングの検討を行った。土間状の通路が細長いフロアを貫き、フロアと通路に囲われた領域にワインバー、2つのカウンター席(舞台)、厠所等の諸機能を配置した。

ワインカーブをイメージしたボールト天井のワインバー、高さ3mの格子引戸で間仕切られた開放的な2つのカウンター席(舞台)を、雁行する土間の領域を介して接続することで、それぞれの場所の独立性を保ちつつも、気配やにぎわいを感じられる空間のあり方を目指した。

カウンター席(舞台)は下がり天井によって天井高を抑え、床の素材にも変化を与えることで、土間の空間と対比的な設えとし、開放的な空間の中に親密感のある場所をつくり出すことを意図している。

■建築概要

題名:東麻布さいこう
設計:MASS & HACHI
担当:増田忠史、蜂谷伸治
所在地:東京都港区東麻布
主用途:店舗(飲食店)
延床面積:116.60m²
照明:岡安泉照明設計事務所
設備設計:ビームス・デザイン・コンサルタント
施工:TANK
設計:2021年8月~2021年12月
工事:2022年1月~2022年3月
竣工:2022年3月
写真:MASS

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・壁内壁

塗壁 デュッセル レギュラーS(フッコー)

内装・壁内壁

塗壁 マヂックコートインテリア(フッコー)

内装・床入口、土間 床

墨モルタル 木ゴテ仕上

内装・床カウンター席(舞台1,2) 床

天然石貼 玄昌石

内装・床バー 床

フローリング 複合オーク300幅 ルビオ自然塗装(ニッシンイクス)

内装・造作家具カウンター席(舞台1,2) カウンター

檜 無垢材(鴨川商店)

内装・造作家具バー カウンター

アサメラ 無垢材(鴨川商店)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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2023.02.28 Tue 17:01
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    小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツが設計した、兵庫・西宮市の「甲子園の住宅」です。
    閑静な住宅街に計画されました。建築家は、長く住める“愛着”と生活変化を受容する“余白”の要望に、RC壁が作る“揺るぎない骨格”と建具で可変する“柔軟性”を持つ建築を考案しました。また、時間の蓄積も意図し吟味した素材で空間が満たされました。

    敷地は兵庫県西宮市の閑静な住宅街に位置する。
    クライアントは長く住み愛着が持てる家を求め、コンクリートの躯体がもつ力強い空間の骨格を我が家のシンボルとして望むと同時に、子供の成長やライフスタイルの変化など、長く住み続けるために変化を受け容れる余地が求められた。

    建築家によるテキストより

    そこで、鉄筋コンクリート造の壁式構造で外周部に構造上主要な壁を配置し揺るぎない骨格を築く一方、吹抜などで連続するワンルームの内部空間は極力構造壁を減らし建具が個室を間仕切る壁である、柔軟性のある空間形式を築いた。
    不変と可変、不自由と自由がこの家のテーマとなっている。

    建築家によるテキストより

    コンクリートの外壁でプライバシーを固く守る閉ざされたコートハウスではなく、街や庭など外部環境とつながる住空間を目指した。
    そのため、外壁には構造上必要な壁を残しつつも、大型の開口をできるだけ配置した。整然と配列された正方形の開口部は、ガラスの有無や、シャッターおよびカーテンの開閉により、外部との関係性を規定する。

    建築家によるテキストより
    • 残り32枚の写真と建築家によるテキスト
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    2023.02.28 Tue 13:09
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    乾久美子へのインタビュー「女性が建築の世界で働きやすくなる可能性をともに考える」

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    architecture|remarkable
    インタビュー乾久美子
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    乾久美子へのインタビュー「女性が建築の世界で働きやすくなる可能性をともに考える」が、建築討論に掲載されています。2022年12月に収録されたものです。

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    インタビュー乾久美子
    2023.02.28 Tue 09:34
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    駒田剛司+駒田由香 / 駒田建築設計事務所による、さいたま市の住宅「slash」。幹線道路と生活道路の二面接道の変形敷地。この場に固有の“多面的で力動的な”在り方を求め、環境を取り込み増強させる設計を志向。螺旋状に高くなる“床面”で外部との関係を多様化し“発見的”な空間を作る
    photo©傍島利浩

