SHARE スノヘッタによる椅子「ソーシャル」。北欧の家具企業の為のダイニングチェア。現代の多様化する住宅内の状況への応答を目指し、座面が回転する“ターン”と全体が傾く“ティルト”の二型を考案。使用後のリサイクル等も視野に入れデザイン
スノヘッタがデザインした椅子「ソーシャル」です。
北欧の家具企業の為のダイニングチェアです。建築家は、現代の多様化する住宅内の状況への応答を目指し、座面が回転する“ターン”と全体が傾く“ティルト”の二型を考案しました。また、使用後のリサイクル等も視野に入れデザインされています。
こちらはリリーステキストの翻訳です
スノヘッタがデザインする、現代住宅のためのソーシャル・ダイニング・チェア
スノヘッタとヴァリエールは、「ソーシャル」を作るために提携しました。それは、ダイニングテーブルが多目的に使われるようになった現代家庭のニーズに対応するため、汎用性の高いダイニングチェア2脚をセットにしたものです。ソーシャルは環境負荷の少ない製品で、ミラノデザインウィーク期間中の2023年4月19日に発売される予定です。
ソーシャルは、ノルウェーの人間工学に基づいた家具メーカーのヴァリエールのためにデザインされた、動きと交流に基づいたダイニングチェアです。ここ数年、私たちの住まいの役割や目的は大きく変化し、キッチンやダイニングテーブルは、生活のあらゆるシーンで活躍する場となりました。ソーシャルは、仕事、遊び、創造、社会的な場面で、より自然な相互作用のための動きを促進することで、この変化し続ける状況に適応しています。
ソーシャルは、スノヘッタのプロダクトデザインチームによって意図的かつ戦略的に開発され、ヴァリエールの将来の方向性を示すとともに、ブランドの製品ポートフォリオを単体のチェアから、複数で使用できるより身近なデザインに拡張し、日常生活の中でより大きな文脈を取り込むことに貢献します。
スノヘッタとヴァリエールのコラボレーションは、2020年にヴァリエールのコレクションのためにテキスタイルのセレクションをキュレーションすることから始まりました。継続的な会話と、Covidの間に突然変化した世界を通して、コラボレーションは自然に新しいプロジェクトに発展し、現在のニーズに対する意味のある対応に発展しました。
スノヘッタのプロダクトデザインディレクターであるマリウス・マイキングは、こう述べています。
「このプロセスで最も興味深かった点は、ヴァリエールの企業としての文脈やレガシーを理解し、私たちの文脈や空間認識とミックスさせることでした。私たちは、スタジオ内の内部調査や分野横断的な調査を通じて、将来の住まいに対する柔軟性の必要性が高まっていることを十分に理解していました。世界や物、私たちが住む空間は、急速に変化しています。ソーシャルは、家庭での私たちの多面的な生活のあらゆる場面で、より自然な相互作用のための動きを促進し、このダイナミックさに適応します」
異なるシチュエーションの為の2つのデザイン
ソーシャルには「ソーシャルターン」と「ソーシャルティルト」の2種類があり、回転式と傾斜式のベースによって差別化を図り、テーブル周りのさまざまなニーズに対応できるよう設計されています。
ターンは、満席の食卓を想像して開発されたもので、あらゆる方向に会話が流れ、シームレスにターンして対話することができます。
ティルトは、集中したいときは近づき、リラックスしたいときは背もたれに寄りかかることができ、日常生活の目まぐるしい変化と容易に同期し、座りながら動きを促すよう設計されています。
ターンとティルトの組み合わせは、テーブルを囲むあらゆるシチュエーションを自然に演出します。子供との宿題、食事、デジタル会議など、あらゆるシーンで直感的に動けるようにします。
ソーシャルは、6色の組み合わせで展開します: オニキスブラック、ウィンターホワイト、クリーム、ブルー、グリーン、レッドの6色です。それぞれのバージョンは、テーブルを囲み混合するのに適しており、互いを引き立てます。また、布張りのシートクッションを追加することで、より快適にお使いいただけます。
ヴァリエール社のCEOであるレイフ・ホルスト=リエッカーは言います。
「革新的で人間工学に基づいた、家庭での健康と福祉を促進する家具を作ることで知られるブランドである私たちにとって、パンデミックによる行動の変化が新たな機会を生み出すことは明らかだったのです。スノヘッタとは、すでに小さなプロジェクトでコラボレーションしていました。私たちは、彼らが、学際的なアプローチで私たちに挑戦する理想的なパートナーであることを理解していました。そして、現代の家庭のための日常的な椅子という野望を実現するために、私たちを助けてくれると」
リサイクルとリデュース
ソーシャルは、使用済みのリサイクルポリプロピレンを使用し、グラスファイバーで補強しています。長持ちするように作られていますが、ソーシャルは完全なリサイクルを促進するために、分解できるように設計されています。空気注入式射出成形による中空ベースは、必要な材料量を削減すると同時に、安定性を確保することができます。
再生プラスチック素材とイタリアでの現地生産により、環境負荷の少ないチェアとなっています。また、CO2性能を客観的に把握できるEPDを両バージョンで提供しています。
以下の写真はクリックで拡大します
以下、リリーステキストです。
Snohetta designs social dining chairs for the modern home
Snohetta and Varier have partnered to create Social, a set of two versatile dining chairs to accommodate the growing needs of the modern home, where the dining table now serves many purposes. Social has a low environmental footprint and will launch during Milan Design Week on April 19th.
Social is designed for the Norwegian ergonomic-focused furniture manufacturer Varier and is a dining chair informed by movement and interaction. The role and purpose of our homes have drastically changed during the last few years, and the kitchen and dining tables have become places where every aspect of life happens. Social adapts to this ever-changing context by facilitating movements for more natural interactions in work, play, creation, and social settings.