    SHARE 駒田剛司+駒田由香 / 駒田建築設計事務所による、さいたま市の住宅「slash」。幹線道路と生活道路の二面接道の変形敷地。この場に固有の“多面的で力動的な”在り方を求め、環境を取り込み増強させる設計を志向。螺旋状に高くなる“床面”で外部との関係を多様化し“発見的”な空間を作る

    architecture|feature
    大貫工務店Q&Architecture建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(外装・その他)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・家具)建材(外構・床)住宅図面あり埼玉駒田由香駒田剛司創造系不動産駒田建築設計事務所傍島利浩
    駒田剛司+駒田由香 / 駒田建築設計事務所による、さいたま市の住宅「slash」。幹線道路と生活道路の二面接道の変形敷地。この場に固有の“多面的で力動的な”在り方を求め、環境を取り込み増強させる設計を志向。螺旋状に高くなる“床面”で外部との関係を多様化し“発見的”な空間を作る生活道路側の外観 photo©傍島利浩
    駒田剛司+駒田由香 / 駒田建築設計事務所による、さいたま市の住宅「slash」。幹線道路と生活道路の二面接道の変形敷地。この場に固有の“多面的で力動的な”在り方を求め、環境を取り込み増強させる設計を志向。螺旋状に高くなる“床面”で外部との関係を多様化し“発見的”な空間を作る1階、廊下から子供室を見る。 photo©傍島利浩
    駒田剛司+駒田由香 / 駒田建築設計事務所による、さいたま市の住宅「slash」。幹線道路と生活道路の二面接道の変形敷地。この場に固有の“多面的で力動的な”在り方を求め、環境を取り込み増強させる設計を志向。螺旋状に高くなる“床面”で外部との関係を多様化し“発見的”な空間を作る2階、LDK photo©傍島利浩
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    駒田剛司+駒田由香 / 駒田建築設計事務所が設計した、さいたま市の住宅「slash」です。
    幹線道路と生活道路の二面接道の変形敷地に計画されました。建築家は、この場に固有の“多面的で力動的な”在り方を求め、環境を取り込み増強させる設計を志向しました。そして、螺旋状に高くなる“床面”で外部との関係を多様化し“発見的”な空間を作る事が意図されました。

    「slash」は30代夫婦とお子さん二人の4人家族のための住宅である。
    敷地は幅4mの生活道路と、国道17号線が鋭角に交差する手前にあって、この2つの道を結ぶような形をしている。短手の一方はほとんど車通りがなく、他方は幹線道路に面していて、細長い台形型の四隅は大きく歪んでいる。

    建築家によるテキストより

    JR大宮駅から歩いて10分ほど、幹線道路側にはカーディーラーが並び、本来住宅地である生活道路側にも小規模な事業所などが散見され、一面的には捉えにくい環境である。この対比的で、どこか対称的でもある周辺環境や、地型が生む歪みを積極的に読み込むことで、この場所ならではの多面的で力動的な空間のあり方を考えた。

    建築家によるテキストより

    2階は三角形の床が3段にスキップするワンルームで、両前面道路に向かって大きく開き、対角線上に柱が並ぶ。周辺環境を積極的に取り込み、敷地の歪みをいわばブーストしたような形である。斜めに走る十字形の柱梁と切妻屋根は、長手方向のパースペクティブを相対化し、視覚の消失点が常に揺り動かされる。

    建築家によるテキストより
    • 残り25枚の写真と建築家によるテキスト
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    大貫工務店Q&Architecture建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(外装・その他)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・家具)建材(外構・床)住宅図面あり埼玉駒田由香駒田剛司創造系不動産駒田建築設計事務所傍島利浩
    2023.02.28 Tue 06:55
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    2023.2.27Mon
    • 【ap job更新】 3万㎡を超える島の設計から、著名ブランドの空間までを手掛ける 菅原大輔が主宰の「SUGAWARADAISUKE建築事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)と学生アルバイトを募集中
    • ODS / 鬼木孝一郎による、京都市の、店舗「BIZOUX / BRILLIANCE+ 京都店」。伝統的な町家を改装したジュエリー店。宝石の制作過程の“空間的”表現を意図し、鉱物を発掘する“地層”を想起させる“17色の左官材”を用いた空間を考案。多様な展示方法で“お気に入り”を探す体験も提供
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    • 最も注目を集めたトピックス[期間:2023/2/20-2/26]
    2023.3.01Wed
    • 片田友樹 / micelleによる、福岡の住戸改修「KGM」。陶芸家の施主の為に計画。居住・制作・打合せの空間が共存する在り方を求め、作業場を中心に諸室を配置した“中世の広場”の様な構成を考案。壁と床には堅牢さを備えて使い込むと味わいが増す素材を選択
    • 小原賢一+深川礼子 / ofaによる、岡山の「湯原ふれあいセンターリノベーション」。公共施設の機能移転等の再整備計画。地域の現状との齟齬や利用率向上を求め、其々の用途が空間の一部を共用して繋がる“まちの居間”の様な場を志向。“縮小”や“転用”を豊かさに繋げ価値を生み出す

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