Social is purposefully and strategically developed by Snohetta’s Product Design team to help set the course for Varier’s future and extend the brand’s product portfolio from singular chairs to more accessible designs that can be used in multiples, embracing a larger context in our daily lives.
Snohetta’s collaboration with Varier started in 2020 by curating a selection of textiles for their collection. Through continuous conversations and a world that suddenly changed during Covid, the collaboration naturally grew into a new project, developing a meaningful response to the current needs.
“The most interesting aspect of this process was understanding Varier’s context and legacy as a company and mixing it with our context and spatial awareness. We fully understood the increased need for flexibility in our future homes through internal research within our studios and across disciplines. The world and the objects and spaces we inhabit are rapidly changing. Social adapts to this dynamic by facilitating movements for more natural interactions in every setting of our multifaceted life at home,” says Marius Myking, Director of Product Design at Snohetta.
Two designs for different situations
Social comes in two versions, Social Turn and Social Tilt, which are differentiated through their swiveling and tilting bases, designed to support the different needs around the table.
Turn is developed around the idea of a full dinner table, where conversations flow in every direction, allowing you to turn and interact seamlessly.
Tilt lets you get closer for focus and lean back to relax and is designed to easily sync with the fast-paced changes in everyday life and encourage movement while sitting.
Together, Turn and Tilt naturally facilitate any situation around the table – homework with the kids, meals, or a digital meeting – and allow you to move intuitively in every setting.
Social is available in six color combinations: Onyx Black, Winter White, Cream, Blue, Green, and Red. The versions are well suited to be mixed around a table and complement each other, and an upholstered seat cushion can be added for extra comfort.
“Being a brand known for creating innovative, ergonomic furniture promoting health and well-being in domestic settings, it was clear to us that the behavioral changes driven by the pandemic would create new opportunities. Having already collaborated with Snohetta on smaller projects, we knew that they, through their multidisciplinary approach, would be the ideal partner to challenge us and help us achieve the ambition of an everyday chair for the modern home”, says Leif Holst-Liaeker, CEO of Varier.
Recycled and reduced
Social is made from post-consumer recycled polypropylene and reinforced with glass fiber. Although built to last, Social is designed for disassembly to facilitate full recycling. The hollow base, made using air-infused injection molding, reduces the amount of material required while at the same time ensuring stability.
With the recycled plastic material and local production in Italy, the chair has a low environmental footprint, and EPDs are available for both versions of the chair to provide an objective insight into the CO2 performance.